江南旅日記 おしまい
まだまだ南京をサンダル履きで歩きます。
翌朝は、まず書店街へ。卸売りの書店が集まってるところで、本好きには楽しい場所です。価格も卸売り価格なので書店で買うより安くてうれしい。迷子さん、またしても読めもしないのに・・・と、今回は子ども向きのイラストいっぱいで字も大きい本をチョイス。お調子者なので、お手本付きの春聯セットも購入。しかし、買ってどうするんだかは不明w
店にいたものすごく人懐っこいワンちゃん。出会う犬はみんなのんびりした感じ。
午後は南京博物院へ。
広い、とにかく広い。ここも何日かかけないと回り切れるものではない広さ。とても全部なんか見られるわけもないので、今回は土器や青銅器等をさらっとみた後、こちらの特別展へ。やっぱりパワーワードですよね~特に関係はないけどw
おまけに時計コレクションも見て、下の階に行ったら、民国時代の建物を再現したみやげ物ショップがずらり。萌え心をくすぐられて、ここで買い物。
閉館時間の5時ギリギリまでいて、また夫子廟へ。夕食は川沿いのレストランで、獅子頭を食べました。これまで食べたどの獅子頭とも違ったふわっとした食感が美味でした。
そして、またお茶の店に。店員さんが私たちのためにお土産を用意して、残業までして待ってくれていて、感激でした。
昨日に続いていろいろなお茶を試させてもらい、目的の雨花茶の新茶、それも出来立て!をゲット。お茶に詳しい皆さんはともかく、ちょっと身の程知らずかな~と思いつつ私も購入。他にも何種類かのお茶とずっとほしかった茶海を買って帰りました。さっそく入れてもらったとれたばかりの新茶の香り高かったこと。私がやってもこんなにうまく淹れられるかどうかが気がかりではあります。
4日目は南京最終日。午前中に科挙博物館に。ここは入り口。
科挙の歴史とか受験の方法、果たしてきた役割とかがテーマ別に展示されてるんですが、私的にはそこに行くまでにこの壁面とか床面に萌えてしまいました。
科挙の試験会場を覗いたり、状元の「答案」を鑑賞したりととっても楽しいところです。
科挙博物館をたっぷり楽しんで、荷物を取りにホテルへ。 するとホテルの前にすごい人だかりがあるではありませんか。実はこのホテルの隣の公園で小鳥を売り買いする市場?が立っていて、鳥を入れた籠を持った男性たちがわらわらと集まっていたのです。
たくさんの人がいてにぎやかなんだけど人声がうるさいという感じはあまりなく、鳥の鳴き声がさかんに響いていました。まさかこんな光景に出会えると思ってもいなかったんで、うれしい驚きでした。
声を聞いてもらいたいので、動画貼りたいけど、その機能がない。何年も前から改善されないままもうすぐ終了とか・・・
鳥の声を背に明日早朝の帰国に備えて、夫子廟のホテルから空港に隣接するホテルに移動。
楽しい旅も終わり・・・
いつも、終わってしまうとあっという間。
今回はサンダル履きで乗り切りました!風波荘の床w
同行してもらったみなさん、いろいろとご心配、ご迷惑をおかけしました。特に今回の旅行の企画からチケットやホテルの手配、すべてにわたってお世話いただいたKさんには心から感謝です。
江南の風景も人情もやさしく穏やかで、癒しの旅になりました。
とはいえ、というか、だから余計に旧日本軍の蛮行を思うと素直に癒さてていいのかという悶々とした気分が残ったのも事実です。
旅に出ること、本を読むこと、映画やドラマ、音楽・・・自分を豊かにしてくれるものはいっぱいあります。でも、若い時にもっと旅行しておけばよかった。後悔先に立たずですね。
次回はおまけ「食べてみました!」で行きたいと思います。