1~7集
2年ぶりの第二季。楽しみにしてたんですよね~待った甲斐はありました。
第一季の終わりで、100年に一度の眠りにつき、その100年分の記憶をリセットされてしまった無心。
あれから20年たっている設定ですが、愛し合った月牙との思い出も、友人たちのことも敵のこともすっかり忘れ、1000年以上の付き合い白瑠璃との共同生活を送っている。
前作では、チラリとしか出てこなかった白瑠璃が今回は最初から無心の相棒的立場で登場。ただし、彼は幽体か何かのようで、他の人間には姿は見えないし、画面上でも体の上半身ははっきりしていても、下半身はうっすら消えている日本の幽霊状態。
白瑠璃は、無心自身が覚えていない彼のことを全部知っているわけです。
で、新たに始まる第二季のお話。
第一季とのキャラのつなぎ方がうまいのに感心。今回のヒロインは、無心が保護することになった蘇桃。名家の令嬢だったが、父親を殺され、日本軍の爆撃で全てを失ってしまう。無心の元に転がり込んできて、彼の助けで父の仇を討とうとしている。彼女が持っている鏡が今回の重要アイテムの一つらしいです。この彼女が、前回のヒロイン月牙とは全く違うタイプで、何か90年代の台湾アイドル映画に出てた当時の林心如にどこか似たイメージです。
前回のもう一人のヒロイン、可愛い顔してえげつないブラックヒロインの岳綺羅。7集まで見たところで、どう見ても彼女なキャラが登場しているんですが、なんと男性キャラ丁小猫。上海の裏世界の顔役。中の人は同じ女優さんなんだけど、配音は男性。
もう一人、第一季で無心たちと活躍した顧玄武。彼の息子が登場、早速無心たちと友情が生まれています。
この前回からのキャラは白瑠璃はどういう関係なのか熟知しているけど、無心は幻影を見て、何か引っかかるものの釈然としないというところでストップ。これから無心の記憶が蘇ってくるのかな?
日本軍が上海に租界を作って当時という時代背景も十分に生かされています。蘇桃の持つ鏡を狙う謎の日本人は透明の蜘蛛を操り、なんか陰陽師的雰囲気。
これも河神と同じ民国時代を舞台にしていますが、河神に比べれば「リアル」なセットや衣装です。
話は、こちらも負けずにしっかりと世界観を構築しているのが、好ましいです。
今のところ、過去の話とのつながりは明確に出てきてませんが、全27集なんだそうで、テンポよく進行中。これ、終ってないんですよね。あまり急ぐと足踏み状態になってしまうのも嫌なんで、視聴スピードに気をつけてるところです。何しろ見たいのが山積みのこの秋ですから、焦る必要はないw。