1~10集
江湖な網友におもしろいと薦められて見始めました。
「隋唐英雄」クリアして、その次「新版隋唐演義」ってのもあんまりだし・・・
「隋唐英雄」クリアして、その次「新版隋唐演義」ってのもあんまりだし・・・
けっこう軽めで面白いです。
数年前に彼の地で流行った破案ものですが、一つ一つの話は短め。「神探狄仁傑4」みたいに延々40集以上も一つの謎を追っかけるということはなく、早いと「お前がやったんだろ」「はい、やりました」みたいなのも混ざってます。
主人公1の孟天楚は父親をなくし、なぜか母親と共にイタリアで暮らしていたが、弟分の辛格と共に、亡父の結拜兄弟夏一刀を頼って、明に戻ってくる。
やってきた夏府では、ちょうど娘のヒロイン鳳儀と一刀の義子で師爺(捜査主任みたいな感じ)を勤めている主人公2の段平の結婚式の真っ最中。ところが、孟天楚たちの格好がどうみてもまともな中国人じゃないというので、夏府に脅迫状を送ってきた陳六ではないかと疑われる。
というのが、探偵物系列の話の発端。
この「刑名師爺」、もう一つの題名を「刑名师爷之迷情双龍」というくらいですから、恋愛ドラマの要素もしっかりと。
段平と夏鳳儀は相思相愛で、「天地に一拝~」まですませたところで、父親から鳳儀と天楚は生まれる前のいいなずけというとんでも発言が飛び出して、結婚式はとりやめ。
なにがなんでも段平と結婚する気の鳳儀は孟天楚に自分をあきらめさせようとするが、天楚が彼女にひとめぼれで、あれやこれやと迫るものの相手にされないという展開で10集まできました。
段平と孟天楚の二人がともに師爺となって、活躍するというはなしになるらしいのですが、現時点では段平に負けないように師爺にもなりたい、科挙も受けたいと天楚が張り切っているだけです。
この主役3人。
段平の呉奇隆はまたしても、無口、冷静、聡明、切れ者、愛情豊かというステロタイプな役です。でも、「歩歩驚心」の雍正帝や「白髪魔女傳」の卓一航に比べると、スマートですっきりした主人公ぶりです。
霍建華の孟天楚はイタリア帰りということで、誰が見てもジョニデ@パイレーツ・オブ・カリビアン。この格好のためにスタイリストやらなんやら特別に5人もついているのが笑える。
こちらはイタリア帰りの規格外れで、言動が回りを驚かすが、絵を描き、パンやピザを焼き、解剖にも化学実験にも長け、自転車まで作る才人ぶり。特技は盗み聞きにのぞき見
こちらはイタリア帰りの規格外れで、言動が回りを驚かすが、絵を描き、パンやピザを焼き、解剖にも化学実験にも長け、自転車まで作る才人ぶり。特技は盗み聞きにのぞき見
何琢言の夏鳳儀は、今のところ「段郎~~」と段平一筋、天楚には「海盗」と冷たいですが、どうも途中でひっくり返りそうな予想がします。
ついでに、この鳳儀の父親一刀は王建国で、安定のおじさんぶり。落ち着きますわ~
この落ち着き払った段平ときゃわきゃわにぎやかな孟天楚の組み合わせを見てると、なんか「仙剣奇侠伝3」の景天@胡歌と長卿@霍建華を思い出してしまう。霍建華、最近胡歌の芸風に似てきたんじゃないか?などとw
このドラマはあくまでも探案もので、武侠ドラマではないみたいで、今のところせいぜい短い矢がとんだくらいで、キッタハッタは期待できそうにありません。
そういっても、「隋唐英雄」と「隋唐演義」の間に挟むにはちょうどいい感じの見やすいドラマです。