1~25集
第1季の後、警察官になった方木が、また異常な事件に巻き込まれていく話です。
第1季が当局にばっさりカットされたのを踏まえたために、ヘビースモーカーでアルコール中毒っぽかった邰偉はどっちもなしの上に、第1季を通して描かれた彼自身が抱える過去の事件のトラウマもすっかりなかったことになってます。
監督やスタッフの多くが交代したためか、全体にど~~んとヘビーな雰囲気は変わらないものの、第1季に感じられた畳みかけるようなスピード感が薄れたようにも思います。
邰偉個人の話がなくなって、方木に絞られてしまったせいもあるのかもしれません。
でも、メインキャストが交代しなかったのは幸いで、第1季の世界観を大きく損なうことなく第2季につなげられたのではないでしょうか?
第2季では、邰偉は上司達とも併せて不安定な方木を支える兄貴分の位置にあって、それはそれで悪くないんですが、原型の第1季の邰偉を知らずにこっちだけ見ると彼の抱える闇、だからこそ理解できていた方木が抱えてしまった闇の深さや彼の絶望が理解できなくなってしまいます。まあ、麻薬組織に潜入捜査してて、任務達成のために仲間の潜入捜査官を殺してしまったなんて、当局には受け入れがたいんでしょうが・・・話はぐちゃぐちゃになってしまいます。でもまあ、みなさん、ノーカット版ご承知のようでw
第2季は25集ですが、最後の結末が二通りあるマルチエンディングになっているので実質24集です。最後の10分弱を除くと後は一緒でした。
一応の犯人が自首して終わる24集、次の殺人を犯すさらに上のランクの犯人の登場で終わる25集。次へのドラマにつながっていくのは25集の方なんですが、自首しなかった犯人を見逃していることにもなるんで「お利口さんな」24集を作って、予備みたいに25集も公開したのかなあとこっちの推理に精を出したりしました。
連続殺人事件から始まり、誘拐、人身売買、代理妊娠を行っている黒社会の組織がずっと彼らの前に立ちふさがるのですが、事件はそれだけではなく、さらに根の深いものがあった。
方木を警察に入れたことをずっとよかったのかと問い続ける邰偉たちですが、本人はけっこうやる気満々に刑事生活をスタートしています。
でも、身近な人たちが次々に襲われ、誘拐され、犯人を追う過程でさらに犠牲が出た上に、彼の信頼する人物たちと事件との関わりが暴露され、方木の精神が崩壊しそうになっていきます。
それにしてもよく人の死ぬドラマです。それも被害者も加害者も方木にとって重い関わりがある。これだけ追い込まれて、よくまあ方木もってるもんだ・・・と思う。で、その視聴者の思いがまた、制作サイドの仕掛けにはまる理由になるわけで・・・
如何にも悪そうな冨二代、怪しげな催眠療法士、記憶を失った少女と、物語の進行に従って、次々と新しいキャラも登場しました。でも第1季から続けて登場しているキャラが重要な位置を占め、方木と邰偉たちが経験してきた事件もまた第1季からつながっています。
そして、そのまた続き・・・もし第3季が制作されるとしたら、それは映画の心理罪之城市之光と同じ原作に基づくことになると思いますが、ますます方木にはつらいことになるはずです。
私は原作は読んでないものの、先に城市之光を見てしまったので、ほぼこの先の方木が予想され、気の毒でならないところです。でも、第3季出たら絶対見る。
演員
陳若軒 飾 方木
王泷正 飾 邰偉
袁 晶 飾 楊芸
彭 渤 飾 唐悠
張 翔 飾 陳哲
呉国華 飾 刑至森
袁忠遠 飾 辺平
韓州 飾 大壮
大 牙 飾 阿展
周清垠 飾 邢娜
謝櫻斐 飾 梁澤昊
趙崇越 飾 陸大春
郭依琳 飾 廖亜凡
俞思遠 飾 米楠
皓 飾 譚紀
倪瑜坤 飾 曲蕊
王欣如 飾 田菲菲
白錦程 飾 周国清
職員
出品人高飛、張小波
制作人張小波、殷妮、李芸、劉艶、楊軽
監 制殷妮
原 著雷米
導 演程浩
編 劇大給、土豆