1~18集
プロファイラーが主役の警察ドラマ。
ミステリとしての展開には目新しさがありますが、いろいろ突っ込みたくなる詰めの甘さがあちこちにあってですね~できはまあ普通?30分前後×18集なので、他の合間にチャチャっとクリア。
最後の最後で、おわっと目をこすったのが、ツイッターでお騒がせした陳偉霆のワンポイント登場でした。ほんと、何やってくれるんだかw
冒頭でプロファイルを中心に捜査を行うチームが立ち上がり、そこに天才的プロファイラー徐朗教授が赴任してくる。この徐朗のほかに、リーダーの唐森、パソコン使いの謝磊、腕っぷしで勝負の丁嘉の4人が罪案心理小組という構成。
丁嘉の米露は、楊旭文の射英雄伝で梅超風を演じた人ですが、後の俳優にはなじみがないです。徐朗の張超は「あの」神侠侶で大武を演じてたそうですが、小武の韓東君ともどもあんまり記憶になかったりします。唐森の李晨浩も青雲志とかで見てるはずなんですが、同じくキャラはともかく中の人の記憶があまりない。
じゃあ、このドラマに主演したから、印象が強く残ったかというとやっぱり・・・ごめんなさい~なのです。
例えば、白宇は私は鎮魂を見るまで知らなかったんですが、鎮魂一つで印象が焼き付きました。王凱も琅琊榜までは「そういえば見たことがある」程度だったし、刺客列伝のメンバーなんかまるっきり知らなかった。作品次第で強く印象に残ることもあれば、なんとなくすぎていくだけってこともあるわけで・・・俳優さんには気の毒だけど、このドラマでブレークってのはなさげです。
初めの事件で登場した人物が、顔も名前もわからない将来の殺人者たちを残して死んでしまいます。この事実は視聴者だけには知らされています。
この犯人たちとチームの戦いが繰り広げられました。一つ一つの事件は独立しているようで、謎の人物に殺人の手段や方法を教えられて事件を起こしているわけです。
さらに徐朗の弟が殺された7年前の事件につながる曼陀羅の花が犯行現場に現れたり、犯人から徐朗に渡されたりする。
中国のミステリに多い捜査サイドの人達の過去に関わる事件と新しい事件が絡みながら、ストーリが展開するという組み立てです。
犯罪の中心軸になる部分が謎のままという展開は多いですが、最初に将来の殺人者たちが「指導者」に励まされて散っていくということろには目新しさを感じました。
けど、そこから先にはあまりわくわくするところがなかったです。
この手の犯罪心理を扱ったドラマでは心理罪という佳作があるわけですが、どう考えてもそれには及ばない感じです。脚本段階でも配役段階でもキャラの掘り下げが今一つなのがつらい。
加えて、もうひとつ前に見ていたのが原生之罪だという点でも割を食ってるかも。
最後の事件で次々とモニターに映し出される顔を見る徐朗・・・で、一秒足らず映った陳偉霆を見つけたw
結構わかるもんですわw
まあ、全編通じて一番印象に残ったのが、一瞬だけ画面に映った陳偉霆というのも困ったものですが。
演 員 角色
張 超 飾 徐朗
米 露 飾 丁嘉
李晨浩 飾 唐森
王潤澤 飾 謝磊
王今心 飾 李正南
宋恩逸 飾 李天海
職員
出品人張朝陽、薛継軍、杰夫
制作人劉明麗、卞亮、高超、丁叮
監 制劉明麗、唐世鼎、卞亮、張琳、孫琳
導 演周建基、李浩基
編 劇肖詩瑶、彭易穎、韓雨婷