最近見た映画たち 嫌疑人X的献身
今年の初めくらいからの映画がたまってるのに気づいたので、連投行きます。
それにしても、見てすぐレビューしなかったら、時間と共にイメージがとんでもなく圧縮されてしまってるんですよね。まあ、時間を経ても、ちゃんと覚えているような映画が名作かと思えば、あまりのひどさに忘れられないということもありますから、何とも言えないかもしれない。
見た順番も何ももうめちゃくちゃになってるんで、ただのメモみたいなものです。毎回そうですがw
で、まずは、昨日Twitterで話題になった「嫌疑人X的献身」。東野圭吾「容疑者Xの献身」の中国版です。
だもんで、日本でも出ると思ってたんですけど、今に至るまで出る気配ないです。韓国版もあるそうなんですが、そっちは出たんでしょうか?
この映画、主演が王凱、林心如、張魯一、葉祖新主演というより、むしろ蘇有朋監督ということの方が気になっていました。
もちろん、王凱の「唐教授」が見たかったのは事実。しかし、「湯川学」をピンインから引っ張ってきて「唐川」とやったのはうまい。
もうこの話が最後どうなってるかなんかは、ネタバレ避ける必要もないくらいの小説も映画も人気作だと思うんですが・・・まあ一応は、ぼかす。
福山雅治主演の日本の映画はテレビのシリーズとのつながりがあったので、主人公についての説明的な部分とかが必要なかったわけですが、中国版ではその辺も触れつつ、唐川と石泓の交流、石泓を追い詰めていく唐川、そして唐川に追いつめられたい石泓の表現がされています。いかにも蘇有朋だな~と思ってしまうのですが、彼の監督作品はこれが二作目。むしろ演技者としての蘇有朋を見てきた感じでは、なるほど監督としてこういう表現をしたかったのかとも見ていました。学校行かなくても、監督にはなれる・・・とか思ってしまうw
石泓の献身の対象になる陳婧を林心如。彼女や蘇有朋は還珠格格で大人気となり、今でも交流があるようですが、趙薇でなく林心如にこの役を持って行ったのは大正解ですね。趙薇だとまた違った陳婧になっていたはず。范冰冰?ないなw
王凱の見せ場というか、葉祖新の見せ場というか、アクション場面も取り入れてあり、こちらも満足。日本と中国では国情も違うのでな~と不安もあったんですが、ほぼ原作通りの展開がもう少しクールに展開しました。
この原作、へたするとべたべたな恋愛ドラマとかお涙ちょうだいドラマになり果ててしまう危険性も感じていたんで、十分満足。
ただ、唐川の王凱と石泓の張魯一が同級生ってのが、今一つ腑に落ちない。「お前は若いな~」という石泓の言葉が妙にリアルだったりするw実際は2歳違い?霍建華のドラマ「他来了,請閉眼」でも共演してましたっけ。
こんな感じでw
演員表
王 凱 飾 唐川
張鲁一 飾 石泓
林心如 飾 陳婧
葉祖新 飾 羅
恩熙 飾 陳暁欣
成泰燊 飾 滕坤
趙 陽 飾 傅堅(陳婧前夫)
侯明昊 飾 少年唐川
焉栩嘉 飾 少年石泓
職員
制作人黄志明
原 著東野圭吾
導 演蘇有朋
編 劇許佳鵬