テレビ版55~58集(大結局) あたしゃもう知らん!
中華ドラマ見るようになってずいぶんになるけど、こんなひどい大結局ちょっと記憶にない!というくらいお粗末な大結局。
なんでもありの中華ドラマ見る以上、たいていのことは笑って済ませる覚悟はあるんですけど、これはひどすぎる。
今から腹立ちまぎれに書きまくりますんで、これから見る人で「来週のお話」を楽しみにされている向きには、画像以下はお勧めしません。でも、見終わったら、絶対腹立つと思う・・・
白子画に監禁されている花千骨を救出に向かう落十一、糖宝、孟玄朗、軽水の4人。
そこに聶満天が現れて、糖宝が殺されてしまう。
そのショックで、白子画の力で封印されていた花千骨の力が一気に解放され、彼女が妖神に変身。
みんなが死んだのはあんたらのせいだ~~と、世尊と聶満天を捕え、七殺派に拘束、今後は私が聖君じゃと宣言する花千骨。
二人を助けるためにやってきた白子画は、世尊と引き換えに千骨の元にとどまることを承知する。
それで、白子画鎖でぐるぐる巻きシーンとか、お風呂に入るお手伝いシーンとか出てきたわけです。
じゃあ、花千骨がしっかり妖神になったかというと本来の善良な性格から、一応師伯の世尊は殺せず、聶満天も「簡単に死ぬなんて楽はさせない」とか言いつつ、実は殺せないという宙ぶらりん状態。
このドラマじゃ、邪の方がみんないい人なんですから、いいのか、これで?
そんなこんなしている間に、竹染が白子画に「ほんとは千骨をあんたも愛してるんだろ?認めろよ。」と迫る。
この辺からがもうめちゃくちゃなカットだらけの編集で話がいったいどうつながっているのか、さっぱりわからない。だから、想像で補って書いてるんで間違っててもしらんです。
いったいいつ白子画は絶情水浴びたんだ?
白子画が自分のために消魂釘を打ち込まれたり、いろいろしてくれていたことを知った花千骨。「じゃあ、師父も私を愛してくれてたんじゃないの?なのに、どうして~」と白子画に迫るが、「だからと言って、お前と私は永遠に師弟関係」と拒否される。
結局、師弟対決の末に、花千骨が倒れ・・・
でも実は生きていた花千骨は記憶を失い、白子画の保護を受けている。そして二人は・・・というおしまい。
これ、自分で書いてても適当だな~と思うくらい、想像で埋めています。でなきゃここまで書きません。
思うに、偉大な長留派の尊上白子画が、どのように花千骨を愛するようになり、彼女のために何をして、何を犠牲にしてきたのかが語られる場面がすっぽり抜けてるんじゃないだろうか。
いきなり、竹染が白子画に愛してると認めろよと迫り、顔中ぐしゃぐしゃにした白子画が悶えてましたが、この場面は大いに怪しい。ここだけ残して、つじつま合わせにして後はカットしてしまったっぽい。
最後の〆も違うんだろうね、花千骨の弟子になった幽若も原作だとただものじゃないはず。
だけど、私は原作は読んでないんで、ドラマだけが「花千骨」なので、原作とエンディングが違っていても、登場人物のキャラ付けが違っていても、坊主になるはずが医者になってても、ドラマとしてきちんと整合性のある結末が付いていれば、一向にかまわない。
そこら辺は、激怒している彼の地の花千骨ファンとは違うのですが、こんなぐしゃぐしゃのエンディングはあり得ないと思うのは一緒。
最初の方のドラマ展開はそれなりにしっかりしてたし、杀阡陌、東方卿を筆頭にキャラの立った脇役もいて、次の展開が楽しみだったんです。原作では中間あたりだという花千骨蛮荒追放あたりからドラマの展開に焦りが見え、57,58集になるともうとにかく終わらせてしまえという雰囲気がありあり・・・
時間が長すぎて、編集する必要があるんなら、全体をきちんと見直して、バランスよく編集するべき。
ドラマそのものをぶちこわすような大結局見せられた後じゃ、血みどろシーンやキスシーンが当局の指示とかでカットになったとかそんなことはたいしたことじゃないと思えてきた。
最後に、ずっと追いかけっこだったテレビ版と未削減版、昨日突然未削減版が50集になって、終了。中味はテレビ版と一緒。余分な長さの分、隋唐英雄みたいにテレビ版で飛ばしまくった分も入ったのがでるかと期待したんですが、ダメでしたわ。残念。
ああ、疲れた・・・