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夜天子 その1

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1~19集

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 天盛長歌と沙海に法医秦明之幸存者で、勝手に盛り上がってるところにやってきたために後回しになっていますが、かなり好みに合っていて楽しく見ています。軽いタッチで重たいテーマをさらっと扱っている感じです。これも主人公に関わる女性が複数いるんですが、ねばついていないのであまり気にはなりません。
 主人公が突然視聴者に向けて話しかけたりするのは、好みのわかれるところでしょう。私は嫌じゃないです。

 主人公葉一天には、徐海喬。彼は醉玲瓏の元湛のような役もいいですが、熱血長安の薩摩多羅とかこの葉一天のような軽みもある役の方が好みかな。この主人公は正義感が強く、弱い立場の人間が権力や金を持っている人間に虐げられているのを見逃すことはできないという英雄体質ですが、武芸ができるわけではなく、口八丁手八丁で事件の解決に乗り出します。

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 主人公の葉小天は元は親代々の獄卒で、捉えられた高官たちを相手に楽しい小役人ライフを送っていた。それが兄が作った借金を返すための金が必要になって、死刑を控えた囚人楊霖の「大金を払わせるから手紙を家族に届けてくれ」という願いを聞いて、旅立ったところから話が始まります。

 到着した楊霖の妻は大変な吝嗇家な上に、内容が愛妾の産んだ子どもに財産を渡せというものだったために激高。一天は楊霖の娘と勘違いした娘夏瑩瑩と、本当の娘でまだ幼い遙遙を連れて、逃げ出すことになる。夏瑩瑩は地方の豪族の娘で縁談を嫌って家出してきている。

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 逃げる途中で、さらの展凝児という武芸のできる女性と知り合う。葫県に新任の典史として赴任する途中の艾楓に同行、途中で艾楓が殺され、彼の身代わりになることになった一天。実はこの艾楓、軍事機密の文書がなくなった調査のために兵部から派遣されてきた人物だった。これ、後に続く伏線だと思ってる・・・

 一天は持ち前の機転、頭脳の冴え、人懐こさと何より強い正義感を発揮して、うろたえるだけで役に立たない上役たちを尻目に、地元に巣くっていたブラック有力者を排除してしまう。

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 やがて、身代わりのお役御免となった一天は、文才がある、字がうまいと科挙を受けることをすすめられ、その気になる。彼の「教養」は牢内で暇を持て余す役人たちから門前の小僧で身につけたものです。

 一緒に行動するうちに恋仲になった夏瑩瑩とは結婚を約束しあうが、もう一人展凝児も一天に思いを寄せるようになる。

 その凝児が所属する蠱神教の教主に気に入られ、話し相手として出入りするようになった。ところが次期教主の地位を狙う反乱が起こり、その結果、偶然に教主になるためのキーワードを伝えられた一天が新教主になってしまう。

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 教主は正式に就任するまでに、一度山を下りて世間を見てくるが、その後は一生山にこもり、子どもを作ることはできないという決まりがあって、一天は老幹部たちと交渉して20年の間世間を見てくることを認めさせる。その間に、結婚して子どもも作れば・・・ということですが、これを知った夏瑩瑩の父親たちは娘の結婚に大反対。そりゃまあそうでしょう。

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 話題それますが、この宋祖儿の夏瑩瑩の父親が那年花開月正圓で周瑩の父親役だった劉佩、祖父が天龍八部の鐘万仇の魏宗万とすごい顔ぶれw 

 とにかく山を下りてきた一天と弟分で弓矢の達人華雲飛に、金持ちのおぼっちゃん羅大享の二人に夏瑩瑩、蠱神教からの付き人二人。しかし、華雲飛はで実は父親から受け継いだ錦衣衛の「草のもの」だし、羅大享の父親羅百川は実は楊応龍の腹心・・・これを息子は知らない。

 葉一天は最下位ながらも科挙に合格、彼を好きな凝児に頼まれた安家の支持を受け、元居た葫県に同じ典史として赴任することになる。ところが、「艾典史」にこっぴどくやられた徐伯夷が状元となって、同じ葫県に上官として赴任してくる。

 そして、始まる徐伯夷の嫌がらせをどう切り返す?さらに徐伯夷を利用している田妙雯や楊応龍のたくらみは?とドラマの核心部分で近づいてきたところでしょうか?
 
 ほとんど無一文の状態から始まって、ほぼ雪だるま式というかわらしべ長者式にレベルアップ、19集まで来たところでは彼の存在は、特に彼を敵視するものには無視できないものとなっています。何しろ  教の教主、科挙に合格した新人官僚の上に、秘密裏に錦衣衛にスカウトされ、有力者に知らないところで保護され、一方では徐伯夷や花県令をはじめとするこのまま腐敗した状態を維持したい勢力、彼が横取りした形になってしまった蠱神教の楊応龍、彼は朝廷でも権力を握ろうとしているようで・・・このあたりがみんな葉一天の「敵」になってるんですが、彼自身はそういう全体像が見えないまま、身近な「悪」に対抗してはさらに恨みを買っている感じです。

 このドラマ、始まったあたりでは怪侠一枝梅のような展開するのかと思いましたが、外れた感じです。最後まで見ると一天がどこまで転がってレベルアップしていくのかが楽しみです。今のところ絶好調の葉一天、そろそろ何か痛い目を見そうな予感がしているところです。さて?

 最後になりましたが、このドラマ、7月になくなった計春華が蠱神教の長老役で出ていました。チェックしてなかったので、びっくり・・・エンディングの演員表の名前が四角く枠で囲んであったのが悲しい。エンディングに流れるメイキングでの楽しそうな様子も悲しい、出演は正味1集分だったけど顔が見られたのがうれしく、でもなにかやつれて見えるのが悲しい・・・

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推理筆記

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1~20集

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 夜天子でも闘破蒼穹でも燈紅年代でもなく、超マイナーと思われる推理筆記。
 23分強×20集のドラマ見終わるのに、ほぼ一年かかってしまった。

 大した量ではないんですが一気に見ようということもなく、ちょっとした時間に見続けて一年間。やっと終わりました。

 主役の張一楓は唐人街探案の第一部でちょっと忘れられない印象的な役をしていました。(見た人はわかってくれると思うけど、ネタバレはやめときます)その彼女が主役というのでちょっと興味がありました。よく見りゃ最近見てた媚者無疆のイケメン李嗣源の汪鐸、嫌疑人X的献身で王凱の唐川の少年時代を演じていた侯明昊の三人が主演。

 少女アイドルグループのメンバーが次々殺されるという事件から始まって、名探偵コナンの黒の組織か何かのような世界制覇を狙う扑克牌(トランプ)という組織の陰謀を暴こうという話にまで風呂敷が広がりました。

 そしてこのアイドルグループのメンバーの一人夏早安は心臓移植の手術を受けたときに扑克牌を裏切って殺されたエジソンという人物の意識が共生するようになっている。張一楓は一人二役ではないものの、一瞬で表情としぐさで早安とエジソンを切り替えて見せてます。この人、将来が楽しみ。

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 早安と幼馴染で同じ高校に通いずっと一緒にいる米卡卡は推理の天才。早くに両親を亡くし、刑事をやっている兄米杰に育てられた。周囲は卡卡が将来捜査官になることを期待しているが、兄は弟に危険なことはさせないと反対している。

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 二人の高校の先輩斉木は表面は穏やかな美大生だが、実態は扑克牌のメンバーで子どものころに母親の手で組織の実験台に差し出されていた。

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 早安の中にいるエジソン、米卡卡、斉木の三人の天才が出てきて、知恵比べをする・・・というわけでもなく、早安と米卡卡が協力して、トランプ組織の陰謀を暴こうとし、斉木は組織を自分のものにしようとして指導者たちに反旗を翻し、米卡卡の兄にも裏がありそうだし、米卡卡本人にも何か組織から狙われる秘密がありそうだし・・・と20集見終わっても、プロローグを見ただけのような感じです。

 ストーリ展開は突っ込み始めるとキリがないくらい穴だらけ。怪しいと思ったのはちゃんと怪しいし、危ないと思ったのはちゃんと被害者になってるし・・・その説明で納得する?ってw
 まあ、その辺はスルーしとこう。
 
 夏早安は人気アイドルグループのメンバーで、都合のいい時には彼女のファンを持ち出して協力されたりしてますが、ほとんどこの設定は無視。いつも米卡卡と一緒に町中をうろつき、学校でもずっと一緒、家にも出入りして、合宿所にまで同行するのに誰にも突っ込まれていない。このアイドル設定、無理ありすぎ。
 だいたい張一楓という俳優は、若い女性でもアイドルというタイプじゃない。

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 汪鐸は当初のひょろっとした先輩のあたりから気色悪かったのですが、正体表わしてから目いっぱい気色悪いキャラをやってます。

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 この二人と並ぶと、癖のないイケメン侯明昊は健康優良児的な天才児。両親の謎とかなんでも知ってる天才とかなんとなく素直な衛斯理って感じもします。

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 これに弟思いな熱血刑事米杰を合わせて、主役陣の組み合わせはおもしろいんですが、いろいろ残念なことが多すぎて。

 まず、このドラマ、主な撮影地が台湾なんですね。稲荷村(いなりむらに非ず)は十份あたり、町の様子も大陸ではなくて台湾っぽいです。別に台湾俳優とか台湾スタッフというわけでもないようなので、これはちょっと意外でした。

 部屋の間のドアが開いたり閉じたりする迷路、実は部屋が動いていた・・・というような大掛かりなトリックも出してくるんですが、アニメならともかく実写でCGも使わずに撮影したのにもびっくり。いや悪いとは言いませんが、こんな風に動いてるというCGの説明がむなしかったw

 原作では主人公たちの設定がずいぶん違っているようで、全く違うキャラ設定の映画版もあります(見てない)

 配信からもうすぐ一年ですが、もう続きは出さないんでしょうか。まるで終わってないんですがw

演員   角色  配音
張子楓  夏早安 
侯明昊  米卡卡  楊天翔
汪  鐸  斉木
王家梁  米杰
孫其君  愛迪生  王梓
袁咏琳  庄妍

職員
出品人張昭
制作人蔡英典、劉景格、陳秀卿
原 著早安夏天
導 演林清振
編 劇司南、呉雪、西北、洪嘉佩、尉艶、王舒、王新宇

橙紅年代 その1

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1~17集

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 あらっと思ったら、もうここまで見てしまいました。ストーリに起伏と厚みがあるし、キャラも個性豊かで無駄キャラいないし、視聴者サービスもしっかり入れてくるんで見始めるとものすごい時間泥棒w

 全47集で、今日が大結局なので、多少猛スピードで見ても足踏みして待つということにはならないので安心。
 闘破蒼穹は、うっかりしてたら追いつきかけてちょっと焦ってます。こっちはまた明日にでも・・・

 20歳の劉子光は父親を目の前で殺されたことをきっかけに当てのない旅に出る。そこで出会った年長の葉望龍に助けられ、共に大金を稼げるというM国に行き、酒場で働くことになる。チンピラに殺されかけた葉望龍を助けたことで、二人は義兄弟になる。

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 大金を稼ごうと葉望龍に引っ張られていった先は麻薬の密造基地。そこで組織に入ることを拒絶した劉子光はリンチにあい、檻に閉じ込められてしまう。そして、4年がたち、この間に子光は檻の中で体を鍛え、武器の扱い方も覚えていく。葉望龍の手引きで劉子光は麻薬業者から逃げる。その後、葉望龍はボスのコンウェイを殺し、その後釜に収まり、新しい麻薬「天使」を開発する。

 逃げた劉子光は飲み屋を営む黄振武のところで働いていたがそこで葉望龍と再会。共に儲けようと誘われる。それを断わった劉子光だったが、実は麻薬組織を探るために潜入していた警察官だった黄振武に麻薬組織に潜入して情報を得てほしいと協力を求められる。

 葉望龍の酷薄な正体に気づいた子光は彼に協力するが、警察のスパイと発覚した黄振武を殺害することを強要される。

 劉子光の通報で麻薬業者の集まった船が警察に包囲され、その場にいた子光は海に飛び込んだ・・・

 とここまでが、プロローグ。

 海岸に打ち上げられたところを救われた劉子光は記憶を失っていた。

 彼の記憶にあるのは8年前の20歳の自分で、鏡に映る体中に弾傷や刀傷のあるプロの戦士のような28歳の人物を見ても自分とは思えない。

 その彼が何者かと怪しむ警察官の胡蓉、実は彼女は劉子光をスパイに送り込んだ黄振武の娘なのだが、自分は知らない。
 
 かつての隣人や友人たちと再会して記憶は戻らないものの江北での生活もそれなりに落ち着いてくる。

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 偶然劉子光が助けた誘拐された少年の父聶万峰こそ、かつての義兄弟葉望龍だった。こちらは劉子光に気づくが、劉子光は知らない。

 そして知らないままに聶万峰の掌の上で転がされ、江北市の権益と麻薬市場に関わる争いに巻き込まれていく。

 江北に戻ってきたときの劉子光は医者に恵んでもらったわずかな金だけを持ち、父親が経営していた羊肉の串焼きの店に向かっていたほぼ丐幇の人だったが、戦闘力を買われて警備員として雇われたのから始まって、次々に仕事についてはレベルアップ。17集現在では建設現場に砂を収める会社の社長になっています。

 再会した仲間たちだけでなく、警備員の仲間や周囲の人々に「大哥」と慕われ頭角を現していく。
 江北の友人たち
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 これと逆に、地元を牛耳っている侯四海は手下を使って劉子光たちの邪魔を次々としてくるが、すべて失敗。この裏には侯四海に腹を立てた聶万峰が彼を潰すために劉子光たちの動きを利用しているわけです。それにしても、小は串焼きの店の貸し切りに失敗、大は砂を運ぶトラックの阻止に失敗して江北での砂独占を失う・・・とそのたびに、跪いて詫びを入れる侯四海の手下が哀れw
 反派のみなさん

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 こちらは警察のみなさん

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 この表側の警察とも連携した江北市を舞台にした腐敗勢力との争い、その裏側にうごめく聶万峰の暗躍という大きなドラマと、劉子光がなくした記憶をどういう形で取り戻すのか、聶万峰と劉子光はどう関係に決着をつけるのか、彼といい感じになってきている胡蓉がいつ彼女の出生と父の死を知るのか、胡蓉と劉子光の関係は?とか複数のストーリが同時に進んでいますが、決して複雑で混乱するようなことはありません。むしろわかりやすいくらい。

 これに、例えばM国で出会った阿瑟は劉子光を「光明派の掌門」と慕って、自分を光明右使だと言っているし、胡蓉を仙女姐姐と呼んでます。それに胡蓉は友人で至誠集団という企業グループの経営者李紈から容嬷嬷と呼ばれていて、吹き出しました。
 こういうちょっとしたお遊びも武侠迷、中華ドラマ迷にはうれしい。

 警察が必死で姿を追っている麻薬組織の謎のボス桑帛というのは、M国の酒場で働いていた時に劉子光が与えられていた名前で。これも絶対後から揉める原因ですよね。聶万峰は桑坤とされていたけどそっちは使わなかったわけです。彼は劉子光に対しては、殺す気になったらいつでも殺すと言いながら、結構兄弟の情は持っているようにも見えるし、こういうとことん劉子光を利用してやろうというところもあって複雑な人物。
 これを醉玲瓏では陳偉霆の元凌の父皇だった劉奕君。劉子光の陳偉霆とのやりとりは醉玲瓏よりずっと見ごたえがあります。

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 胡蓉には、最近ではもうアクション俳優にも思える馬思純。李紈には無心法師の陳瑶。

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 いつも色白なイメージの陳偉霆が筋肉鍛えて、日焼けもしてイメージチェンジと聞いてましたが、確かに服着て立っているだけでも肩の筋肉が盛り上がってるのが見て取れます。老九門の一対たくさんのアクションシーン見てから、彼のアクションには注目していたのですが、思ったよりアクション場面が少なくてちょっとがっかりですが、これは後半には期待できるかな?

 

闘破蒼穹 その2

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19~28集

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 目まぐるしい展開と入れ代わり立ち代わり新しいキャラが出てきて、楽しく見ています。

 アクションシーンは多いのですが、ほとんど蕭炎@呉磊一人ががんばっている感じ。今回見た部分では珍しく虎伽と韓閑の見せ場もありました。

 煉薬競技会の決勝戦。蕭炎は魂殿から来た范凌と戦うことになる。互いに毒薬を調合して飲ませあい、その成分を分析して解毒しろというとんでもない競技。ところがこの大会をしきっている法犸長老、迦南学院の韓楓、古河の老師二人が魂殿の配下で蕭炎を殺させようと企んでいる。

 范凌が魂殿の自分の血を毒薬の調合に使っていたために蕭炎は魂殿に引き込まれる要因を持ってしまう。

 しかも、ずっと彼らを支えてきた迦南学院の米騰山長老が魂殿のスパイだとして捕えられ、蕭炎たちもその一味だとして監禁される。

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 蕭炎は玄重尺に自分の血をたらし、そこに現れた魂殿の秘儀を練功し、姿を消して幽体となって行動する術を身につける。その技を使って、法犸長老たちの企みを盗み聞く。薬塵はこれに激怒、姿を消してしまう。

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 その代わりに蕭炎の前に現れたのが魂殿の主魂滅生。彼は玄重尺の元の持ち主で闘帝の弟だと名乗り、蕭炎に魂殿の武功を授け、仲間に入るように誘う。

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 実世界では監禁されている塔から蕭児たちや米長老と共に地下の洞窟に脱出する。しかし、そこは果てしなく灼熱の溶岩の上に続く道で外に出ることはかなわない。困り果てた一行の前に突然客棧が現れる。この客棧から始まる世界は悪人谷と呼ばれ、大罪を犯して逃亡してきた悪人たちが互いに殺し合い、勝ち残ったことで生活することができるという世界。

 ここで蕭炎は仲間たちの暮らしと米騰山長老の治療、そして最後まで勝ち残ってここから脱出するために戦いを続ける。その彼は虚の世界では魂滅生から武功を伝えられ、力をつけている。戦いを続ける中辛うじて殺すことはしていないものの、荒んでいく蕭炎。魂滅生からは両親や身近な人々への恨みを植え付けられている。

 とっくに命を失っていてもおかしくない蕭炎がそうならずに済んでいるのは、姿を見せない薬塵が蕭炎のダメージを代わりに引き受けているから。これを知った蕭炎は魂滅生を倒す。しかし、その魂滅生のフードの中にあったのは蕭炎自身の顔だった。

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 こうして蕭炎が魂滅生を倒し、外の世界に戻って小医仙の父冰皇の協力で法犸長老を倒したことで、迦南学院の米騰山長老の無実が明らかになる。また、法犸長老の影響下で朝廷が支配されていたがこれも解消、新皇帝となった夜嵐は蕭炎に友情を感じている。

 とりあえず平穏の戻った迦南学院だが、そこに一度蕭家に戻ってこいと知らせが届き、蕭炎と蕭児は帰郷することになる。

 「競技会」続きで話が進んでいくのは相変わらず。蕭炎と仲間たちのいる実世界と蕭炎の指輪の中や 剣の中の虚世界が並行してすすみますが、だんだんこれが混ざり合ってくる見込み?

 悪人谷という名前から見ても古龍からネタ持ってきているし、学校の下に秘密の世界があったり、そこを邪悪な勢力が支配しよとしている設定はハリーポッターから持ってきたと思われます。虚世界で力をつけては現実の世界で大暴れ・・・というと、ドラゴンボール?なんか他にも覚えがあるな~

 蕭炎は魂殿の力も自分のものにしただけでなく、蛇人帝国の女王美杜莎が人の形を取り戻すまでの3年間という限定つきながら蛇王代理となって、蛇人一族の王にもなってしまいました。ハリポタ以上のレベルアップ度w

 三毛特攻(五毛じゃなかったのか?)という批判も見かけますし、相変わらず人とCGの動物の絡む場面は危なっかしいですが、蕭炎が炎を操る場面とか、こういう場面の造形は嫌いじゃないです。

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夜天子 その2

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20~36集

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 なんかあらすじ紹介みたいになっちゃったんで、立ち入りご用心です。

 このパートは新しい敵の姿を見せつつ、ラスト3分の1に向けてクライマックスへの準備というところでしょうか?

 典史として葫県に戻ってきた葉小天、さっそく徐伯夷に嫌がらせされています。この徐伯夷は田妙雯の命を受けて、葫県の権益を握り、大物になろうと狙っています。ところが、何やっても葉小天に躱され、結局手柄を取られてしまうという役どころ。

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 葫県で発生した干ばつ、そのために起こった李家と高家の水争いの対応に名乗りを上げた小天を押しのけて、出て行った徐伯夷は当然のように地元の怒りをかって捉えられてしまう。その対応にまた葉小天が出て行って、灌漑用水を作り、徐伯夷が途中で投げ出した水請いを明日は雨が降ると確信したうえで代役になり、見込み通り雨が降って、民衆の感謝と人気独占。

 なんとか小天を排除したい徐伯夷は、小天を罠にかける。取り調べのため都に送られるた小天は、以前に働いていた天牢に入れられる。そこには双子の兄葉小安がいるし、顔見知りもいっぱい。

 ということで、葉小天、都でひと騒動のエピソード。

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 兄と入れ代わって外に出て、錦衣衛の寧大人に無罪を証明してもらおうとする。
 都では災害の難民のための募金を集めているところで、これに大金を出せたら葉小天を助けると言われて、羅大享たちは寄付金を募るためのオークションを思いつく。

 思惑は大成功するが、この金と楊瑩瑩に目を付けた国舅李玄成に騙され、金をとられてしまう。
 
 もちろん、この金は取り戻すのですが、せっかく父親を篭絡した楊瑩瑩にも嫌われ、葉小天は国舅の恨みを買ってしまう。

 代金を準備することもでき、小天の冤罪もなんとなく晴らされたが、そのまま都で官吏として働くよう命じられる。葫県に戻りたい小天、戻せば厄介なので都において、弱みを見つけ責め立てたい李玄成たち。

 どこの役所でも鬱陶しがられ、回されたのが礼部の「迎賓館」
 そこに南海柯枝国(インドらしい)の公主一行が使節としてやってくる。小天に何か失敗をさせて、ことを荒げ罪に落としたいと企んだ国舅たちだったが、小天チームの対応に加えて、「ラッキーアイテム!」でも拾ったかという感じの出来事が続き、公主が小天を評価してしまったこともあって、企み不発。

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 しかし、困ったときに火鍋持ち出すのもお約束ですか?

 この手柄で、ようやく葫県に戻ることができた葉小天。

 あくまでも娘との結婚に反対する楊瑩瑩の父親には、ちゃんと解決策を見つけると約束して、どうにか交際だけは許してもらう。
 この様子を見て、ひとり悶々とする展凝児。

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 三度戻ってきた葫県では、葉小天不在の間に徐伯夷が花県令をないがしろにして、葫県の一切を掌中にしていた。
 そのために繰り返し道路工事の賦役に駆り出されるなど民衆は大迷惑、官吏への恨みもつのっている。

 ちょうどそういうところに葉小天が帰ってきたわけで、さっそく花県令夫人にも頼まれて、徐伯夷対策に乗り出す。

 戸籍がちゃんと整えておらずそのために賦役を公平に課せなかったという責任を取らせる形で、まずは花県令に徐伯夷を後発させようとするが肝の据わっていない県令がなかなか動かない。それでも、華県令自ら道路工事の指揮に乗り出し、徐伯夷を工事から排除することには成功。

 起死回生を図ろうと徐伯夷は異民族を漢民族風の名前と習俗に改めさせるという案を皇帝に提出。これが認められて欽差として国舅と息子がその手下だった関尚書が葫県にやってくる。

 すでに異民族たちは承諾していると国舅たちに説明、県令を飛ばして自分の手柄にしようとした徐伯夷だったが、どたばたの末にこれが嘘だということがばれてしまい、皇帝を謀った罪で囚われる。

 この手柄では、徐伯夷に変わって県丞に昇格。

 この一幕ではえらくおとなかった国舅だが、最後に徐伯夷を逃がして小天への復讐をけしかける。牢から逃げた徐伯夷は恨みを晴らそうと小天を襲い、けがを負わせる。

 もう逃げるしかない徐伯夷は匪賊の仲間に入るが、一網打尽で捉えられてしまい、宦官として宮中の雑役に送られてしまう。

 葉小天は県丞として銅仁に行き、災害や揉め事の絶えない水銀山での争いを収めに行くことになる。この裏には葫県に送り込んでいた徐伯夷を排除された田妙雯の小天への恨みがある。

 というところで、この後は水銀山での話と、夫人と小天の中を邪推した花県令やどうやら結婚詐欺を働いてる銅県知府の側近戴崇華との争いも入ってくるところだと予想。

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 切られちゃったあそこを入れたツボをしっかり抱きしめ、太監になったなら皇帝の近くで位を極めてやると黒く燃えている徐伯夷も面白そう。

 このドラマ、大陸の評価サイトではものすごく評価が高いし、私も面白く見てはいるんですが、悪いけどそこまで?て気はします。
 私的には、同時期に始まった天盛長歌がやはり一つとびぬけたし、今だと橙紅年代と闘破蒼穹の方に先に手が出ちゃうんですが、まあ好みはそれぞれということで。

 推理もの要素、権謀術数もの要素、恋愛ドラマ要素にアクションやコメディ要素もいれてにぎやかなドラマ展開のテンポも悪くないです。次々降りかかる難題をちゃらっと解決していく葉小天が痛快だし、当面は気分よく見られていますが、いつまでこの調子が続くことやら。

橙紅年代 その2

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18~27集

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 なんか主役陣がひっきりなしに交代にけがしては入院、縞模様の病院パジャマ着てた今回鑑賞分。
 リピートとかダルセーニョとかって音楽の記号を思い出してしまった。

 侯四海と劉子光たちの砂をめぐる争いは、至誠集団社長の李紈や労働者たちをを巻き込んで、建築業界の闇を暴く戦いへと発展。
 一度は侯四海たちの鼻先をかすめて、至誠集団の建築現場に砂を納入することに成功したものの、侯四海からの仕返しで仲間の卓力が重傷を負ってしまう。
 激高した劉子光は侯四海の誕生パーティの席に乗り込み、彼に大恥をかかせるが、侯四海の命令で車をぶつけられ、生死の境をさまようことになる。

 警察は警察で侯四海に目を付け、動きを探っていたが、とうとう侯四海グループの検挙に乗り出す。

 意識を取り戻した劉子光は逃亡する侯四海たちの逮捕に協力しようと乗り出す。侯四海の手下が人質を取って立てこもったところに侵入、撃たれかけた胡蓉の前に飛び出し、また撃たれる。しかし、その前に同じように胡蓉を守ろうと飛び出した韓進が意識不明の重傷を負ってしまう。

 胡蓉を愛する二人の男は、互いの胡蓉への思いを認め合い、同時に求婚して胡蓉に選んでもらおうと決めるが、そんなことしたら胡蓉の怒りを買うのは当然ですな。

 侯四海から海外に逃がしてくれと迫られた聶万峰が侯四海殺害を命じる。
 上品に茶器を磨いたり、子どもにご飯を食べさせたりしている聶万峰ですが、容赦なく侯四海を追い詰め、死に追いやっています。中の人劉奕君のこの辺の偽君子が見ごたえありますね。

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 ところが、たまたま車で聶万峰との約束の場所に向かう侯四海を見かけた劉子光がバイクでこれを追い、またしても車をぶつけられて転倒。フラフラになりながらも侯四海を追跡、警察に通報。これが劉子光が侯四海を殺害したのではないかという疑惑を呼ぶ。あんまり偶然重ねるのはな~と正直なところ脳内に「警戒警報」が鳴り響いた。

 胡蓉が命を受けて、劉子光を連行に訪れたとき、劉子光は仲間にハッパをかけられて胡蓉に愛情を告白しようとしていた。

 ハードな話が展開する一方で、劉子光の仲間たちがラブコメタッチで彼の恋を応援、息抜きになっています。

 せっかく告白の練習を重ねていたのに、嫌疑をかけられてしまっていじける劉子光。落ち込む胡蓉。結局劉子光の無実は明らかになるが、二人の間には軋みがでてしまう。

 それを見た韓進は自分の気持ちを抑えて、胡蓉に劉子光の思いを受け止めるように進める。劉子光に愛情を持っている李紈にも本当に愛しているなら相手の幸せを考えろと説得、失恋した二人で酒を飲む。
 韓進も李紈も、いいやつです。そして二人とも韓進は警察の刑偵隊長だし、劉子光にべたべたくっついていくわがままお嬢さんの李紈は企業グループの経営者としてはる侯四海とつながっている重役たち相手に一歩も引かないだけの胆力を見せるし、ただ恋のライバル役として出て来ただけではないのに好感です。

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 そして、侯四海周辺の捜査から「天使」が発見され、麻薬がらみの事件へと発展。江北警察は、江南警察と協力して、麻薬組織の大物と見られるTiger公司への潜入捜査を行うことになる。これに立候補する胡蓉、父親でもあり上師でもある胡躍進は彼女の意思を認める。

 胡蓉自身は知らない実の父黄振武はM国に潜入したまま生死不明、その娘を大事に育ててきた胡夫妻、黄振武を師父としている韓進らは胡蓉が同じように潜入任務に就くことが不安でならない。

 ここの警察は組織をあげて、胡蓉と黄振武の関わりを秘密にし、胡蓉を麻薬関係に近づけまいとしているわけで、なんかかわいいところがあります。

 警察署の捜査チームの部屋に黄振武の写真が貼られ、これが劉子光をM国に結び付けるきっかけになるのかな~と見ています。

 28集からはまた新しい局面を迎えますが、侯四海という「中間」がなくなり、聶万峰と警察、劉子光との直接的な対決へと進むわけですね。間で起こるあれやこれやはすでに布石がまかれていて、胡蓉が劉子光を父の仇と思うとか、警察が麻薬組織の大物と狙うとか、記憶を取り戻した劉子光を聶万峰が狙うとかがあるわけですね。う~~ん、なかなかハードな感じです。

夜天子 その3

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37~48集

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 最後まで見ました。

 このドラマ見始めたころに「このドラマは最後でああなって、こうなって・・・」という「お薦め」を通りすがりに食らってしまって、ぶっちゃけ「お薦め?嫌がらせじゃないのか?」とむかっときたんですよね。もし、本当に御好意だったら申し訳ないんですが・・・だもので、私はブログと違って基本的にフルオープンになるツイッターの方ではドラマの中身にはあまり触れないようにしてるんです。人それぞれで、ネタバレ上等って方も見えるとは思いますが・・・ブログやホームページだとそれとわかっていて、自分から見に行くわけですけど、ツイッターはないわ~というのが私の立場。

 正直、そのせいでせっかく楽しく見てたのになんかもやもやしたものができてしまって残念でした。

 とはいえ、ブログでは何にも触れなくては感想も書けないので、見終わった方、全く見る気のない方はともかく、これから見ようかなという方は、画像から下の立ち入りにはご注意ください。
 うちのブログはだいたい毎回そういうレイアウトにしているので、ご了解いただけるとありがたいです。


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 今さら驚きはしませんが、終わってません。大陸のネット見てると第2季はいつだという話題があるのは当然です。まったくの途中です。

 それでもまあ一応ここまでの話はきちんと進んできたし、次への展開を踏まえた根回しもして48集終わっているので、これでちゃんとした第2季さえ出れば我慢できます。ま、あくまでも「ちゃんとした」第2季次第です。

 銅仁での水銀山の争いに始まり、この一帯の豪族「土司」たちと官僚たちの権力争いに巻き込まれていく葉小天。

 父の後を継いで田家の土司として一家を仕切る田妙雯は叔父たちの「小娘に何ができる」という嫌がらせを受けながら、彼女なりに必死で権力を守ってきていた。そのために楊応龍とも手を組んでいたわけだが、葉小天が実は蠱神教の教主と知って、乗り換える。それまで、「私の邪魔ばかりする葉小天憎くし」だったのに、手のひら返して「葉兄」とすり寄ってくる。

 銅仁の土司達に与えられた人を殺しても金を払えば許されるという特権を無視して、レイプ犯の土司の息子たち五人を切り捨てた葉小天。そのために土司達との間に戦争状態が起こる。手のひら返した田妙雯の助けで死地を脱したものの、夏瑩瑩が小天をかばって死亡。

 涙にくれ、瑩瑩の棺の前で彼女の仇を討ち、自ら蠱神教の信徒たちを引き連れて土司になり、3年のうちに自分の地盤を持つと瑩瑩の父親たちに約束したことを果たそうとする。

 このあたりになると、もう軽いタッチは消えて、ガチに血で血を洗う地方の権力争いが展開します。

 そして、約束通り瑩瑩の死の原因となった土司達は彼女の棺の前で殺され、ここまでの話に一応のピリオド。

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 しかし、それとは別に野望を抱く楊応龍は思いがけず葉小天が土司となったことで、小天の兄を利用して移花接木・・・と狙い、早速兄小安を手に入れようとしている。

 葉小天の土司就任の聖旨を持った欽差と共に現れたのは、大物太監となった徐伯夷だった・・・

 というところで、終了。ドラマおもしろかったんですけどね~

 これで、第2期なかったらあんまりです。でも、そういうの多いからね~刺客列伝、青雲志、九州・海上牧雲記、霊魂摆渡、暗黒者・・・言い出すとキリがないです。

 最初からあんまり主人公が調子よく出世していくんで、どこかでこけるとは思っていたし、ヒロインは生き残れないとも予想はついたし、徐伯夷帰ってくるのもお約束だと思ってたのでそういう意味ではあまり意外性はありませんでした。
 それなのに、相当に新しい雰囲気があるのは、登場人物のキャラ設計のおかげかと思います。

 主人公サイドが割にわかりやすい背景と性格をしているのに対して、敵役になる楊応龍とか田妙雯、徐伯夷なんかの方が面白みのある背景とか性格づけとかされているように思います。楊応龍の側近という隠された顔を持つ羅大亭の父親なんかもこれからの「身バレ」が楽しみ。
 葉小天の蠱神教教主に加えて、錦衣衛という身分も今後はドラマ展開の柱になりそうです。
 
 意外だったのは、これだけ軽みのあるタッチなのにトータルするとラブコメにはならず、がちがちの権力争いドラマとして終わったことです。
 もっとも、徐伯夷が戻ってきたことで、また軽みのあるドラマに戻りそうな予感。

 徐海喬の演じる主人公の葉小天は、強い正義感と才能を持ち、民衆のために命がけで大物に立ち向かっていくまっすぐな若者でした。夏瑩瑩との恋にもひたむき。その彼女が自分をかばって死んだことから、表情も性格も一変。冷酷なまでに仇を討ち、土司となろうとしていく。
 それを果たしてこれからまた本来の自分を取り戻していくのか、楊応龍たちの権力争いに巻き込まれてさらに闇に落ちていくのかが見たいです。

 ヒロイン夏瑩瑩の宋祖儿、うんと子どものころからドラマなんかに出てる人ですが、古装劇のヒロインとしては初めて見た。彼女のタッチはやっぱりラブコメなんでしょうね。葉小天とはかわいいカップルぶりを見せてくれました。だからこそ、終わり近くでの彼女の死からのドラマが引き立つのでしょう。

 ま、とにかく、第2季です・・・
 
演員        角色    配音
徐海喬  飾  葉小天    張杰
宋祖儿  飾  夏瑩瑩    原音
王紫潼  飾  展凝儿
肥  龍  飾  羅大亨    原音
郝  帅  飾  華雲飛    彭尭
禹  童  飾  田妙雯
蒋沁芸  飾  哚妮
劉冠麟  飾  徐伯夷    原音
羅嘉良  飾  楊応龍    楊黙
洪剣涛  飾  羅百川    原音
劉佩  飾  夏老爹    原音
方清平  飾  花晴風    原音
陳紫函  飾  雅夫人
王徳顺  飾  蠱神教教主  宣暁鳴
趙正陽  飾  李秋池    原音
金楷杰  飾  李玄成
王子銘  飾  張宏軒
宋涵宇  飾  関小坤
張春仲  飾  文傲
李勤勤  飾  楊夫人    原音
王双宝  飾  斉木
杜玉明  飾  蠱神教三長老
計春華  飾  蠱神教四長老
劉金山  飾  張鐸
魏宗万  飾  夏老爷
 
職員
出品人喬柏華
制作人董端端、徐寧
原 著月関《夜天子》
導 演陳浩威
編 劇月関

橙紅年代 その3

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28~37集

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 残り一気だとあまりにも量が多いので、ここで一区切りしましたが、またストーリ紹介っぽくなってしまったので、画像以下の立ち入れは自己責任でお願いします。

 馬思純、潜入捜査のためエクステ着けて長髪にしています。井柏然たちと共演した映画の盗墓筆記のときに、長かった髪の毛を切るのに大泣きしたという話が嘘のようです。

 あの映画の出来はともかくとして、アクションスターとしての馬思純を誕生させたことは確かです。今回もがんばって見せてくれます。

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 とにかく胡蓉潜入捜査パート。

 殺された侯四海の上部梅姐のホテル金碧輝煌に従業員として潜入することになった胡蓉を主人公にしたパート。
 ただ出発するまでの「だれにも内緒。恋人の劉子光にも秘密」という設定はまちがってはないんだけど、二人で遊園地で初デート、途中で黙って姿を消して、劉子光パニックってのはやりすぎてないか。べたな昼メロすれ違いドラマみたいで、よくて劉子光気の毒~とはなっても、あんまり共感を呼ばない。

 警察を上げて、劉子光たちに胡蓉の行方をごまかしているので、劉子光ドン底に。

 ところが、たまたま弟分の貝小帥が出会い系サイトの「お見合い」に出かけた先がそのホテルで、蘇菲菲と名乗って働いている胡蓉を見かける。そこで、事情を察した劉子光も「劉小光」と名乗って、警備員になってホテルに潜り込む。前回と違って、今度はマトリックスかMIBかという感じでかっこよく決めています。

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 梅姐の信頼を得た二人は、それぞれ組織の動きをつかんでいく。

 もちろん、劉子光の潜入は韓進たち警察の知らないところで行われ、追い払われかけるがいろいろ役に立つ劉子光なので「協力者」という位置づけで二人での潜入継続。
 その上に李建国まで調理人として、やってきて、もうどこが主体的にやってるのかわからなくなってるw

 梅姐の元にT国の麻薬組織の大物Lisaがやってくる。彼女は胡蓉の蘇菲菲には疑念を抱くが、劉子光はあっさり信用して、専任ボディガードに抜擢。

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 まあ、黒いスーツにサングラスのかっこよく決めた陳偉霆@劉子光をお供に従えて、ワインなんか注いでもらってる胡静@Lisaの黒社会の大姐御感がたまらんです。この人、以前古装劇でなんかと公主とかやってたときより、ずっと見栄えがすると思う。

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 劉子光と胡蓉がホテルの人気のない通路で情報交換だかデートだかわからないようなまさに「密会」をしているのが、梅姐の手下に見つかってしまう。「僕たち、恋人同士です」というので、それなら部屋を一晩貸してあげる、ゆっくり楽しみなさいと監視カメラ付きの部屋に入れられた二人。やることやってましたね。割り切り早いw

 T国から麻薬の元締めトニーというのが現れて、急遽大きな取引が行われることになり、緊張感の高まる梅姐、Lisaたち、同じように監視を続けている警察サイドも緊張感を高めている。

 取引は無事に終わり、そこを一斉検挙しようとするが、今少し時間を稼がねばならない状況でトニーが劉子光に気づく。

 彼は劉子光を天使の作っている組織のボス桑帛として認識していて、彼が海に落ちたときの船にも乗っていたので、劉子光をすさまじく恨んでいる。

 しかし、劉子光はそんなことは記憶にない・・・これからですな。

 劉子光の脇腹には、最初に麻薬組織に引きづりこまれたときに入れられた入れ墨があって、それを警察も把握しているんですが、なんの意味があるのかは知られていない。しかし、組織の人間が見ればわかるわけで、この間、なんども服を脱がされそうになったり覗き見されたりしてますが、まだ見られていません。
 
 最初の入れ墨いやだ~場面を入れたのはこのサービスショットを入れるためですかね?視聴者としては、あんたリアルであんなにタトゥー入れていて、今さら何嫌がるんだ?とか突っ込んでたんですけどw

 梅姐が一番あてにしてる手下小飛が、人質事件のとき胡蓉たちに助けられた女性の弟だったり、李建国の軍時代の戦友が梅姐のホテルの料理長だったりとか相変わらず偶然多すぎる気もしますが、まあほどほどにしていただいて、残り11集、怒涛の展開期待しております。


橙紅年代 その4

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38~47集

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 見終わりました。

 脚本については科白はいいと思う、あんまり多くはないけどアクションもいいと思う、劉子光と胡蓉の恋愛話も周囲含めてよかったと思うし、彼らを取り巻く人間関係もなかなかおもしろかった。

 サスペンスものとしては詰めが甘いというか、ぬるいのは最後まで変わりませんでした。ただ、最後に向けて、劉子光への疑惑が高まり、彼の記憶が回復していくのと、胡蓉との関係が発展するテンポがアップして、一気にクライマックスに行ったので、スピード感はありました。

 もっとも揉めてる胡蓉と劉子光のシーンで、悲し気な女声のあ~~あ~~ってスキャットをBGMに流したりするの、演出としてはものすごく古臭い感じだし、興ざめだった。俳優たち、熱演してるんだから、そのまま流せばいいのに・・・

 とか、当たり障りの少ないことだけ書いておいて・・・ストーリはあまり詳しく書きませんが、つっこみまくるとネタバレしてしまうと思うので、画像の先はご注意ください。

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 で、47集まで楽しく見終わった・・・と言いたいところなんですが、最後に余計な場面突っ込んできたせいで、47集までドラマ追っかけてきた感動が薄れたというか、積み上げてきたものが崩壊したというか・・・アメリカ製某ドラマの後このタイプに終わりを持ってくるパタンがちょいちょいあるんですが、せっかくのドラマぶち壊すことになるからやめというてほしい。

 劉子光は、胡蓉の両親にも認められて婚約して、幸せいっぱい。
 ところが、トニーやLisaの供述などから、劉子光=桑帛ではないかという疑惑を持ち始めた警察方面。その疑惑をあおる聶万峰一味。

 黄振武の死亡が確認され、その追悼式が行われる。その席上で黄振武の遺影を見た劉子光は自分が彼を殺している場面が脳裏に浮かんでくる。

 黄振武が実の父だと知らされた胡蓉と自分が麻薬組織のボス桑帛だと聶万峰に吹き込まれた劉子光の関係が大変なことになるのは想像通り。

 ただ、劉子光という人物を知っている韓進たち警察サイドは桑帛=劉子光に疑問を持つ。

 すべてを劉子光に押し付ける手はずを整えていたつもりの聶万峰だが、韓進の「直感」が怪しいと告げて、さらに捜査が続けられる。
 
 だいたい「お前が殺したのか?」という警察の取り調べに劉子光が「わからない。でも聶万峰が言ってた」と答えるのは自明の理でそんなことも想定できてない聶万峰もぬるい。

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 とにかく、M国に行けば謎が解けるということで、まず李建国と阿瑟が、ついで記憶の大部分を取り戻した劉子光が、そして警察の一団がM国へと移動。

 最後には、紅海行動まがいによその国で大ドンパチの末に聶万峰の麻薬組織を壊滅させる。一応共同作戦ですがw

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 さすがに、遠慮があるのかこのドラマではM国、T国と見え見えながらも仮名になってました。

 いいんですけどね、弾が当たって負傷した胡蓉に韓進が自分の来ていた防弾チョッキを着せるという場面、感動的な場面かもしれないけど、それ以前に正式に警察として作戦に参加している胡蓉一人が防弾チョッキ着ていないという状況が変です。

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 劉子光が黄振武を殺したという疑惑も視聴者がこれまで見せられてきた現場の回想よりももっとぬるい話で決着。黄振武が開いていたバーの隠し部屋から「劉子光は潜入捜査を頼んだいいやつ」だという遺言をビデオが見つかって、こちらも大団円。しかし、麻薬組織もM国の警察も探しまくってるはずなのに、半年以上も隠し部屋が見つかってないのが変だ。

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 とか、このドラマ、なんかそれでよかったっけ?ってことが多すぎるわけです。

 ミステリ系のサスペンスドラマとしては不満も多いんですが、恋愛ドラマとしては話をを彩る「超えなきゃいけない障壁」として、嫉妬深い配偶者とかうざい恋のライバルとかストーカーとかけたたましいおせっかいとかが出てくるよりはずっとよかったです。

 それでも、このひしっと抱き合った劉子光と胡蓉、それを見守る人たちのショットで終わっておけばさっぱりしたのにな~

 いらんこと延ばすから、もやってしまったw

 最後に最初に救われた海岸の病院で結婚写真をとる劉子光と胡蓉。

 せめてここまでで終わっておけばいいと思うのですが・・・

 指輪を渡そうとすると、胡蓉が任務だと呼び出されてしまう。指輪を持ってフリーズする劉子光。

 そして、一か月後どうやら要人のボディガードだか潜入なんだかについている胡蓉。その要人張総ってのは胡軍で、3分出たかしら?
 その飛行機に今度はパーサーになってちゃんと潜り込んでる劉子光・・・ケーキにのせた指輪を差し出す。

 無理無理ここでも終わるチャンスはあったと思う!

 指輪から一気にドラマを逆行させる形でフラッシュバック。最後は、一番初めの海岸に倒れている劉子光。

 ということは、これすべては劉子光が見ていた夢落ち?
 ほんとにLOST以来、けっこうあるんですよね。超人的なパワーを発揮する劉子光とか、都合がよすぎる展開とか突っ込まれても「まあ夢落ちですから~」とかしれっと言い訳する気?

 ドラマ自体は、ぬるいところがあってもおもしろかった。だけど、このラストだけはいただけません。広げた伏線回収しきれないときに安易に夢落ちでごまかすのはもってのほかですが、このドラマなんかけっこうそれなりにきちんと伏線は回収できてるし、なんも夢落ちにする必要はないんですよね。なんでこんな値打ち落とすようなことしたのかが、最大のミステリでした。
 
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演員表     角色
 
陳偉霆  飾  劉子光
馬思純  飾  胡蓉
劉奕君  飾  聶万峰
陳  瑶  飾  李紈
葉祖新  飾  貝小帥
何明翰  飾  韓進
巫  剛  飾  胡躍進
胡  軍  飾  張総
王  姫  飾  梅洁
李建義  飾  郭大爷
胡  静  飾  麗莎
馮国強  飾  宋剣鋒
任正斌  飾  侯四海
王  戈  飾  卓力
王同輝  飾  李建国
陳楚翰  飾  黄振武
葉  浏  飾  阿瑟


職員
出品人趙依芳、李遂芳、王建軍、高韵斐、孫忠懐、于暁楠、童之磊、戴彩軍
制作人張謙
監 制劉智、陳雨人、韓志杰、王娟、馬玉宝、任剣偉、王惟伊、趙楓
原 著驍騎校

闘破蒼穹 その3

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29~45集

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 これで第1季大結局です。これも終わってません。まあ最初から第1季になってたし、原作は膨大らしいので覚悟はしてましたが、やっぱり「ここで終わるのね~」って感じは付きまといます。

 45集大結局になったのはDVD版を見てたからで、区切りの違うテレビ版は42集で終わってます。どうもテレビ版の奇数回は偶数回の1,5倍という長さのバラツキが性に合いません。

 蕭炎と薫児が蕭家に戻ってから、大結局までアクションシーン満載。

 原作では、もともと八大家族だったのを五大家族と値切ってしまったために、話に無理が出ている感じはあります。
 その五大家族というのが闘帝に従って魂滅生を封じた蕭炎の蕭家、薫児の実家で蕭炎の母の実家でもある古家、蕭炎との婚約を解消して仇敵となった納蘭嫣然の納蘭家、それに「家」ではないけど薬塵が閣主であった星隕閣、雲嵐宗の五つ。納蘭家以下の三つは魂殿の配下になってしまっているわけですが、もともと魂殿は魂族という一族が八大家族にはあって、その一部だったようです。

 その五大家族の族長たちがそれぞれ今は亡き闘帝から与えられた古玉を集めることが話の後半で大きなポイントになってきましたが、これが具体的に集まってくるのは第2季以降のことのようです。

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 蕭家が雲嵐宗の手で全滅、父は魂殿にとらわれた蕭炎は、父の手配で蕭家に伝わる力を得ることに成功。魂殿の企みで発生した古族の内乱で実家に戻り、古族の聖女龍母となった薫児も、執鎮镇天弓を得て力を高めた。

 この二人が迦南学院に戻ってみると、天下に暗黒が訪れ、学園にも魂殿の攻撃が迫っていた。

 薫児や林修崖、虎伽たちと共にこれに立ち向かう蕭炎。彼らを撤退に追い込むと自分は納蘭嫣然との「三年後の約束」の戦いに雲嵐宗に向かう。
 蕭炎こそ闘帝が言い残した次の英雄「那个人」ではないかと本人も学園の長老たちも思い始める。

 この間納蘭嫣然は雲嵐宗の宗主雲山の弟子となり、雲山の弟子となり、雲嵐宗の薬王でもある古河との結婚をし、納蘭家の古玉を雲山に渡すことで将来雲嵐宗の宗主となることになっている。

 納蘭嫣然が宗主を引きつぎ、古河と結婚という場に乗り込み、彼等を母を冤罪で死に追いやり、蕭家を皆殺しにし、魂殿と結託した罪で告発する蕭炎。

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 圧倒的な力を身に着けたとはいえ、闘帝の力をも受け継いだ蕭炎の敵ではなく敗退。

 ここからは、雲嵐宗、魂殿に、蕭炎を蛇王とする蛇人一族。学園の一同が揃っての大バトル。

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 結局、蕭炎は虚世界からの薬塵の援助を得、闘帝から伝えられた力などを次々使って、魂滅生を打ち破るが、その代償として自分も倒れてしまう。とはいえ、倒したとはいえ雲山も古河たちも生きてるし、魂滅生もまた出てくるのは確実だな・・・

 そこへ医仙が現れて彼を連れ去る・・・

 主人公も死んで終わりではないので、ここからは第2季以降に向けての条件整備w

 倒れた蕭炎から薬塵の潜む指輪を持ち去った裏切者の弟子韓楓、虚の世界で倒れる薬塵。
 仇を討つと蕭炎を残して去った薫児。
 でも死んだと見えた蕭炎が再び目を覚ました・・・

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 例のトンデモ笑傲江湖で最後に東方不敗がパチッと目を開けた・・・あんな感じで終わってます。

 このドラマ、ラストに第1季終わりのクレジットがあったので、第2季を意識しているのは確かだと思うんですが、そう言っておいて出てないのもいっぱい。七剣下天山とかね~~

 主演の呉磊はちょうど蕭炎の年齢に重なるのがいいと監督した于栄光が言ってますが、ほんとに呉磊は恵まれてます。ヒロインの薫児の林充や仲間達を演じているX玖少年団のメンバーは20台前半から半ばと少し上ですが、違和感はありません。林充はこれがドラマ初主演だそうですが、演技力は確かですから安心してみてられる。見てて息苦しいのは納蘭嫣然の劉美彤、そういうキャラでもありますが・・・小医仙の李沁、美杜莎の辛芷蕾のお姉さん二人もきっちり仕事してました。

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 X玖少年団のメンバーも目の保養にもなるし、演技も安定してたのでひやひやせずに見ていられました。

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 雲山の曾江を筆頭にした年長者組も、きっちり自分のキャラを演じていて気持ちよかったです。

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 ストーリ的には、膨大な原作を無理に縮めたための矛盾?という感じも散見しますが、長くするんじゃなくてもう少し整理してもよかった気もしました。

 なんにしろこのドラマの評価も、第2季次第です。第2季の中身以前に、出るかどうか・・・なんか夜天子でもおんなじこと言ったような気がします。ほんとこのパタンはやめてほしい。

 次々出てくる盗墓筆記シリーズをその一点だけで高評価したくなってしまいますw


演  員      角 色   配音  
呉  磊  飾  蕭 炎    蘇尚卿
林  允  飾  蕭儿   張
陳楚河  飾  薬 塵    王凯
劉美彤  飾  納蘭嫣然  李詩萌
李  沁  飾  小医仙   喬詩語
辛芷蕾  飾  美杜莎   馬海燕
蘇  青  飾  雲 韵    邱秋
肖  戦  飾  林修崖   銭文青
谷嘉誠  飾  虎 伽    張博恒
伍嘉成  飾  昊 天    呉韬
彭楚粤  飾  韓 閑    斉斯伽
凌瀟粛  飾  韓 楓    趙毅
李若彤  飾  古文心   閻萌萌
于栄光  飾  蕭 戦    程寅
李子峰  飾  古 元    厳明
陳澤希  飾  夜 嵐    楊天翔
徐少強  飾  納蘭桀   張遥函
朱暁漁  飾  米騰山   張磊
邱心志  飾  海波東  
曾  江  飾  雲 山
苗皓钧  飾  葛 叶
崔  鵬  飾  古 河

職員

出品人曾茂軍、曹華益、孫忠懐、程武
制作人于婉琴、蒋暁栄
監 制徐佳、王媗
原 著天蚕土豆
導 演于栄光
編 劇張挺、陳玥璁
動作指導司小冬
造型設計鐘佳妮
視覚特攻庄厳

盛唐幻夜 その1

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1~18集

 
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 今日現在でリアタイで見てる中文ドラマはこれ一本になりました。

 ドラマ冒頭でまたしても女媧がどうしたの、人間の争いを収めた九星天珠がどうしたのという説明アニメが流れたときには、またこれか~見るのやめようかとも思ったのですが・・・現時点では多少風変りな探案ものです。
 女媧ネタ、もう食傷気味です・・・

 時代は盛唐のころ。武則天が高宗と共に攻勢を仕切っている時代。
 玄奘の死に際して九星天珠を手に入れようとした玄奘の弟子天橋と天枢が争った。天橋は国師となったが、天枢は姿を消した。
 
 それから19年後の長安が舞台。

 主人公トリオは葉遠安、穆楽、趙瀾之。

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 葉遠安は戸部侍郎の娘で、男装しては街に出て厄介ごとに首を突っ込む正義感の強いお嬢様。家では生母を早くに亡くし、寂しい思いもしている。ただ、家の地下では指名手配を受けている玄奘の弟子張天枢を隠している。この天枢、何でも知ってる物知りで、何でも作ってくれる便利な師父的存在。

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 穆楽は記憶を失い、奴隷市場に出されていたところを遠安に助け出され、馬と話せるというので彼女の馬奴となる。遠安について事件に巻き込まれてるうちに言葉を話すことを思い出し、人並外れた武功を思い出し、持ち前の才能も発揮するようになってくる。彼の過去には大きな秘密があるようです。

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 趙瀾之は、洛陽県の捕頭で大理寺の少卿を兼務する武則天のお気に入り。正義感の塊、冷静沈着な探案の名手。葉遠安や穆楽も彼にくっついて共に事件の解決に走り回ります。

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 彼らトリオに対する反派が、玄奘の弟子で現在大唐国師の天橋、その弟子郁王家の明慧郡主。この郡主、うざいです。劉天佐の天橋、めっちゃうさん臭くてよい。

 葉遠安は呉倩で、彼女は韓棟版の鹿鼎記の沐剣屏から擇天記の白落衡まで何作か見てるんですが、メインのヒロインとして見るのは私は初めてです。沐剣屏や白落衡に比べるとお姉さんな役です。

 穆楽の鄭業成は古剣奇譚で方蘭生のおつきの下人で出てたのがお初でしたが、画江湖之不良人とか主演作も増えてきます。同じく主演した颤抖吧阿部之雑星風雲も同時期に配信されているところ。

 趙瀾之の張剣雨は、言うまでもなく列戦英@琅琊榜で注目。幻城にも出ていましたが、今度の趙瀾之の方が私のイメージにはぴったり来ます。まあ、俳優さんには、こういうイメージの固定は迷惑かもしれないです。

 なんにしても、数年前まではまだまだ小さな役しか与えられてなかった若い人たちがこうやって主役を張ってくるのを見るのはそれなりに楽しみではあります。

 18集まで来ましたが、現時点ではまだ探案もの要素の方が強いですが、幻仙もの要素が強くなってきた後のことがちょっと気になります。

 最初の事件は麻薬密売の話で、その黒幕が自殺してしまうが、それが趙瀾之のかつての戦友で明慧郡主の思い人だったことで彼を捉えに来た趙瀾之を恨むようになる。
 次が、武則天のお気に入りの絵がなくなったと趙瀾之がひそかに調査にあたる話。
 三つ目が、人の顔を奪ってなりすますという幻仙ドラマっぽい話。しかしこの結末、それ、詐欺だよね~という感じですが、まあ丸く収まってます。

 そして、四つ目が葉遠安の父に隠し子がいたという事件。いかにも下品な「ご落胤」は実は別の男の息子だったという落ちが付いたところで、この男が殺されてしまい、それが趙瀾之のせいだということになって・・・というので18集。

 で、これらの事件の裏には九星天珠を手に入れようとしている天橋と明慧郡主がいるという展開。

 今のところ、おもしろく見ていますが、なぜか同じ時代を舞台にしたドラマが重なるんですよね・・・唐詩三百案、こっちも探案ものだし。先に見始めてたんだし、20集しかないんですが、配信終わってるから後でもいいや~と言ってるうちに、こっちも18集まできてしまった。
 そういや呉倩と張剣雨、今配信中の現代ドラマ「我只喜欢你」でも共演、こういうかぶり方ってのはあんまりな気もするが、相乗効果狙ってるんでしょうかね?

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 怒涛の天盛長歌から始まる見たいドラマ目白押し状態がちょっと解消したんで、冷凍になってるドラマも何本か解凍してみようかな?
 そういや颤抖吧阿部之雑星風雲もまだ見てないわ~やっぱり目白押しw

 

追悼 金庸先生

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追悼 金庸先生

 10月30日金庸先生亡くなるの報に接し、言葉もありませんでした。

 9月に訪れた少林寺で「金庸先生の石碑、あった!」と同行のみなさんと写真を撮ってたときには思いもかけませんでした。
 何をどうするというわけはないし、私には金庸先生や作品の評論をする力もその気もないですが、ただ、自分の気持ちに一区切りをつけたくて、こうして文章を書き散らしています。
 
 ただの繰り言ですが、ご容赦を・・・ 

 このブログを始めたころ、私にとっての武侠ドラマはすなわち金庸ドラマだったし、武侠と言えば金庸があって、その後に古龍がいてほかの作家さんたちがいるという感じでした。

 今になっても、その感覚はさほど変わってはないです。

 私にとって、金庸先生の武侠世界はもう生活の一部になってるし、友人関係や趣味の世界もそれ抜きにはありえなくて、もう私自身を構成する一部となっていると言っても過言ではないかもしれません。

 とんでもなくおもしろい小説を書いた中国の作家・・・それだけでは語り切れないのは、射英雄伝と天龍八部に始まる金庸ドラマおっかけの中で多くの人と知り合い、交流を深め、親しくお付き合いするようになったことが大きいです。もともと中国文化には特別な関心を持ってなかった私が、繰り返し中国に旅行し、中国の小説やドラマに触れ、自己流で怪しいとはいえ中国語の文章にも親しみ、海外にも知己を得ることができたのもすべて天龍八部から始まっています。

 ブログ開設前から今に至るまで、金庸武侠ワールドにどっぷりつかってきたこの10年強です。

 それだけに、訃報に接したときは呆然としてしまいました。

 寂しい、悲しい・・・

 でも、金庸先生が残された武侠ワールドは永遠です。
 この秋にも倚天屠龍記とか神侠侶のドラマ撮影が進められているようだし、この先も途切れることなく出るのは確実です。

 配信になれば、またそのドラマを楽しみに見ることだと思います。

 それでもやっぱりこの喪失感、寂寥を埋めることはできなくて・・・悲しくてやりきれないです。

 金庸先生、素晴らしい武侠小説をありがとうございました。私に豊かな人間関係と趣味世界を広げてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。

 金庸先生、一路走好!

唐詩三百案

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1~20集

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 全部で20集だとタカをくくって、ぼつぼつ見てたら、またしても終わってなかった。第2季がないと結末はつかない。
 ほんと最近このパタン多すぎて、始末に負えない。

「唐詩」というので、時代は唐代、「玄宗」と「楊貴妃」の時代に主人公の詩人は「李白」だと聞いてたんですが、名前だけ総とっかえ。皇帝は「陛下」でも「皇上」でもなく「天下」と呼ばれてるし、「玉貴妃」だし、「李墨白」・・・そして朝廷の重臣たちが畏れているのは「武后」ではなく「蕭后」の復活。

 それなのに、打倒「玉貴妃」の理由は「大唐を守れ」だったりするので、鬱陶しいことこの上ない。
 どうやら明代の「東廠」に当たる組織が「月西楼」で、妓楼か青楼かとまごついてしまった。

 史実をゆがめるなとか何とかの関係でしょうけど、大もとの「唐」はそのままなんで、もはや意味不明ですわ。

 だいたい「唐詩三百案」というのは、宮中に仕える代わりに、天下をめぐって詩を三百、事件を三百解決してこいということからついてる題名。詩の三百はともかく、事件解決三百って・・・とか突っ込んでたが、主人公あんまり詩を書かない。
 登場場面こそ、詩を競う話があったのものの、後は李墨白の書いた詩が殺人現場に残されてたからお前が犯人だとか、玉貴妃に詩を献じたからお前が浮気相手だとか、青楼のお姐さんから話を聞きだすのに詩で競うとか、ろくな使われ方してない。

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 「李白」ではなくなってるのですが、この「李墨白」が書いてる詩がどういうものか私には知識がないし、メモして追究しようという意欲も起きてこない。

 なんだかこの海報の出来が良すぎて、それにつられちゃったんですよね~~期待が大きすぎたかもw
 事件自体は、人皮天灯とか、血みどろの人面様の牡丹とか、死体から飛び去る蝶の群れとかなかなかのおどろおどろしさが良いのですが…

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 ま、とにかく、父親と一族を冤罪で殺された李墨白は姉のようにして育ってきた年奴と共に都に登場。もちろん父親の冤罪を晴らすのが目的。
 その才知で、たちまち皇帝にまで知られるようになる。そして、宮中や町で起こる事件の解決に取り組むという探案もの。
 もちろん並行して、玉貴妃を排除しようとする勢力との争いに巻き込まれていくという展開。

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 この李墨白を演じているのは、擇天記で長生の師兄余人を演じていた付嘉です。ところが、この人を除くと主だったキャストになじみの顔がいない。しいて言えば、皇帝の孫彬皓が于正の「笑傲江湖」の向門天だったくらいですか・・・

 「楊貴妃」ならぬ「玉貴妃」が、傾城の美女というより韓ドラの噂好きな世話焼き隣人みたいなのも、しんどい。

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 皇帝もすぐに人を疑っては、またすぐに気が変わってしまったりして、重みというものがまったくなく、これでは玄宗となのれなかったかと変に納得。
 
 どう見ても、性格もよくてルックスもいい年奴より李墨白が好きになるのが、めんどくさい性格で彼を利用しまくる東南という娘。峰不二子ほどの魅力があればいいんでしょうが、及びもつかなくて・・・蓼食う虫も好き好きで主人公があれ?っというのに惚れるというのはよくあるパタンですが、このドラマ、なぜ李墨白が突然東南にコクったのかが理由も経過もいまいち納得できない。終わり近くになって、ようやくかわいげのある部分も出てきましたが、がんばりが足らないって感じです。
 気の毒な年奴には元丹丘というにぎやかなのが「姐姐~」とまとわりついてます。

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 とりあえず、玉貴妃を陥れようとした高黎は配下の「易夫人」という女性版東方不敗みたいのに殺害され、李墨白の父親の冤罪も明らかになって20集終わり。ところが、この易夫人が天下を狙っているようなので、これからどうなるのってところで20集終了。

 付嘉の李墨白は悪くないんですが、ヒロインはじめ周りのキャスティングが今一つ魅力に欠けるので話が引き立ってません。
 予算が少なかったようですが、衣装はそれほど見劣りしません。

 今のところ、第2季の話は聞いてませんが、まあ普通におもしろかったし、乗り掛かった舟というところで続きも多分見ると思います。

 
演  員      角 色
付  嘉  飾  李墨白
李柏蓉  飾  東南
衛  然  飾  元丹丘
魏宸靓  飾  念奴
楊  晞  飾  易夫人
邱浩軒  飾  孔雀
海  洋  飾  玉貴妃
孫彬皓  飾  君天子
王清  飾  高黎
 
職員
導 演 韓冬
編 劇王文通、羽笙烟、包小拳
美術設計邹丹
動作指導馬玉露
造形設計蘇志勇
服装設計曹小利

将夜 その1

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1~8集

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 先週この将夜と唐磚がスタート。唐磚は一挙に36集全てが配信され、将夜はまず8集、続いて毎週後半に2集ずつの全60集ですが、どちらも第2季以降がないと終わらないようです。
 最初から分かっていれば、腹も立たない・・・かもしれないw

 ともかく、将夜と唐磚。どちらも8集ずつ見たところでひとまずとりまとめ。

 ドラマの舞台が「唐」で、ドラマ開始早々に元気な主人公が「砂漠」で関わった刁蛮な「公主」に振り回されつつ都にやってきて・・・という展開がまるで双子のようで苦笑するしかありませんでした。

 ただ、唐磚の「唐」は李世民のいる初唐ですが、将夜の「唐」は全く違う国です。ドラマの雰囲気も全く違うので、この二つが混ざって困ることはなさそうなので、安心して並行してみています。
 ついでも、もう一つ見てるのも「盛唐幻夜」wこの秋の中華古装劇のトレンドは「唐」のようです。

 まずは将夜に的を絞ると、このドラマの舞台は九州シリーズとか刺客列伝と同じように架空の中華世界。強大な国々と各国で絶大な力を持つ神秘的な学院とか寺院とかの宗派が存在している昊天という世界。そこでは魔族も裏から手を伸ばしてきている。

 そして、この世界には千年ごとに冥王が「永夜」をもたらし、暗黒の世界が訪れ、世界は氷に閉ざされ、人は生きられなくなるという。それを回避しようと各宗派は弟子たちを昊天世界中に派遣している。

 この勢力分布だけをピックアップした動画も公開されていますが、ここにばかり気を取られてしまうと話が楽しめなくなりそうなんで、さらっと状況だけ頭に入れて視聴開始しました。

 主人公寧缺は、幼いころに一族を滅ぼされたが辺境の警備にあたる軍の中で育てられ、人並外れた戦闘力を持っている。彼を「少爺」と呼んでぴったり行動を共にしているのが、赤ん坊の時に彼が助けた桑桑というこちらも元気な娘。

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 その彼が都までのガイドに雇われた高飛車な若い女は、結婚相手の単宇が死んで陪葬されようとしたところを侍女を身代わりにして逃げ出し、都に戻ろうとしている唐国の公主李漁だった。

 都にやってきた寧缺と桑桑、彼らは公主と別れ、都に住みついて、唐国の最高学府「書院」への入学を果たそうとしている。この書院のボス「夫子」は現皇帝を指名したほどの権威を持っている。

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 皇帝の位を狙う弟の暗躍、皇后の兄夏侯の存在、唐国に人質となっている燕国の太子とか怪しげな人物もたっぷり。

 唐以外の国々でも同じように対立する人間関係とか企みとかが進んでいますが、正直どこまで把握しきれているか自信はないです。

 寧缺が借りた店の持ち主として現れた朝小樹は地元を仕切る魚龍幇の「幇主」。字の見事さと腕っぷしを見込まれた寧缺は共に殺された業龍幇のメンバーの敵討ちに乗り出す。

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 実は皇帝自身が魚龍幇の「老大」だったといういかにも武侠劇的エピソードを入れて、一応皇帝暗殺を謀った弟泣いて後悔して、許してもらってますが・・・表だけです。

 実の母の後皇后の座についた現皇后夏天を許せない李漁公主、彼女がなんとしても太子にしたいと思ってる極めてできの悪い三皇子、と後宮での戦いもねばねばというよりは表立ってわーわーやってます。

 とにかく寧缺は実力を評価されて、皇帝を陰から守る「暗侍衛」に任命される。

 しかし、彼は出会った達人たちからお前には修法の才能はないと言われてますが・・・


 話はまだ始まったばかりですが、九州・海上牧雲記を連想させるOPとか予告動画から思ってた予想とは違って、良質なアクション場面も多く、登場人物が多いのでまだ十分呑み込めていませんがかなり武侠ドラマ的な展開ではないかという気もしています。

 それに何より、キャストが豪華。

 まず唐国皇帝李仲易が黎明、書院の夫子が鄭少秋、魚龍幇の「幇主」朝小樹が安志杰という香港映画スターがそろってます。

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 そして、夏侯に胡軍、君陌が郭品超、柳白が何中華とおなじみの顔ぶれ。

 そこに晴陵神殿の大新刊衛光明で倪大紅、神符師顔瑟で金士杰という好みのおじさん。美爺様充実しています。

 女性陣はちょっとおなじみが少ない感じですが、最新射英雄伝の穆念慈の孟子義とか、老九門の丫头の袁冰妍とかが登場していますが、話の重心が主人公の恋愛にはないのかな~と期待しているところ。

 この顔ぶれで、初ドラマ主演の陳飛宇は2000年生まれとか。呉磊よりも年下でびっくり。この人、陳凱歌と陳紅の息子だそうですが、そう思ってみるときっちり両親の顔を半分ずつ受け継いでる感じです。

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 また親の七光り・・・とかいう話も出てきそうですが、アクションもがんばってるし、演技もまだ硬い感じもしますが、目を覆うようなことはない。

 妖猫伝ではADしてたそうですが、その撮影地だった襄陽の唐城で今度は主役はってるわけです。

 でもまだ20歳にもならないのに、安志杰と肩を並べてアクションシーンを撮影、師弟関係ではなく、「兄弟!」となるなんて、なんて恵まれたスタートとは思ってしまいました。しかし、安志杰、かっこいいw

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 ともかく最初のとっつきの悪さを乗り越えたら、けっこうおもしろく見られそうな予感がします。

 たあ、これ「将夜之帝国的清辰」というのがフルネーム。また長大なドラマになりそうです。第2部以後、作れないんならそれでもいいからきっちり今のドラマの結末だけはつけてもらいたい!もうそこまであきらめたよw

 

唐磚 その1

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1~8集

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 ということで、唐磚。
 こちらは、ダメになったはずのタイムスリップもの。

 現代で唐代の墳墓の発掘調査に参加していた雲不器が落っこちた穴の先は唐代だった・・・

 大パニック起こしながらも、客棧の小二の髪の毛を奪って、鬘をつくってしまったりしてさっさと適応してしまう調子のいい主人公。
 不器が出された食事に味がないと、出された高価な岩塩の塊を精選して細塩を作ったことから、これはすごい!大唐帝国を救う!とか突然注目の的になるが本人的には何?何~?って感じです。

 彼が出会った李安瀾という若い女が、彼が大事に持っていた簪子を私の~~と持っていったために不器は彼女を追って移動開始。

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 次に、大唐軍と吐蕃軍が戦っている戦場に遭遇。傷ついた太子李承乾を輸血で助ける!

 細塩を作れる大事な人物だし、太子の命の恩人だし・・・とうことで、実は李世民のご落胤だった李安瀾ともども程咬金の軍に同行して長安にやってくる。

 正体不明の雲不器だが、先祖の名雲を名乗り、その一族に混ざってしまった。実は雲家というのはかつて李淵に滅ぼされていたというブラック歴史を思い出す皇帝だが、様子を見てから雲を亡き者にしてしまっても遅くないと長孫皇后が引き留める。

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 朝廷では、安瀾を自分の娘と認めた李世民に、死んだ母田若蘭に皇后の地位を追贈してくれと安瀾が言い出してひと騒動が起こっている。

 長安で雲は太子李承乾や程咬金の息子程处默らとすっかり遊び仲間。どこから見ても太子とそのご学友とか見えない。ただの街のあんちゃん達です。

 タイムスリップものというと女性がタイムスリップする設定では意識だけだったり、古代の人間に憑依したりというパタンが多くて、男性がする設定ではごそっと体ごとという設定が多い気がします。古天楽の尋秦記を筆頭に、胡歌の神話、井柏然の相爱穿梭千年とかみんなそのパタン。

 今回も同じように発掘現場からそのまま唐代に行ってます。そして、彼らが古代の人々に認められるきっかけに現代の科学や技術を使うというのもお約束。

 けど、この主人公のように製塩というのは珍しいと思ました。とはいえ、その後の輸血w
 竹筒を煮沸消毒しているあたりはともかく、たまたま持ってた輸血キットで、血液型チェックの、注射器で採血の~チューブで竹筒から輸血の~~では、あまりの展開に笑うしかなかった。

 刀とか靴に縛り付けてアイススケートとか、かわいい部類w

 その後も、程咬金の軍に入れられたら、楽をしたくてブートキャンプ並みに訓練設備を構築。もっともこれはお前もしろ~となって見込み外れ。

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 勉強中の太子を羊肉串を焼いて呼び出す。その太子の先生の出した算術問題をさっさと公式を使って解いてしまうとか、タイムパラドックスで悩むことななさそうです。

 それでも、自分が雲になったということは、自分はもう21世紀に戻れないのではないかとパニックたり、いなくなってしまうと雲家ただ一人の男子雲がいなくなるということで子孫が絶えて、やっぱり自分は存在しなくなるとかは一応考えてはいるようです。

 母親を皇后の位を追贈することに朝廷中が反対、父李世民も承諾してくれないと、八方ふさがりの安瀾は、母の友人であった李靖の夫人紅拂女を尋ねる。

 皇帝や皇后は、雲に妻を持たせ、朝廷の役に立てようとするが、14歳の娘を紹介された雲はドン引き。どうやら雲は安瀾が好きなようだと。こっちのマッチングを計画。

 配役的には、アラサーの雲の王天辰、安瀾の張佳寧、太子李承乾の王文杰あたりが若い方なので、20歳前後が主演してる場合よりは安定感があります。この人たちもこれからの俳優さんですね。

 李世民と長孫皇后には張智尭と袁詠儀とこちらも香港スター登場。

 侯君集は王永泉、なんか企んでそうです。

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 今のところ、軽い喜劇というノリで気楽にみられるドラマとなっています。登場人物たちもこちらは李世民、長孫皇后、程咬金、紅拂女・・・とおなじみのキャラに、オリジナルキャラが入っている形なので、将夜のように一から覚えなくちゃとはならないのでストレスは少ないです。

 このまま36集、しかも原作は何巻もあるようなので、軽喜劇のままで話の進まないシチュエーションコメディ的なドラマとはならない雰囲気です。

 案外、将夜よりこっちが重苦しい展開になったりするかもな~と勘ぐってます。
 
 

将夜 その2

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9~16集

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 ちょっと早いけど、一区切りしておかないとまた話を忘れる。というか、せっかく頭に入ってきかけている人間関係忘れる。なので、大幇会に行く前に雑な視聴レポートです。

 この将夜って原作者は擇天記と同じ猫腻なんですね。なんかどこかで聞いたことのある作者だと思ったんです。厳しい運命を背負った少年の成長記、「学校」が大きなポイントとか共通点もありますが、擇天記は将夜と同じ世界観を持っていて、将夜の後の話とまで言われると「え?」という感じになります。

 ドラマ的にはずいぶん作劇のスタンスが違うので、原作はそうだったとしても同一の世界観って感じはないですね~

 その将夜世界にも少しなじんできましたが、やっぱり登場人物とその背景とかが入り組んでいるうえにオリジナルなのでなかなかすっと頭に入ってきません。あっちでもこっちでもいろんな人が何かと企んでるし~で、人物関係図が必需品w
 まだ出てきてないキャラも多いんですが・・・

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 夫子の弟子になるための第一歩として、まず「書院」の入学試験に参加した寧缺、楽器の演奏は「できません!」とパスしたものの、数学と作文?では調子よく回答。さて、次は弓を使ったサバイバルゲーム・・・のはずが、試験場にやってくるはずの唐王狙った一団が現れる。王の代理できていたのが李漁公主で、彼女を助け、大活躍した寧缺は三つの試験でトップの成績を取って合格。

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 唐王を狙ったテロは燕国の太子崇明が裏切って唐王に知らせたために失敗したのだが、もともと彼も知っていたこの計画。15年前に戦争に敗れた燕では太子は唐に人質、次男の隆慶は西陵の神殿で修行、光明大神官は西陵神殿によって幽閉されてしまっている。
 そして、燕王は人質の太子と次男を交換して、次男を唐に送り込み、これもまた夫子の弟子にしようとしている。

 この夫子というのがただの校長ではなくダンブルドア的な人のようで、確かにこういうところでは擇天記と共通した世界観を感じます。

 唐では、李漁とその弟が「妖女」と恨む唐王の現妻夏天の息子六王子が毒を飲まされ、唐王は娘と息子を軟禁。ま、やらかしたのはどう考えても王どころか人間としてどうなのよ~としか言えない弟の三王子ですが・・・

 無事、書院に入学した寧缺の学校生活は特待生的に入学したこの三王子たち貴族の子弟との間がぎくしゃくするというお約束展開。
 なんとか寧缺に恥をかかそうとするものの、江湖のつながり?で本人が考える以上にうまくすり抜けていく。

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 書物を読もうとするとダメージが来るという図書館にせっせと通ううちに、夫子の弟子のひとり陳皮皮と知り合う。

 学校生活の一方で、一族の敵討ちを始める寧缺。父の林将軍を無実の罪で密告したのは誰だったか追究し、仇を討っていく。
 この彼の行動の結果、朱雀が復活、傷ついた寧缺は桑桑と陳皮皮に助けられる。

 朝廷では皇帝が寧缺が暗侍衛に任命されたときに勝手に王の書斎に入り込んで書き残してきた文字を唐王が発見、これは誰の字だ?ということになりました。

 もう出てこないかと思ってた安志杰の朝小樹も再登場、崖落ちしていきました。また出てくるね、一安心。

 前回にも書いたけど、このドラマ武侠風味が結構強くて、アクションも目いっぱいがんばってる感じで楽しいです。
 撮影もちゃんとロケに行ってるので空気感が心地よい。ただ、妖猫伝でお目見えだった襄陽の唐城なのにもうおなじみ感がでてきてしまっているのがちょっと辛い。横店や象山ほどではないんですが、それが逆に目につく。横店なんかだともう空気みたいなもんになっちゃってるんですけどね~

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 寧缺の陳飛宇、アクションシーンとか全力で頑張っているのがさわやかです。彼のように主役が若いと、周りの力量が問われるってところがあるんですが、寧缺より年下の桑桑を元気に演じている実は年上の宋伊人もいいですね。これで彼女が中途半端だと寧缺が浮いてしまいます。

 そして、おじさんたちいっぱい。たまりませんわ~~

 というところで、3日ばかりお休み。大幇会に行ってきます。 

2018年大幇会

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第14回大幇会参加記+なんやかんや

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 今年も日本の武侠迷のオフ会大幇会が開催され、参加してきました。今年のポスターは日本で包拯を主人公にしたコミック「北宋風雲伝」を発表された滝口彬彬先生。

 地方都市住民な迷子は、せっかく東京に行くのならと、二泊三日の旅。

 中国ほどではないでとはいえ、日本もどんどん現金使わなくてもいいようになってきたよな~と長距離移動するたびに思います。今回旅費ホテル代その他ほとんどカード決済。コンビニも自販機もカードでピッ!

 現金使ったのは、参加費を別にするとほぼほぼ全部食事代。みんなで食事しては誰かが「おごる」という中国流の習慣が日本にはないから、食事や飲み会の後では割り勘なり個別会計にするため現金が必要になってくるんですよね。こういう日本風の支払いにも対応するアプリも出てきているみたいだし、そのうち日本でも「そういやしばらく現金さわってないな~~」ってなるんでしょうね。

 とまあ、本題とは違う感想からスタート。

 今年は赤坂での開催。で、泊まったホテルは首相官邸真下の警備エリア内。いちいち警備の警官にゲート開けてもらわないとホテルにたどり着けないというちょっとVIP気分でした。

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 ここで邪派仲間と合流、土産を交換したり、話に盛り上がったりしてから、会場に移動。下ごしらえは十分w

 会場には、一年に一度この場で会う人とか五覇崗も入れて二回はあってる人というだけでなく、数年ぶりに再会できた方、ネット上ではお付き合いしていても顔を合わせるのは初めての方とか、オフ会ならではの出会いが楽しいです。

 今年は、金庸先生の訃報が伝えられて間もない大幇会開催になったため、金庸先生への献杯から始まりました。

 ただ、会自体はこれからも武侠世界を楽しんでいこうという気持ちで例年のようににぎやかに進められました。

 香港のネットニュースの記者が取材にきていたのですが、日本の記者も来てくれるようになるといいのにね~と

 毎週横浜の中華街にある悟空茶荘で布袋劇を演じてみえる著微(チョビ) 布袋戲人形劇團ことチョビさんが、今年は出張公演にいらしてくださり、また一段と楽しいひと時となりました。ずっと見たいみたいと思っていて、この春、横浜に行ったときに初めて鑑賞することができて大喜びしたんですが、また見ることができて私のためのような~と勝手に喜んでました。

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 毎年恒例の抽選会では、一番くじが岡崎先生にあたって「さすが!」と盛り上がりました。もっとも二番くじが迷子で・・・琅琊榜弐の缶バッジセットいただいてきました。

 なお、あの大陸で大人気だった于正のドラマ延禧攻略のグッズが最後の最後まで残ってしまって貰い手なかったのが武侠迷の集まりっぽくて、楽しかったです。グッズはなかなか良い品ものだったと思うんですがw
 だれかいりません?(とりあえずレスキューしてもらってきたw)

 映像関係では、チャンネル銀河さんからは那年花開月正圓(邦題、月に咲く花の如く・・・やっと覚えたw)、

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MAXAMさんからは最新版笑傲江湖が紹介されました。
 
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 ここでレビューは繰り返しませんので、過去記事見てください。(邦題使ってないのは、恰好付けでもなんでもなくて、大陸ファーストランで見るのがほとんどのためと、邦題にすると中文ネイティブの人に通じないのと・・・と言ってますが、二つも題名覚えられないのが最大の理由です。すまぬ。)
 もっとも那年は将軍在上の日本ファーストランが終わったあたりでもう一度ブログに書こうかなと思ってます。なんか世間と私の思うところがちょっと違う気がする・・・

 ま、それはともかくとして・・・

 こうやって今年も楽しい一夜をすごすことができました。

 で、翌日は9月に武侠ツアーでご一緒した皆さんと山西料理のお店へ。開封や少林寺での楽しい思い出を共有できてうれしかったです来年はどこに行くのかなあ?

 もう一日あるので、夜までゆっくりと楽しい時間を過ごしました。
 散会した後の寂しさに浸る余裕もなく爆睡。何しろ安全だけは超保証付きのホテルなのでした。

 また、違う話ですが、今回少林寺のど飴とか、みなさんに大好評でした。地元では知り合いの禅宗僧侶たった一人が「いいな~~俺も行きたい~~飴くれ~~」とひと缶強奪していったほかは、「へ~少林寺~少林寺拳法の~~(←説教)」程度の反応だったので、やっぱり武侠ツアー土産は武侠迷に!と思った迷子でした。喜んでもらえるのが一番うれしいです。他はパンダチョコでも同じだもの・・・悲しい
 
 

盛唐幻夜 その2

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19~30集

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 大幇会前に24集まで見て、帰ってから30集まで見たのですが・・・やっぱり話忘れかけてたw

 ドラマ見る動機ってのもあれば、見たくない動機ってのもあるわけで、今回私が見なくなるとしたらひたすらにうざい明慧というキャラのせいです。こういう役には、ただ憎らしいうざいだけじゃない何かがいると思うんですよね。今回はただもう重苦しくうざいだけで・・・「食欲」なくしてます。

 このキャラなかったことにして見ると、そんなに不出来という感じもないし、嫌いな展開というわけでもないんですけどね~まあ、好みです。

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 葉遠安の父親の「ご落胤」騒動は、呪いの人形を操る殺された男の母親が現れて武則天をも着込んで大騒ぎに。葉遠安が人形に仕込んだ毒で殺されそうになって、それを彼女がかくまっていた天枢と穆楽が助ける。趙瀾之は「ご落胤」殺害犯の濡れ衣でとらわれと、事件が相次ぐ。
 この事件も裏では天橋国師とその弟子明慧郡主が企んでいるのですが、そろそろこのパタンあきてきた。

 というわけかどうか、この次ははっきりと葉遠安への愛情を示す穆楽、それに困惑する葉遠安、地味だがきっちりと愛情を示す趙瀾之という三角関係。あんまりねばねばしてません。趙瀾之は穆楽の愛情は身分違いで実らないと忠告するし、遠安もそれを知っているから二人の男性の間でどっちつかずになってる。鬱陶しいのは明慧郡主。あんたいなくていいわ・・・

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 穆楽との間に距離を置くのが望ましいと遠安は彼を趙瀾之が指揮することになった軍に送り込む。

 趙瀾之への反発もあって、穆楽がいびられてしまう。攻撃してきた山賊の親分と兄弟分になって、山賊の仲間入り。こっちでのびのびやってたら、趙瀾之の軍と衝突。とうとうもう一つの姿に変身してしまう。ただし、記憶が戻ったわけではない。

 相変わらず九星天珠を探す天橋と明慧。最後の二つは姿を消した天枢が持っている、その天枢をかくまっていたのは葉遠安、と遠安が囚われてしまう。彼女を助けようと奔走し、天后の宮殿の前で三日も跪く趙瀾之。姿を消した天枢を引っ張ってきた穆楽。

 そして、武則天の前でラストバトル。委細省略で、天橋が倒され九星天珠は武則天の掌中に。そこに「皇帝」として即位している自分の姿を見る武則天。

 うざいことに明慧郡主は、彼女のスパイとして天橋の元に送り込まれていたという落ちがついてきた。天橋と一緒に退場してくれたらよかったのに。
 事件解決の褒美として葉遠安は穆楽を自由民にと求め、明慧郡主は自分の夫に趙瀾之を求める。うっとおしいことこの上ない。

 穆楽は葉家の奴婢仲間から、身分違いの恋はあきらめろと説教されているが、そういう思考をする人物ではないですな。

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 とにかく天橋が排除され、天枢が新しい国師に、趙瀾之たちもそれぞれ褒美をもらって一区切り。

 武則天が権力を握る話ならともかく、この後、明慧郡主のうざい恋バナが続くんなら私は離脱するかもしれない・・・

 しゅっとした張雨剣の趙瀾之を見るだけになりつつあるんですよね。次のパートは穆楽&葉遠安のほかの世界での話らしい。こっちはなんか仙剣奇侠伝3みたいになってきたけど、おもしろいといいんだけど・・・

将夜 その3

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17~24集

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 大幇会前の先々週分と先週分併せて8集。このくらいの分量がレビューにはちょうどいいかな?いろいろ忘れてないうちに書けるし、書き過ぎてしまわない程度の量がある。以前のように1集とか2集とかでレビューするとつい細かく書きすぎちゃって、それもまずいし、あんまりため込むと中身忘れて嘘書いたりしちゃうんで・・・まあ、大結局まで一度にレビューという手もあるんですが、これだとおもしろかった、今一つ気に入らなかった、腹立ったの三種類くらいになっちゃうんです。
 もっともそこまで行かない「見なかったことにする」ってのもあるんですが・・・何かは聞かないでくださいw

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 唐王李仲易の「この字を書いたのは誰だ」騒動に、夫子の直弟子になれるのは誰だ?騒動、「俺様こそ夫子の直弟子」の燕国第二王子隆慶の登場と立て続いたあげく、字を書いたのは寧缺、夫子のただ一人の直弟子テスト合格者も寧缺、自信満々でやってきた隆慶をへこまし仇敵認定されたのも寧缺、その結果あっちこっちから人気者になったが命も狙われるようになったという今回視聴分でした。

 ヒロイン無敵ってのはありますが、今回視聴分の寧缺は主人公無敵。今週分当たり、揺り返しが来そうではありますw

 夫子の直弟子として二層楼に入れるのはたった一人、そこに「光明之子」と呼ばれ燕国人から絶対的な信頼を集めている隆慶。彼と第一王子崇明は表向き対立しているようで「実は僕たち仲良し」と言ってますが、ほんまかねw

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 その隆慶も燕国人たちも二層楼行きは隆慶に決まりと思っている。しかし、書院の代表でもなかった寧缺が「俺も出るわ~」と勝手に参加して、最後の最後まで隆慶と競り合った挙句に寧缺が夫子の直弟子に決まる。

 この夫子というのはただ書院の主というだけでなく、その創設者で最強者なので、その直弟子となることは相当な権威と力を持つことになるわけですね。だから、燕国王も息子を送り込もうと図った。ところが、どこのものとも知れない寧缺が合格してしまった。

 これに激おこなのは、自分に間違いないと自信満々だった隆慶と燕国一同で国際問題だとカッカとしてる。さらに、国王の探す書を書いたのが寧缺だと知った神殿南門の神符師顔瑟は寧缺を自分の弟子にしたら、金も儲かる、一門にもいいことがいっぱいと、寧缺の夫子直弟子決定に横やりを入れる。
 しかし、あんた、初めて寧缺と会ったときに神符師の才能はないと断言してたじゃないか・・・

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 結局、寧缺は夫子の13番目の弟子になって「十三先生」と呼ばれるようになり、同時に顔瑟にも弟子入りして神符師の修行もすることになる。

 さらに探してた書の書き手だと国王の元に招かれた寧缺は、李仲易から友人待遇で歓待されるが、父や一族のことがあるので素直に喜べるわけはない。半面、無邪気に喜んでいる黎明の唐王がかわいい。

 国王が求めた書の達人というステイタスを得た寧缺、さっさとこれを生かして金儲けを図る。この辺の描写が鮮やか。ヘタすると嫌味になるんですけどねw

 イケイケどんどんな寧缺ですが、恥をかかされたと憤る隆慶と燕国から刺客を送られる、加えて燕国とつながっている唐王の弟、寧缺の父林将軍を誣告し抹殺した夏侯からも刺客を送られ、あわや!それを助けたのが顔瑟、こっそり隠れて助けたのが夫子の第2弟子君陌。

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 都で起こった連続殺人が寧缺の仕業というのも寧缺の正体もそろそろあちこちでばれてきてます。もちろん唐王李仲易もこういったことを承知してるし、寧缺を襲ったのが弟や夏将軍だということも知っている。この国王、結構なタヌキです。

 こうしていろいろあったけど、一日交代で夫子の弟子と顔瑟の弟子になることになった寧缺。

 二層楼の12人の師兄たちがどっと出てきて、これまでの登場人物も覚えきれてないのに~と泣きべそ気分。

 神符師の師父顔瑟が金士杰で、その師弟で大唐国師の昊天道南門の主李青山が姚安濂とまたおじさん度充実。まだまだおじさん出てくるらしいので楽しみですわ~

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唐磚 その2

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9~20集

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 全36集の半分を超しました。なんか予想通り、重苦しい展開になってきたんですよね~~雲の遊び仲間太子の李承乾ってのは、李世民の後を継いだ皇帝ではないことに、雲も気が付いて「あれ?」っとなっています。
 太宗李世民の後継もおなじみの骨肉の争いだったよな~と能天気な雲の将来を案じる視聴者です。

 画像以下、いつものように順不同な雑な説明です。

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 調子よく皇帝や皇后の懐に入り込み、太上皇李淵と皇帝一族に麻雀を教え、「孫」になり替わっているおばあちゃまにも可愛がられ、ようやく安瀾との間もいい感じになってきて順風満帆の雲。
 この雲夫人、演じている陳莎莉は黄暁明の大漢天子とかで何度も竇太后を演じているイメージが強く、とても風格のある俳優ですね。彼女が出てるとつい一生懸命見てしまいます。美爺もいいですが、迫力のある美婆もいいですよね~

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 それはともかく・・・
 黒い影をもたらしたのは山東での大飢饉と突厥の王子たちだった。突厥との緊張関係はいつか戦端を開くことになるというのは誰もが思っていることだけど、山東で大飢饉がおこっている中、突厥との戦争を始める資金も食糧もない。

 突厥の王子たちは、唐との和平のあかしとして長公主安瀾と突厥王子との婚姻を結ぶことを求める。
 
 山東出身の大儒者蘆寿や朝廷の重臣たちはこれを受け入れて、突厥との争いを避けようとするが、皇帝はやっと戻ってきた娘を政略結婚の犠牲にすることを躊躇する。

 しかし安瀾自身がこの婚姻を受け入れることを宣言。

 一度は長安を涙ながらに出発するが、突厥の王子たち自身の権力争いに乗じた雲の策で、結婚話は流れる。

 雲は安瀾に求婚、皇帝夫妻も暗黙の了解をしている。

 李世民は突厥との戦争を始めることを決意。雲は金の問題には派手なオークションを開催、食糧不足にはサツマイモの栽培を始め、兵士に与える食糧にインスタントラーメンを作って、戦争のための条件整備をしてます。紅拂女を催眠療法で治すとかもしてるし、いいのかタイムパラドックス?

 最近食べ物を扱うシーンになると舌尖上的中国風のまったりした画面になるんですよね~たかがインスタントラーメンにお湯かけてるだけなのに、なぜか美食に見えるw

 山東で民衆が飢えに苦しんでいるときに戦争をする皇帝に蘆寿が再三再四猛反対、これに怒った李世民は蘆寿とその一族の処刑を言い渡す。

 ところが、この蘆寿の娘辛月が太子の恋人。彼女だけは何とか助けたい太子は雲に彼女を妻として雲家に迎え、蘆家から切り離してほしいと頼む。この願いを聞いて、皇帝に辛月との婚姻を求めた雲。皇帝は激怒するが、承認。当然、安瀾との間は大いにきしんでいる。

 誰も幸せでない結婚式・・・ますますこの先の展開が重いな~

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 その上、李世民に対して反乱を企てている侯君集が安瀾に接近。彼女の母若欄を殺したのは李世民だと吹き込む。早速そう思い込んだ安瀾は衛星民暗殺に乗り出す。突厥戦への出陣式のさなか、雲が暗殺計画を暴くが、黒幕侯君集は娘を利用して太子に接近している。

 この侯君集 玄武門の変で李世民についたのに扱いが悪いと拗ねてる。まあ、信用されないだけのわけはあります。中の人が王永泉@夏江@琅琊榜。怪しげ&うさん臭さに合わせて、凄みが効いています。この強烈なおじさんに能天気雲と、騙され安すぎる安瀾、「あんた自分の立場分かってるかい?」の太子たちがかなうはずもないよな~と変に納得。

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 で、物語はさらに重苦しくなってきていますw 予想通り・・・

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 ビジュアル的には、けっこうおもしろい場面が多くて、宮廷での舞女たちが長い裳裾を引いてだんだん自分の体に巻き付けながら踊るとか、出陣式での儀式、蘆寿一族処刑場面での巫術師?のダンスとか、雲と辛月の婚礼とかにこれまでのドラマではあまり見たことのないような演出があって、興味深かったです。巫術師のダンスは、東周列国で見て以来かなあ?

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 逆にオークションだのなんだののシーンはあちこちで出てくるせいで、もう見飽きてしまった感があります。本来こちらをアイキャッチャにしようという演出だったのかもしれないですが、外しましたね~としか言えない。

 タイムトラベル物としては、ものすごくいい加減な感じなんですが、もう一回りいい加減な感じのタイムトラベル物時空侠ってのも出てきました。でもまあ、タイムトラベル物、禁止じゃなかったっけ?とつっこむのはやめにしておきます・・・

 
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