24~39集
曹叡の治世から、郭照の最期、曹叡の最期、曹芳即位、曹爽の傍若無人と司馬懿の臥薪嘗胆ときて、張春華の最期、そして10年立ち上がる司馬懿一族という実に緊迫したシーンの連続する今回分で、目いっぱい楽しめました。
あんまり好きすぎて、何をどう紹介していいかわからないくらいです。
このドラマがおもしろくてたまらないのは、なんといっても登場人物の一人ひとりのキャラがものすごくたっていること。それに加えて、すさまじく緊張感の高まっているような場面にもごく自然にユーモラスな出来事なり、演技なりをするっと入れてくるんですが、そのバランスが絶妙で、たまらんのです。
人格が歪んでいるとしか言えない曹叡と彼にひたすら仕える辟邪は酷薄な支配者とその腰ぎんちゃくとして「嫌われ役」の位置に。でも、曹叡の最期が近づくと幼少期のトラウマから抜け出せない曹叡、明らかにはされないものの彼の愛人でもあったであろう辟邪の曹叡への思いが、表面にでてきました。
曹叡の死が迫って、跡継ぎと定めた誰の子なのかもはっきりしない幼児を誰に補佐させるかで、大慌ての重臣たち。その重臣たちを最後まで振り回す曹叡。
曹爽が大将軍に?という一幕では、ほとんどドタバタのスラップスティックコメディ。ともかく棚ぼたで曹爽は、司馬懿と共に新皇帝を託される。
「司馬懿これで死ぬ」といいなあと戦場に行かせたり、後を任せたり、曹叡の司馬懿に対する感情のぶれが大きい。
母と共に殺される危険があったところを司馬懿に背負われて、郭照を母と呼ぶことで助かった昔のようにまた自分を背負って送り出してくれという曹爽の姿には哀れしか感じられなかった。
そして、始まる曹爽の独断専行。それをあおる何晏たち。
なんとか司馬懿から兵権を取り上げ、司馬家を排除しようとする曹爽グループと司馬懿グループの表と裏での戦いが始まる。
司馬懿の表面的なスタンスは、揉め事は起こさないというものなので、次男司馬昭はいらだっていますが、裏でちゃんと死士を養成してたりします。
表の顔と裏の顔をきっちり使い分ける司馬懿。曹爽や何晏は皇帝をないがしろに我が世の春と好き勝手をし放題。我が子は皇帝の顔をしてると言い、取り巻きに陛下と呼ばせ、後は司馬懿さえいなければ・・・と思っているところに、長男司馬師の妻で、夏侯玄の妹が殺されるという事件が起こる。
その犯人を司馬師だと決めつけ、彼を拷問にかける曹爽。
息子を拉致された衝撃で張春華が血を吐いて倒れる。司馬懿は曹爽に長安の兵権を渡し、息子を連れ帰るが、妻の死には間に合わなかった。
これをきっかけに寝込んでしまった司馬懿。
そして10年。司馬懿72歳。すっかり衰え死んだも同然の老人だと油断しきった曹爽たちを司馬懿率いる死士の一団が襲う。高平陵の政変の始まりです。
これまで自分はいつも誰かに使われる刀だったが、今日は自分自身が刀を振るうって科白、すごみがありました。
この司馬懿によるクーデターはあっという間に成功、何晏を捉え、曹爽を下し、皇帝を「解放」
一連の軍事行動にリズム感を感じました。でも、弓や刀を構えた一群が司馬懿の一にらみで戦意を喪失とか・・・相変わらず緊張と緩和の微妙なバランス。
これから「事後処理」というところで、39集。
曹爽や何晏に寛大な顔を見せている司馬懿ですが、彼らって確か一族もろともに抹殺されたんじゃなかったでしょうか?
この曹爽も居丈高で残酷、欲深な独裁者として描かれると同時に、脇が甘けりゃ底も浅い、父曹真には及びもしない小人物のあわれな姿を見せる。
曹爽を倒した司馬懿は、これからのことはお前たちだと息子たちや弟子たちに言って、自分は例のカメをいじってますが、ほんとか?
司馬懿の二人の息子も温厚な司馬昭に対して、より野心的な司馬師とはっきり性格が分かれ、そこに柏霊筠の生んだ司馬倫が加わって司馬家次世代の顔ぶれも楽しみです。
実は嫂である夏侯玄の妹を殺したのは、彼女が司馬懿の隠している死士を見てしまったのを知った司馬師と司馬倫なのですが、それを隠しきる弟二人は長兄より父親似なのかも。
白粉つけてるのかとうわさされたという何晏には女性の閻汶宣がキャスティングされ、若い時代だけでなくひげを蓄えても彼女が演じていました。声の方は、狐芳不自賞で鐘漢良の声やってた人なんで、ギャップがすごいです。
この閻汶宣、暗黒者でレポーターの汪蕊だったんですよね、男性の役を違和感持たさないようにやっているのに感心しました。
何しろこのドラマ気に入りすぎて、細かく話をしだすときりがないんです。
後5集しか残ってない!!
つい最近、九州・海上牧雲記でも同じタイミングでブログアップして、臍噛んだわけですが、今度は大丈夫ですよね。一応史実扱ってますからね。司馬懿が死ぬところまではあるんでしょうね。
なんかもう疑心暗鬼。でも、信じてますから!!