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最近見た映画たち 追龍、英雄本色2018、追捕

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最近見た映画たち 追龍、英雄本色2018、追捕

 微妙に香港ノアールつながりの3本。見た順番通りなんですが、真ん中のが一番見る気満々だったんですけど・・・ショボン。後の二作は大満足でした。

追龍

イメージ 1

 甄子丹と劉徳華が共演した黒社会を描いた映画。1960,70年代の香港を舞台に、警察組織の中でのし上がっていくと同時に黒社会にも深くかかわっていく腐敗警官の雷洛@劉徳華と香港に流れてきて、チンピラからたたき上げて大物になって行く伍世豪@甄子丹の二人の話。

 モデルになった人物もいたそうです。メインの舞台になっている九龍城を初め、植民地時代の香港の雰囲気を強く感じさせてくれます。

 甄子丹主演だからビシッバシッなアクション映画かと思ってたんですが、アクション映画ではあるけど予想とは違いました。アクションを見せるより、二人の男たちの生き方を見る映画だったと思います。

 すごいな~と思ったのは、葉門や一個人的武林とかで見たアクションとこの映画のアクションは全く違うことです。功夫や武芸には全然知識のない私が見ても、この伍世豪のアクションはただ腕っぷしの強い兄貴分のアクションなんです。当たり前のことかもしれないけど、やっぱりドニーさんすごいな~という方面でも楽しく観賞。

演員
 
甄子丹  飾  伍世豪
劉徳華  飾  雷洛
姜皓文  飾  大威
鄭則仕  飾  猪油仔
劉浩龍  飾  細威
湯鎮業  飾  顔童
喻 亢   飾  哑七
胡 然   飾  阿晴
徐冬冬  飾  玫瑰
黄日華  飾  厳正
周麗淇  飾  阿梅

職員
制作人王晶、甄子丹、劉徳華、王雅琳
監 制王晶
導 演王晶
編 劇王晶


英雄本色2018

イメージ 3

 突然飛び出してきたかつての名作のリメイク。というかシリーズ4作目??ナンバリングがよくわからない。

 主演が王凱、馬天宇というだけで見たわけで、中身に全く期待はなかったです。王凱見たし、馬天宇見たし、李眠城と郭暁然まで見られたんで、まあよしとしますか。

 が、それにしてもあまりにぬるすぎる展開にめまいがした・・・

 ベースは狄龍、張国栄、周潤発の英雄本色なんですが、当時を舞台にしたというのではなく現代の香港を舞台にしています。日本でのロケがされたことでも話題にはなりましたが、いったいこの日本はいつの日本なんだ?それこそ1960.70年代の映画によく出てきたカリカチュアライズされた日本の描写を現代の描写にくっつけて出されてもな~
 これ、わざとやるんなら、舞台を50年くらい前にすべきだったと思う。
 
 それに地震ネタはひとかけらも笑えない。

 王凱が張り切ってるのもわかるけど、ストーリに描かれたキャラが成熟していないんでどうしようもない。張国栄にどこか似ていると言われてた馬天宇がその位置のキャラをするんで大丈夫か?と思ってたんですが、こちらはそう心配することなかった。となると周潤発の位置に王大陸なんですが・・・まあ比べなきゃいいんですが、どうしても浮かんできてしまうw

 俳優のキャスティングにも問題はあると思いますが、それ以上に脚本が・・・英雄本色や呉宇森へのリスペクト云々という話も耳にしましたし、確かに白鳩も飛んでましたが、なんかちゃう~~とうなり続けてしまった。

演員

王 凱    飾  周凱
馬天宇   飾  周超
王大陸   飾  馬柯
余皑磊   飾  阿倉
林 雪    飾  哈哥
呉 樾    飾  皮筋
李岷城   飾  郭隊長
李 梦    飾  美琳
張艺上   飾  璐璐
中野裕太 飾  岡村
石 凉    飾  周父
姜珮瑶   飾  陽陽
曾志伟   飾  犯人大哥
郭暁然   飾  船主

職員
出品人宋歌、姚国峰、綦建虹、陳定岭、旭、沈培今、楊超、王凱、田明、王京花、講武生、杜揚
導 演丁晟
編 劇丁晟、許陽
撮 影丁豫
美術設計馮立剛
動作指導韓冠華
造型設計王毅
服装設計曹延貴

追捕

イメージ 2

 こちらは正真正銘の呉宇森監督の映画。40年前の高倉健主演の「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイクというか、西村寿行の小説の再映画化。
 昔の映画も見てるんですが、あんまり頭にも浮かんでこなかったというか、比べようとか思わせない作品としての確固とした個性が感じられました。

 畳みかけるようなすごいスピード感、シャープな演技と画面作りで映画から目が離せない。けっこう無理な展開もしてるんだけど、それが気になってこないのが脚本と演出の力でしょうね。

 この映画とほぼ同時に日本公開された妖猫伝が日本語吹き替えしかないという悲惨なことになったために、こっちはどうかとひやひやしてたんですが、心配はいりませんでした。日本語、英語、中国語が入り混じる会話の中でストーリが展開。主に大阪でロケをしたという舞台はどこを見ても現代日本社会だし、ゲイシャガールやスモーレスラーなんかは出てきませんでした。

 俳優陣も中国、日本、韓国からキャスティングされているし、スタッフもいろいろ。それに原作小説ではマッチョな男性と彩り美女というワンパタン設定に辟易した記憶があるのですが、ストーリ展開に必要なキャラに女性俳優が配置され、話題作りだけのベッドシーンもなく一個のキャラとして活躍していたのも好感度が高かったです。私的には絶対こっちの方がおもしろいって思えてきたとこ・・・
 
 映画の国際化ってなんだと思わされたこの冬でした。でも、これからの映画製作はどんどんこういう方向で国際化していくだろうなと感じました。
 
演員
 
張涵予     飾  杜丘
福山雅治   飾  矢村聪
戚 薇      飾  真由美
河智苑     飾  紫雨
呉飛霞     飾  紅霞
桜庭奈奈美 飾  百田里香
池内博之   飾  酒井宏
岡本多緒   飾  田中希子
国村隼     飾  酒井義広 
竹中直人   飾  大阪警局高官伊藤
徳永邦治   飾  浅野雄二
田中圭     飾  真由美未婚夫
吉沢悠     飾  誘拐犯
倉田保昭   飾  流浪漢 
斎藤工     飾  誘拐犯

職員
出品人  林建岳、喇培康、葉容江
監 制  陳慶嘉
原 著  西村寿行
導 演  呉宇森
編 劇  聶宏風、陳嘉上、阮世生、江良至、顧在林、王思敏、葉沛洁
撮 影  石坂拓郎
配 楽  岩代太郎
美術設計     小川久美子


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