9~24集
終わっちゃいました。
今回のシリーズは、当局との間でいろいろあった結果今まで公開されなかったという事情があってそれを踏まえて見ているのです、そのせいでちょっとあれっと思うところがあると、カットされてしまったか?としか思えないのは、単純にドラマを楽しみたい人間にはつらいものがありますね。
第3季単体で見るとこれまでのドラマの雰囲気、オープニング動画や画面作りの質は維持しているし、複数視点で進むドラマを収斂させていくミステリとしての出来も悪くなかった。でも、やっぱり第1季、第2季から見てると、雰囲気は維持していても、主要な演員の交代もあってドラマ自体の連続性は弱くなってしまったかなと思わざるを得ないのは残念です。
以下、ストーリというよりキャラの話に踏み込みますので、第1季から見てる方にはネタバレになると思いますので、ご容赦ください。
見てない人にはなんのこっちゃだと思われますので、ご自由にw
前半は2集で一つ、後半は3集で一つのエピソードという構成。
今回のロケ地は重慶なのですが、ここで起こる事件とそれに対応する羅飛たち、恩人樺の事業と家族を守り復讐を遂げようとする阿華、そして東南アジアのどこかの国の監獄に入れられた薛天の三つの話が並行して進みました。
後半になると三つの話の関わりが明らかになってきて、大結局へとなだれこみます。
この第3季では第2季から続くDarkerグループと羅飛たちの知恵比べが直接対決の色彩を強めています。その上に、羅飛が現在のようになった事件の真相がすっかりひっくり返る事実があったはずなのですが、そこがすっかり飛ばされてしまっている感じがします。
もう一つ、薛天と羅飛の関係に加えて、阿華と薛天の関係がクローズアップされます。第2季で薛天が愛情を抱いた盲目の女性の治療を薛天が阿華に依頼しています。しかし阿華には樺を殺害したDARKERの一人薛天や樺の事業を簒奪した者たちをそのままにするつもりはかけらもない。
監獄で薛天の房に入れられたいかにも文科系でひ弱な冤罪を主張する青年杭文治。彼と薛天は脱獄計画を立てる・・・
この監獄が中国国内ではないのは、めちゃくちゃな実態の監獄を現在の中国に設定できなかったんだろうなと憶測。まあ、民国時代ならいいのでしょうな。(cf:遠大前程)
こっちのサスペンスタッチの盛り上がりも結構面白かったのですが、やっぱり薛天が薛天に見えない。というか第1季と第2季の薛天と同じ薛天と意識できなかったのはつらい。
俳優交代するなら、第2季のときにしといてほしかった。魏千翔の演技は悪くないのですが、第3季で登場した薛天の立ち位置がすっかり変わっていることもあってもう羅飛の友人であったあの薛天には見えなかったのです。
それを言うなら、孟芸もそうなのです。こちらの人も「孟芸」と言われても、雰囲気違いすぎて違うよな~としか。
そのなんか違う孟芸がとうとう羅飛の前に姿を現しました。
孟芸の父親が犯人とされた20年前の事件の真相を解き明かそうとする羅飛。この事件に特捜チームの新人陸飄飄の父親が関わっていることがわかってくる。
阿華の復讐劇は一応の結末を迎えていますが、羅飛と孟芸の間に隠されている謎はまだそのまま。だいたいどうやって孟芸はあの爆発現場から逃れたのか・・・
富二代の羅飛がなぜお金に困っていたのかとか、第1季から続く謎もそのまま。
登場人物に関わる謎もそのままだし、羅飛自身がDarkerになっていくのではないかという危ういバランスもそのまま。
けれど、もう第4季が作られることはないのでしょうね。
先週から白宇の紳探がスタート。この主人公が「羅非」だったために、お茶吹き出したのは私ですが、大陸のサイトでも羅飛vs羅非、暗黒者vs紳探みたいな評論がいくつも出ています。
第1季の暗黒者vs紳探なら、暗黒者の勝ち。第3季の暗黒者vs紳探なら、紳探の勝ちという見方しているサイトを見ましたが、まあそうかな~という気もします。もっとも紳探はまだ第6集までしか見てないので、これから変わる可能性ありますね。(今日現在で第12集まで見られます)
演 員 角色
郭京飛 飾 羅飛
李 倩 飾 梁音
魏千翔 飾 薛天、孟寒
曲少石 飾 周浩
胡耘豪 飾 饒東華
趙 茜 飾 陸飘飘
朱 杰 飾 尹剣
王 闖 飾 杜明強、文成宇
王 菁 飾 熊原
宿 丹 飾 曾日華
邱震瀚 飾 杭文治
張黎明 飾 丁局
孟阿赛 飾 豹頭
杜若溪 飾 孟芸
李林裕 飾 王詩詩
潘彦霖 飾 崇越
王美人 飾 郑佳
職員
制作人方芳、李尔雲、白一驄
監 制郭京飛
原 著周浩暉
導 演毛鲲宇、楊龍、邱晧洲
編 劇張鳶盎、湯祈岑