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大幇会、終了。今年も楽しかった~

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第10回武侠迷大幇会 参加してきました。

いやあ、今年も楽しかったです。

不思議なもので、年に一回この席でしか、お目にかからない方もたくさんいらっしゃるのに、もう旧友に出会ったような感じになるんですよね。
今年も何人か初参加の方も参加されていて、「初めまして~~」の次には、「李亜鵬の郭靖のあほッぷりは最高だよね~」とか「今度の神、あれはミスキャスト。事務所は断れよな~」とか、こっちも長年のお付き合いのような会話が続くのはもっと不思議っちゃ不思議です。

今年は大幇会10周年、金庸の作品を紹介してくださった岡崎先生、この集まりを10年間お世話してくださった八雲さん、各幇会の有志の皆様には感謝でいっぱいです。

自分が初参加したのは、多分第4回だと思うんですが、モンゴルのゲルで羊を食べる幇会でした。
考えてみれば、その時も初参加なのに、前からの仲間のように迎えていただきましたっけ。

このブログ始めてから、こちらもそろそろ10年近くなってきました。武侠迷歴もちょうどそのくらい。
ほとんどドラマと映画だけの武侠迷ですが、ネット社会でよかったなあ~といろんな意味で思う毎日です。
私の武侠迷の日々は自由なネット社会があってこそでもあります。

海外に友人、知人がいる、よその国に住む人と同じドラマを見て感想を交換し合う、日本国内だけでもいろんな地方住民、いろんな仕事、いろんな年齢、いろんな性別の人と友だち付き合いできてしまう。
それに甘えすぎてはいけないと自戒もしつつ、やっぱりネット社会の到来大歓迎な迷子さんです。

今年の大幇会、MAXAMさんの新作案内やチャンネルNECOさん武侠ドラマ総選挙の結果発表も楽しかったです。でも、「だれじゃ、白髪に入れたのは~~」とかの反応が予想通りな発表済みの10位までより、大旗の11位以下に興味津々だったわけで~
「きゃ~~あ、に、きぃ~♡」の歓声約一名と「やった~~」の爆笑と、「なんでこんなにさわぐんだ?呉越はどこ行った」のもっともな反応の困惑を駆り立てた、16位連城訣の発表がある意味一番の山場でした。

気の毒な狄雲@呉越

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まあ、こっちのほうがインパクトあるわなあ
本人も迷もw
あえて選んでみました、おちゃめな血刀老祖@計春華

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あれやこれやと新しい情報も教えていただいたりもしましたが、言ってはいけないことじゃないとか自粛。
でも、当分楽しみがなくなるんじゃないかという不安には駆られなくて済みそうです。

昨日のデイアフター大幇会で、金迷の人たちと火鍋食べて帰ってきたばかりですが、もう来年の集まりが楽しみになっていたりしています。

みなさん、ありがとうございました!





紅楼夢(2010年版) その2

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15~50集

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見終わりました。
途中で投げ出すこともなく、おしまいまで見ました!えらい、自分!

宝玉たちが成年担当の演員に交代してからは、話も一気に賈家没落話に。

もっとねばねばどろどろして、途中でテレビにぞうきんでもぶつけてしまうんじゃないかとか思っていたんです。
でも、このドラマ自体が浮世離れした演出になってるんで、どろどろがタンパクなんで、助かった。

原作は本当に記憶の彼方に消えかけたほどの昔に読んだきりなんで、あくまでもこのドラマを見ただけの感想。

賈宝玉や薛宝釵たちが少年時代の配役から成年配役に交代しても、林黛玉は同じ女優のまま。この方が、林黛玉の将来の展開が見えない聖少女ぶりというか成就しない恋の悲劇が浮き立っていました。

林黛玉の死、賈家繁栄の象徴皇帝の貴妃となった元春の死、が続き、賈家の財産が没収され・・・と悲劇が続き、絢爛豪華で権勢を誇った賈家もすっかり落ちぶれ、という後半10集強でした。主人公周りの女たちはもう泣きの場面の連続。でも、悲劇が連続していく割にはそんなに陰々メツメツとしたドラマにはならず、どこかミストのかかったような現実感のなさでした。
現実感がないというとドラマとしてはほめ言葉にも、けなす言葉にもなるんですが、この場合はほめてます。

教えてもらった話だと、キャスティングにあたっては当時の美人顔の女優を集めたとかで、メイクの力もあって、着飾ってたりすると見分けがつかなくなってしまうのが困りもんでした。香菱を宋軼と張檬の二人が入り混じってやってるのに気がつかんだのは私だけ?まあ、その分、男たちが相当濃ゆい人が集まってたような気がしますw

ともかく、女性向きドラマってのが苦手な人間としては、けっこうおもしろく見られたんでまあ満足です。
しかし、なんでこういうのとかああいいうのとか女性向って決めつけるのかねえ。女性週刊誌とかもそうだけど、身の毛がよだつほど嫌いな人間もいるんですけど・・・ほんとに余計なお世話。

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演員表 めっちゃ大勢なんでそのまま

角色         演員
贾宝玉(成年)  杨洋
贾宝玉(少年)  于小彤
贾宝玉(幼年)  张君钰
林黛玉(成年,少年)蒋梦婕
林黛玉(幼年)  林妙可
薛宝钗(成年)  白冰
薛宝钗(少年)  李沁
王熙凤      姚笛
史湘云(成年)  马晓灿
史湘云(少年)  吴青芷
贾元春      王彦华
贾迎春(成年)  张笛
贾迎春(少年)  李若嘉
贾探春(成年)  丁荔
贾探春(少年)  张馨予
贾惜春(成年)  徐飒
贾惜春(少年)  王培祎
妙玉      高洋
李纨      周毅
秦可卿/警幻仙姑  唐一菲
巧姐(少年)  李曼嘉
巧姐(幼年)  张艺彤
贾母      周采芹
王夫人      归亚蕾
邢夫人      王馥荔
刘姥姥      叶琳琅
薛姨妈      龚丽君
尤氏      贾妮
赵姨娘      刘燕燕
贾政      许还山
贾赦      赵健
贾珍      姜彤
贾琏      王龙华
贾环      侯祥
贾蓉      袁新
贾蔷      缪俊杰
贾芸      郑斯仁
贾兰      赵鑫薛
薛蟠      王鹤鸣
香菱      宋轶・张檬
小英莲      爱爱
薛宝琴(成年)  殷叶子
薛宝琴(少年)  徐璐
尤二姐      孙菂
尤三姐      杨沫
邢岫烟(成年)  赵梦恬
邢岫烟(少年)  赵丽颖
李纹      田野
平儿      程媛媛
娇杏      毕恬恬
晴雯      杨幂
袭人      李艳
鸳鸯      蔡飞雨
小红      陈芳竹
紫鹃      英
莺儿      方安娜
麝月      阚清子
司棋      赵笑宇
金钏玉钏  陈旭
雪雁      宣璐
秋纹      耿夏萌
翠缕      李宗宣
侍书      钱柳吟
入画      李雨
琥珀      郭萱
宝蟾      许歌
彩云      吕途
素云      周岚
鹦鹉      吴熙
柳湘莲      徐垚
秦钟      石津宇
北静王      刘卓
蒋玉菡      张航睿
茗烟      谢杉
周瑞家的  孙秀晨
薛蝌      黄轩
跛脚道人  刘威
癞头和尚  刘金山
甄士隐      周野芒
林如海      刘伯英
焦大      李颉
贾雨村      杜功海
夏金桂      温桂钰
板儿      裴泽瑞
冷子兴      英达
吴新登      刘忠平
碧痕      曾千千
多姑娘      杨欣
贾雨村门子  刘仪伟
来旺      常晓阳
赖大      黄卫
王贵娥      尤老娘
兴儿      费振祥
封氏      刘思媛
贾敬      刘大刚

职员表
导演: 李少红 
编剧:顾小白 胡楠 柏邦妮 青枚 张天然 李雪 董友竹 刘玥 蔡一玛 
监制:张强 刘宏 罗立平 赵海诚 
总策划:张晓 史东明 
总导演:李少红 
出品人:韩三平 
制片人:李小婉 

最近見た映画たち 西遊降魔編 

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西遊降魔編 ネタバレっちゃネタバレしてますんで、一つよろしく

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 映画館で中華映画を見るのって、久しぶり。
 それも久々の周星馳作品で、ものが西遊記、と一人盛り上がって、見に行きました。
 残念なのは、車で2時間範囲に一つも字幕版がなかったこと。しゃあねえなあ~~とあきらめて、吹き替え版でした。

 話はいきなり飛びますが、映画が終わって席を立ってみたら、映画好き友人夫婦にばったり。私の顔を見た途端「いやあ~豪華な声優だったねえ~○○に、○○に~」

 そこかい~~w
 
 「字幕版でなくて、悲しい・・・」という私とは、絶対的な意思の疎通のなさがありました。

 ついでだから・・・
 日本語吹き替えキャストが豪華だったのはそうだと思うんだけど、文章@玄奘の声はか細い感じすぎるし、舒淇@段姑娘の声は色気不足じゃないかねえ。やっぱり字幕で見たい・・・

 ストーリーは、出家前の玄奘が庶民を救うために妖怪退治をしているという設定で始まる。
 いきなりウォーターワールドみたいな漁村に人を食べる水妖が現れて、それをやっつけようと玄奘が大活躍する。
 ところが、普通の映画なら助けてもらえそうな可憐な幼女もその母親もあっさり水妖に食べられてしまう。
 
 このあたりの気持ちの悪さ、恐ろしさは、ただおもしろがらせてくれない周星馳版西遊記です。
 そこへ同じく妖怪退治の段姑娘が現れ、手こずっていた現状をよそ目にあっさりと水妖を捕える。

 捕まったのが沙僧で、次が八戒になる豚の妖怪。豚というより猪なんで、日本語と中国語の意味がごっちゃになっちゃいます。

 この猪妖、めちゃくちゃ極悪で、人をおいしそうな焼き豚でよびよせては、次々惨殺して、焼き豚にしている。こんな強い八戒もちょっと見たことない感じです。

 退治するには、孫悟空の力を借りるしかないと、玄奘が出かけていくわけです。

 張P西遊記のときに、リアル豚やリアル猿がどうだという騒ぎがあったわけですが、今度の豚も猿もリアル以上に悪人面で怖くて気持ちワル~~い造形です。

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 また、話が飛びますが、PG12なんですよね、この映画。それなのに幼稚園くらいの子どもが見てたんですよ、お行儀良かったんですけど、「怖い場面」になると目をつぶってるらしく「終わった?」と聞いてる小さな声がしてる。その子が、女の子が食べられるところを見てしまったらしく「いつ出てくるの?」と何度も聞いてるんですよねえ。かわいそうに助けてもらえると信じてるんですよ、この手のひねりの効いた映画に小さい子を連れてきちゃいけませんて。
 猪妖が道士カップルを殺した場面でも「どうなったの?」と・・・子どもが気の毒でした。

 大人の目から見れば、ひねりが効いててそれはそれでおもしろいんですけどね~

 配役は、文章、黄渤、舒淇が主役。周星馳映画の常連もあちこちにちりばめられてます。その他に妖怪退治で出てきたのが、釈行宇@虎拳と羅志祥@空虚公子とでかい脚の天残脚。

 台湾トップアイドルの羅志祥は、いつ見てもコメディが似合う人ですが、今回は虚弱体質の飛刀の使い手、おばさん4人に輿を担がせ、花を任せて登場。それだけで十分笑えました。これって、李尋歓のばったもん?

 玉蒲団なんかのお色気映画に出てた舒淇が若手に「女らしく男を誘う方法」を教えてもらってるってのも笑いどころ?
 ですが、中華なツンデレ美女の本領発揮で好ましかったです。

演職員表

段姑娘 舒淇
陈玄奘(唐三藏)文章
空虚公子罗志祥
精壮汉子席手辰
四煞    周秀娜
猴妖(真身)葛行于
猴妖(人形)黄渤
猪刚鬣  陈炳强
沙僧    李尚正
玄奘师傅程思寒
冒牌道士冯勉恒
大煞    卢正雨
二煞    赵志凌
三煞    杨迪
五煞    葛行于
北斗五行拳降魔师释延能
天残脚        张超理张济平
山西小双侠之云蕾唐艺
山西小双侠之师兄何文辉

▪ 出品人:周星驰;董平;王中军;艾秋兴;江志强;韩三平
▪ 制作人:冯志伟;陈克文
▪ 导演:周星驰;郭子健
▪ 编剧:周星驰;郭子健;霍;王芸;冯志强;卢正雨;李尚正;江玉仪
▪ 摄影:蔡崇辉
▪ 监制:周星驰;王中磊;江玉仪;张大军;周雅致;杨庭恺

犀利仁師 その3

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29~44集(大結局)

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最後まで見ました。

日本での発売&放送が決まってるという話が聞こえてきたんで、ネタバレはやめておこうと思うんです。
でも、なんも言わないわけにはいかんし・・・

とにかくおもしろかったです。
最後の最後まで、笑わしてくれます。

ということで、このブログを見て、見てみようと思う奇特な方もいらっしゃるかもしれないので、お断りを一つ。

画像から下は、ネタバレされても構いませんという方だけでお願いします。
ミステリじゃないんで、多少のネタバレしたからと言って、困りはしないと思うんですが、一応お断り。

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さてと~~
言い訳も済んだんで~~

梁山伯と祝英台の役を誰がするかですったもんだしたあげく、范大同と男のふりをしている宋文文が男のふりをしていた実は女の祝英台の役をするというややこしいことになって、その結果、范大同は男と思ってる宋文文への恋心を意識してしまう。悩んだ挙句に、ゲイな自分を受け入れる。
ところが、宋文文が実は女性だということがわかって、彼女は捕えられ、牢に入れられてしまう。彼女を助けようと奔走する弘文学院の一同とやめたはずの柳傲天。
その片方で、宋文文が女だと知って、大喜びの范大同・・・

柳傲天の計らいで宋文文は死は免れたものの、弘文学院は閉校に追い込まれる。

このあたりから、話が学園物からすっかり離れて、公孫毅の陰謀をどう防ぐのかという話に。

柳傲天対策に路雲霏が誘拐され、彼の父親を殺したのが自分の父親だと知って号泣するあたりから、喜劇じゃなかったのかと思えるほど「泣き」の場面が連続。

ええ~こんな悲劇的な終わり方するのか~~と思ったとたん、大どんでん返しが待ってました。

最後は最近めずらしくきっちり決めて終わりましたが、それは見てのお楽しみでしょうか。

このドラマ、あんまり期待もしないで見始めたんですが、思いのほか面白くて楽しめました。

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演職員表
  角 色  演  員
  柳傲天  呉奇隆  
  路雲霏  劉詩詩  
  聶文星  霍政諺  
  宋文文  呉映洁  
  范大同  葉祖新  
  劉一守  岳跃利  
  金仁彬  張哲瀚
  慕容月  周奇奇  
  劉二妹  武 莉  
  墨 瞳  衛 莱  
  呉天宝  郭家豪  
  元 芳  康 磊  
  劉瑶瑶  蔡雅同  
  路不凡  魏春光
  李大人  霍建華
  趙徳祝  鄭佩佩
  公孫毅  寇振海
  孫大山  呉華新
  孫小山  陳鴻錦
  老板娘  許榕真  
  東方婉儿 潘儀君


出品人呉奇隆、劉燕銘
制作人呉奇隆、
総制片人:張小軍
総監制:呉奇隆、趙智江、龚宇、趙浚凯 等
総導演黄偉杰
導演馬華干、譚友業
編劇韓佩貞、周碧輝、陳文娟

風中奇縁 その4

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15~24集

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 中国での第1回放送が終わったんで、視聴再開。
 まとめて見られるようになってからにしてました。
 もっとも、ネタで見るのは遠慮なくオンタイムに見てますが・・・来週から始まる小籠包版神侠侶なんてのはそういうことですわ。

 九爺と別れて、一人砂漠に戻るはずだった莘月だが、尽くす男衛無忌に見つけ出され、彼の軍営に男装をしてとどまることに。
 その間に、衛無忌との間はなるようになってしまい、二人は結婚を約束する。

 衛無忌は戦場でも、羯族を屈服させ、凱旋。
 ついでに羯族の王烏緯立と彼女の過去の関わりも明らかになる。

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 皇帝からは重用され、世間の評判も人気もある若い将軍となると、簡単に結婚できなくなって、さああどうしようというのが今の二人の立場。

 そこに莘月を諦めたはずの莫循が、本当は君が好きだったといいだし、莘月は大混乱、無忌ブチ切れ。
 まあ当然ですなあ、これはあきらめの悪い莫循が悪い。
 自分の勝手な思い込みで「莘月のために」彼女と別れたのなら、それを今更なかったことにしてくれ・・・はないでしょうが。

 朝廷に入りこみ、皇帝のお気に入りとなった秦湘は男児を産み、衛無忌の叔父万謙・長公主夫婦や万皇后(つまりは衛青と衛皇后ですな)の一族と対立。
 衛無忌と結婚しようとする莘月との友情もこれまでと秦湘は宣言。
 しなくてもいいのにこっちも于正ドラマ化してきた・・・(´・ω・`)

 ちょうどCSで美人無泪山河恋をやってるのが録画してHD圧迫しないように横目で流し見してるんで、皇帝の妻妾の誰かが妊娠したとかしないとか、誰が皇帝のお気に入りだとか、庶民の人気がどうのこうのとかおんなじ組み立てになってきたんで、若干うんざり。

 それにしても、韓棟、最近人気者ですねえ。あっちにもこっちにも出てくる。
 このドラマじゃ、秦湘にひたすら思いを寄せ、彼女の手先になってしまう将軍というなんともはや~な役ですが、まあ山河恋のドルゴンも同じようなもんです。

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 劉詩詩もチャンネル回せば出てくるみたいな感じになってます。定番胡歌、最近波に乗ってる彭于晏と、人気者がそろってるんですが、何しろもう3,4年前の撮影なんですね。
 おんなじような役ばっかというのは的外れ?

 で、これから莘月を挟んで、莫循と衛無忌のガチンコ勝負が始まるんですね。どろどろにならんことを切望です。

山河恋美人無泪 その1

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1~22集

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 しばらく前のBS放送時に辮髪ドラマと話題だった于正ドラマです。
 紅楼夢の後で勝手に録画されてたんで、これも何かの縁かと・・・

 ぐちゃぐちゃと入り組んだ恋愛関係。
 というか、それぞれ斜めにずれた恋愛関係。ちょうど一人ずつ横にずれて手をさしのばしてるような感じです。

 主人公の玉児は、賢く思いやりがあって親孝行で・・・といいことずくめのよい子です。
 この娘が、大金国の王ホンタイジの側室となってから、後宮の争いに巻き込まれ、だんだんと性格が悪くなっていくという後宮ドラマには定番のストーリー展開。彼女は将来の清の孝庄文皇后なんで権力争いを勝ち抜いていく話なんでしょう。

 彼女と皇帝の弟ドルゴンの話は有名ですが、その話を于正風に練り上げてネバネバ話に。でも、于正ですから、ネバネバというよりあっけ~~な展開に。

 だいたいヌルハチの後継が玉児の一言で決まってしまったりしてますから、大概なもんです。

 主人公の玉児が袁姗姗@任盈盈ですが、この人于正に取り立てられて、主演女優に抜擢された人だそうですが、私にはどうしても「美人」に見えない。
 その玉児の従妹で小玉児が莎でJK儀林の人。
 玉児のおばで皇后が蔡少芬で、后宮甄嬛伝の皇后。彼女もこんな役に居ついてしまったんですかねえ。
 玉児の腹違いの姉で、彼女に嫌がらせの限りをつくすの海蘭珠が張檬@性格の悪い王語嫣。
 ドルゴンは、最近あっちこっちに出てくる韓棟。
 ホンタイジが、劉威でドラマで見るのは初めてな楊幂の夫君。

 玉児の父親は岳不群だし、よく見りゃヌルハチの息子の中に老徳諾@非笑傲江湖の人も。

 どうも于正ドラマ、演員のバリエーションが少ない。いつもの顔ぶれがあっちでもこっちでもとっかえひっかえ・・・

 どのプロダクションの制作でも、お抱えの俳優はいるもんですが、ちょっと固めすぎ。

 清建国当時の朝廷の権力図とか各国、各部族の勢力図とか、私には知識がないんで、そこらあたりはあんまり気にしないで見てますが、まあ辮髪がなかったら、どの時代の大奥ドラマと言っても通るはずです。

 おもしろいっちゃおもしろいんですが、このドラマも日本語題名おかしくないですか?

 原題は「山河恋・美人無泪」(美人無泪だったり山河恋だったり美人無泪・山河恋だったりしてますが)
それを「宮廷の泪・山河の恋」という邦題に。
 トンデモ邦題を付けられることの多い中華ドラマにしては、まあ原題に近いんですが、無泪と泪じゃまるで反対なんですよねえ。そんなことくらいで泣かないといってるのに、泣かせてしまってる。レリゴーの日本語版と同じような感じ?
 というかグラビティとゼログラビティな感じ?

于正版神侠侶 その1

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1~4集

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 ひえ~予想通り・・・

 悪いほうの予想がばっちり当たってたとしか・・・

 風中奇縁の後番組でスタートした于正版神侠侶。
 やってくれるだろうなあ~と思ってたことを、ことごとくやってくれてる。

 ドラマのスタートから、延々と陸展元と李莫愁のイチャイチャを見せた後、何沅君が「私は純真な乙女」とばかりに登場。たちまち三角関係が出来上がり・・・

 そこからは、山河恋か何かの続き見てるような展開になってしまって、もうげっそり。

 李莫愁がらみのアクションシーンがまあまあなのが幸いでしたが、彼女が「る~らん~」と陸展元に迫るたびに、こっちの背中がぞわぞわっ。

 それでも、李莫愁の張馨予はきれいでした。

 莎@何沅君はJK儀林のころに比べると、なんか年食った感じ。もうちょっとかわいらしいキャラだった気がするんですが、彼女。

 その二人がとりあいっこする陳翔の陸展元は、ほんとチャライ男としかいいようがない。李莫愁をひっかけたやり口はホストクラブどころかもう犯罪の域に突入しとります。

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う~
 こんな調子でやってたら、キリがないんではしょる。

 とにかく、今回の二晩分で、楊過が郭靖たちに発見され、桃花島に向けて出発したまで話は進みました。

 その間の迷子さんの「きゃ~~」「げ~~」「ひえ~~」を順不同でまとめ!

・しょっぱなから白髪魔女か・・・
・いつまでやるんじゃ、このねばねば~~
・なんじゃ、このあんちゃんの一灯大師。
・出た~小籠包小龍女~
・げ、楊過が程英を妓楼に売っちまった!
・そうだ!西毒は宗峰岩だった!老玩童の間違いじゃないか・・・
・回想の楊康も陳暁で、穆念慈は趙麗穎なのか。
・郭靖と楊康の義兄弟の契りシーンのCGまた、ひで~ういてるわ。
・黄蓉が、寧中則なのか。
・黄薬師が李銘順って、シンガポール版の楊過じゃないか。
・その黄薬師が、妓楼で笛吹いてて、お馴染みさんぽいのってあり?

とかなんとか、ぶつぶつ言いながら、見てたらすっかり疲れてしまった。

 出てくるおじさんたちの過去のロマンスをでっちあげて、全部する気なんで、俳優が全部そっち基準で配役されてる。だから、ひげ付けたり、髪の毛白くしたりしてるけど、風格がない。厚みがない。すごみもなければいやらしさもない。
 だいたい、かわいくない!

 同じような状況だった笑傲江湖の時以上に、違和感ありまくってます。
 原因は、やっぱり脚本なんでしょうね。
 笑傲江湖には、呂頌賢版という立派な「原本」がありましたからw

 全52集だそうですが、この調子であれやこれやのねばねばいちゃいちゃ続けられたら、たまんね~な~と思ってるところです。

 普通はまとめて見る主義なんですが、これは毎週消化してかないといったんたまってしまったら、もう見るエネルギーが出てきそうにない気がします。

 いやもうまいりましたわ・・・

 于正は原作のあるドラマやっちゃダメだって、再確認。特に武侠ドラマには手を出さんでほしいわ。

山河恋美人無泪 その2

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23~36集

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 とにかくクリア
 何ちゅうか、小物ばっかのドラマでした。
 Aさんが好きなのはBさんで、そのBさんがが好きなのはCさんで、そのCさんが好きなのは・・・といった調子でこじれた恋愛ドラマが展開。
 その一方で、悪意に満ちた中傷と中途半端な善意のせいで誤解すれ違いでねじれまくって、復讐劇が展開。

 だけど、一応明末清初が舞台なんで、歴史に合わせたドラマも展開。

 つまりは、ヒロインの玉児が最初にヌルハチはホンタイジを後継に指名したと嘘をついたことから、董鄂妃の死による順治出家までの愛新覚羅家のネバネバどろどろした大奥ドラマが繰り広げられたわけです。
彼女が、その時にこれが嘘なら夫や子どもに背かれてもいいと毒誓をしたことが、そうなってしまったんだよ~という終わり方。
 話としちゃけりついてました。

 それにしても出てくるのがみんなちっさい人間ばっかりで、何年もかけて陰険な仕返し考えたり、雪だるま作って捨てた恋を未練がましくなつかしんだり・・・

 どこまでドラマ続けるんかと思ったら、息子世代までやりましたなあ。フリンが出てきたんで、やるかなと思ったら「貧僧法号行痴~」までやってた。ここでもまあ、順治帝は出家したことになってるんですね、生きていた義経とか光秀伝説以上の重量感のある俗説なんですなあw

 これが、最愛の海蘭珠を玉児に殺されたと思い込んだホンタイジの復讐だってんですから、ホンタイジも小物にされたもんです。一大帝国を立ち上げてく時代なのに、その立役者たちが好きな女に振り向てもらえない、嫁さんが浮気したかも、と、ネチネチうじうじ。当然、その後宮では、女たちがせっせとライバルのけり落としに罠やら毒やら陰口やら・・・ついでに浮気して子どもまで制作。

 大事に育てたはずのフリンに、ドルゴンを死地に追いやられ、挙句の果てに出家されてしまうという筋書きもネチネチホンタイジが3年もかけて仕込んでおいた海蘭珠の復讐のための時限爆弾ちゅうのは・・・

 まあ、こういうのが好きな向きはあるんでしょうが、私の好みじゃないですわ。

 この調子で作っちゃったのが神侠侶じゃないでしょうなあ・・・悪寒がする、いや予感がする。

 でも、確実に言えるのは、こういう感覚でドラマを作る于正ですから、大奥ドラマとか昼ドラには向いてるんでしょうが、ほんと武侠ドラマには向かないよなあ。

角色           演員      配音 
大玉儿         袁姗姗    喬詩語 
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愛新覚羅·多尔衮   韓棟     張杰 
愛新覚羅·皇太極   劉威    姜広涛
博尔済吉特·哲哲   蔡少芬    季冠霖
博尔済吉特·海蘭珠  張檬     劉露 
賽雅          王琳     郝幽玥 
小玉儿          莎     張麗敏 
寨桑           黄文豪 
塔娜            白珊     劉芊含
卓林           銭泳辰     常進
蘇麻喇姑        喬喬      唐小喜
愛新覚羅·多鋒     張天陽
博尔済吉特·娜木鐘  周牧茵     紀元 
愛新覚羅·福臨     呉俊余    姜広涛
董鄂妃          張雪迎    閻萌萌 
静妃            董慧     唐小喜女
淳福晋          何彦霓    張麗敏
阿納日          包文婧    劉芊含
烏雅            楚軼男    紀元 
瓜尔佳·鰲拜       沈泰      辺江 
呉克善          劉恩佑     趙震 
阿古拉           孫堅
愛新覚羅·努尔哈赤  周紹棟     李立宏
愛新覚羅·代善     李耀敬 
烏蘭            孫暁菲    張麗敏  
愛新覚羅·阿敏     孫彬皓

于正版神侠侶 その2

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5~8集

 いや、毎回記事書くつもりはないんですよ、ほんと。でも、ため込んでしまうと体に悪いしねw

 今回のびっくり仰天は、趙志敬に命がけで彼を慕う恋人がいた~~
で、
 今回の予想通りは、小龍女はミスキャスト

 桃花島にやってきた楊過、その後を追っかけて西毒も桃花島へ。
 郭芙と武兄弟にははじかれ、黄蓉には嫌われ・・・というここでのお話は一応そのまんま。
 でも、郭芙たちにちょっかい出して、海に突き落とされたりする原因は楊過自身が作ってたりときわめて悪辣な子どもになってる。

 その楊過を心底大事にするのが郭靖で、彼にだけは気を許す。まあ、こんな楊過ではこの先心配。

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 で、やってきた重陽宮。

 できのいい尹志平とできの悪い趙志敬が2大弟子で、その他大勢の弟子のトップに立ってる。
 その上にいるはずの全真七子は丘処機以外には誰も登場しない。

 楊過を弟子入りさせようとやってきた郭靖が小龍女に求婚にやってきた霍都一行と間違われて、郭靖vs全真教集団の大バトル。
 でも、その後、いざ弟子入りになって、尹志平でなく趙志敬を選んだのは楊過自身・・・
 なんでかというと、趙志敬は自分の恋人を男装させて重陽宮に連れ込み、尹志平を追い落とす手伝いをさせているのを楊過が知ってしまったからで、要は自分が有利に立てる師父を選んだってことです。

 楊過が趙志敬に「あんたは俺にはかなわないんだから、おとなしく武芸を教えてろ~」みたいに言い放つんですから、性格悪いことこの上ない。

 楊過が小龍女のところに転がり込むことにはもちろんなるんですが、いじめられてどうのこうのというよりくっついてきた西毒のことを隠しきったせいで、全真教にいられなくなった展開。

 そして、丘処機以外の全真七子がいないもんで、孫婆婆を殺してしまうのも丘処機です。いいのか、これで?

 あれやこれや省略しますが、結局、古墓に入り込んだ楊過。
 小龍女がそこにいるわけですが、この「小龍女」なんか根本のところでキャラ設定を間違えてるとしか思えない。
だから、こういう健康的なしもぶくれのえくぼ美人を配役してしまうんでしょうなあ。

 古墓派純粋培養の小龍女は、雪のように真っ白な肌、感情を表すことはなく氷のように清らかな美少女・・・のはず。
 だのに、楊過につられてすぐにえくぼでニッコリするは、気に入らないとふくれっつらになるは、楊過が作った食事をパクパクがっつくは~
 とにかくレンコンパリポリ食べてる龍女なんかヤダ!

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 小龍女が楊過を弟子にして、雀キャッチならぬ蝶々キャッチの修行の最中で、子役から陳暁にバトンタッチ。
 見かけ的には、交代したことに違和感はなかったです。この先の方が心配ですがw

 この間に王朝陽@厳寛と林朝英@董璇の過去の軋轢が語られますが、やたらにひらひらしてるは于正の好みでしょうな。
 しかし、厳寛だいぶ前に名前を厳屹寛に替えてるはずなんですが、クレジットそのまま?

 五絶それぞれ若いころの恋物語を繰り広げるというのは、あらかじめ知ってたことなので、今更びっくりもしません。けど、このおちゃらけ趙志敬に彼の立場を守るために自殺してしまう彼女がいたんて話、誰が見たがるんだ?

 ついでに、今回の霍都はトンデモ笑傲江湖の計無施の中の人で、むだにイケメンです。この人も、山河恋でドドをしてたし、ほんとに役者のバラエティが少ないですねえ。でも、イケメン鑑賞できるからゆるす。

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 尹志平も、ドラマの冒頭近くですでに小龍女を見かけて一目ぼれ、掌門の地位を得るために彼を殺そうとする趙志敬にいいように操られて、泥沼に沈みかける。
 これで死ぬんだからと思いっきり「劉姑娘、愛してます~~」と叫んだところを、李莫愁が助けたりするもんだから、また恋心を掻き立てられて小龍女の幸せのために古墓から解放する~とかいって古墓に一緒に乗り組むいう悪循環。うっとおしい話の元はずっかりもう出来上がってます。

 ほんとミスキャストしか思えない配役の続く中、今回ただ一人はまった~と感じられたのは郭靖の鄭国霖。彼、絶世双驕の時に、林志穎とTAEと三人一組で江湖三美少年とかで売ってたんですけどねえ。ぼ~~とした中年バージョン郭靖がぴったりはまってます。武芸は超一流でも頭の方ではからっきしな郭靖キャラとしては、李亜鵬版に負けてません。





于正版神侠侶 その3

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9~12集

 結局、今週もやってしまいます。

 小龍女と楊過が玉女心経を修行するあたりから始まって、尹志平もとい甄志丙が小龍女を襲って、小龍女が誤解してどっかに行ってしまい、楊過は彼女を探して陸無双と出会って、耶律楚材のところに転がり込むまで。

 というと、だいたい原作度通りに物語は流れたように見えるんですが、相変わらず枝葉末節のところでへんな膨らませ方をするんで、爆笑せざるを得ない・・・
 そして、ヒロインは、小龍女の面影もない元気なギャル。

 結婚しようと必死の洪凌波が李莫愁のところを逃げ出し、崖落ち自殺を装って、結婚式をやってたところを、当然李莫愁に見つかってぶち壊される話。誰がどうやるとこんな余計な話をくっつけるんだ?

 で、王重陽と林朝英の昔ばなしがまた蒸し返され、いじいじあきらめの悪い王重陽が林朝英に付きまとう話がもう一つ。だれが、どうやると・・・以下同文。
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 せっかく水滸伝の燕青と隋唐演義の秦叔宝でイメージ好転してた厳屹寛なのに秦歌様に戻ってしまったじゃないか(-"-)

 今回、楊過と小龍女の話より、時間が長かったじゃないかと思うのが、重陽宮での趙志敬の悪行あれこれ。
 だいたい最初から、楊過いじめというより甄志丙いじめなんですよ。
 丘処機以外に全真七子がいないもので、彼が死んだら、掌門の地位はできのいい甄志丙に譲られるというのが既定路線。なんとかして自分が掌門になりたい趙志敬があれやこれやとせこい手を使って甄志丙に罠をしかけ、出来はいいけど頭が切れるとはとても思えない「郭靖」っぽい甄志丙が次々引っかかる。

 古墓を出た楊過と小龍女は、ブランコなんかかわいく見えるほどのバカップルぶりを発揮。このあたりまで来ると何の遠慮もなく笑い転げる小籠包にあっけにとられ続け・・・山を下りるかどうかで痴話喧嘩までやってました。

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 それで、今回の山場、洗濯物を干してる小龍女を襲う甄志丙ですが、これも趙志敬に強力な媚薬を飲まされたせいという言い訳がついてます。

 これだけ、ひどい目に合わされ続けている甄志丙なのに、あまりに「郭靖」キャラが行き過ぎて漫才のボケ役みたいになってしまってるんで、哀れを感じません。

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 問題の一夜が明けて、小龍女が顔を紅潮させて、妻と呼んでと楊過に迫るのなんて、まるでべたなエロ映画。見たくない・・・

 小龍女が消えて、陸無双と賑やかにやってる楊過の方がよほどまっとうな神侠侶に思えました。

 しかし、全真七子が一人しかいないひずみがあっちこっちに出てきました。趙志敬の本音を探るために丘処機が死んだふりをしたり、悪事に手を染めていることが明々白々な趙志敬を切り捨てられなかったり・・・これからもまだまだ甄志丙いじめが続きそうで、うんざり。

 ああ、今週も疲れた・・・




風中奇縁 その5

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25~36集

 見終わりました。

 ネタバレ全開です。最近日本でも結構新作が出るようになってきたんで、一言おことわり。

 中華ドラマってのは、ネタバレなんかあって当たり前ってノリなんですよねえ、OPとEDとMV見て、ロングバージョンの予告編見たりすると大概話がよめてしまったりw
 でも、まあ画像から後は、ネタバレ平気な方だけにお願いします。

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 朝廷での皇帝と万家の権力争いが激化、皇帝から対万家一族の重要なコマとみなされた衛無忌は、妊娠した莘月とおなかの子どもを人質に取られたも同然の状況に追い込まれ動きが取れない。

 砂漠へ出陣した無忌の留守に、莘月が太子にけがをさせた罪で牢に入れられてしまう。彼女を助けるために、ずっと避け続けていた皇帝と取引をする孟循。

 生まれてくる子どもを皇帝にとられてはならないと、わざと早産をして、子どもの入れ替えをする莘月。

 秦湘は李佶に衛無忌を排除することを依頼するが、そのために李佶は衛無忌の矢に当たって死ぬ。

 その罪を問わないと皇帝が言ったものの、朝廷では衛無忌への批判が高まり、彼は都を離れることになる。

 衛無忌は、これを利用して朝廷と縁を切るべく死んだことにしようと孟循と共に企むが、万謙と長公主の息子のために本当に死にかける。

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 歴史上の霍去病は26歳で死んだわけですが、大騒動の末に題名から名前やなんやかや総とっかえしたドラマです。死なせはしませんw

 孟循が命がけで無忌を救い、莘月にも後を追って死んだふりをさせて、二人を窮地から救う。
 二人は、ようやく取り戻した子どもと三人、幸せそうに砂漠を去っていく。

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 一人残った孟循は、解毒のために自分も毒を飲み、下半身の自由を決定的に失い、彼の世話をして来た石伯を失う。

 それでも、愛する莘月が幸せになれるなら、これだけの犠牲を払ったことには十分な価値があるという孟循。人生で一番素晴らしいものは虹のようにすぐ消えていくものと、砂漠に一人残る。
 実になんともなあなお話でした。
 そりゃ孟循が最初の一歩を見誤ったのが悪いわけですが・・・

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 孟循サイドから見れば、悲劇の恋。
 衛無忌サイドから見れば、苦難の末に勝ち取った恋ということになりますか。

 このドラマは、戦闘シーンも出てくるし、当たり前のように屋根の上にふわっと飛び上がったりもします。朝廷の権力闘争も陰険に展開します。でも、基本恋愛ドラマ。
 しかも、大の苦手な三角関係だったのですが、最後まで面白く見ていました。

 孟循が胡歌、衛無忌が彭于晏、莘月が劉詩詩で、この主役三人のキャスティングが彼らの個性にぴったりはまっていたのがよかったと思う。それに誰も悪意を持ってない。孟循と無忌の間に緊張関係はあるけど、だからと言って、相手を追い落とすためにわなを仕掛けたりはしない。

 この後番組の神侠侶のあまりにめちゃくちゃなキャスティングに頭くらくらしてるもんで、なおさら好ましい。

 この三人の関係をメインに脚本が組み立てられ、復讐を捨てた莘月と違い復讐に囚われて愛を失う秦湘と彼女のために命さえ投げ出した李佶の話、朝廷の権力闘争の話、だれが衛無忌を殺そうとしたのかというミステリっぽい要素がサブストーリとして展開します。でも、このサイドストーリもメインを成り立たせるための重要な要素で、どっかのドラマのように不必要な脇キャラの恋愛ドラマを延々とやったりはしてません。
 ドラマは結局脚本なんだと実感しましたわ~

 でも、正直な話、多少脚本に穴が開いていようが、キャストがウヒョー!だろうが、一気に見せてしまうようなわけのわからないエネルギーのある武侠劇見たいのですが・・・

 角色  演員
瑾瑜/莘月  劉詩詩
衛無忌    彭于晏
莫循    胡歌
李佶      韓棟
烏維立   秦昊
紅姑    田蕊妮
昭陽公主  石小群
万子衿  張可顧
秦湘    陳法拉
万謙    呉卓翰
冒雲珠   蔡雅同
維姬    迪麗熱巴
趙貞      呂梁
石伯      立民

職員
出品人王建軍、王一
制作人蔡藝儂
監制 陳梁、蘇暁
原著 桐華
導演 李国立、林玉芬、梁勝権
編劇 王莉芝

韓棟版鹿鼎記 その1

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1~4集

 
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 頼水清版としようかと思ったんだけど、張紀中や于正ほどの押しの強さが感じられないようなので、主演の韓棟版にしてみた。

 神侠侶は陳暁が主演でなくても、ああなるだろうから于正版。こっちは監督が代わっても韓棟の韋小宝はこんなもんだろうから韓棟版・・・と一応、書いてる当人としては差別化してるつもりなんですがw

 こっちはどうも毎日2集ずつ放送してるようなんで、週に4集しか更新しない神侠侶をそのうち追い抜くはずです。

 4集まで見たわけなんですが、どうにも「のらない」
 なんか全体的にアクセントがなくて、ダラダラとした感じが拭えない。

 冒頭、狗皇帝を殺せ~と陳近南が空からハングライダーで紫禁城を襲ってくる場面からスタート。
 この皇帝がもう大人俳優の康熙だったんで、あれ~と思ったら、子役の出番なし。

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 麗春院の方は、必要以上にけたたましくうざったかった。

 出てきた韓棟の韋小宝は、すっかり大人なわけで・・・違和感。黄暁明の韋小宝がいきなり子役で現れたら、変でしょうが。そういう感じなんです。これが張衛健だとか周星馳だと吹っ切れててそんなにも違和感なかったんですけどねえ。

 キャスティングは、神侠侶ほどなんじゃこれ~というのはないみたいですが、天龍八部の王語嫣、木婉青、康敏、阿朱・阿紫が双児、方怡、蘇荃、阿珂に変身して出てくるようです。まだこの辺はそれなりに美人。
 今回の7人の嫁さんの中で、残念な気がするのは、建寧公主。古装劇にはあんまり出てない人のようですが、昔のTVBの古装劇によくいた顔の長い「なんでこの人が美人なの?」系・・・建寧公主はかわいくないとなあ~。かつての林如心とか舒暢、かわいくて、どSで~

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 嫁さんたちが今一つなのに比べ、おじさんたちはけっこう充実してます。
 陳近南は何中華、少し若い目になりました。どっかのヘタレ皇帝やってるよりずっといいです。

 どうしたものか導演の頼水清が自分で鳌拜やってますが、鉄の爪なんかつけて、めっちゃ強い。どうせなら徐錦江にやってもらいたかったわ。

 ことの発端になる茅十八は晋松。この人のマッチョな筋肉見てるのは楽しいです。

 で、韋小宝の韓棟と二人で、官兵から逃げる場面で「魯智深も九紋龍史進も泥棒だった」と小宝がいうのは、水滸伝でその役をしてた二人のアドリブか何かでしょうか?

 もう一人が、計春華の海大冨。そりゃ武功はすごいでしょうともと思わず納得のキャスティングですが、病気を持ってるようにはとても見えないのが玉に瑕です。
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 忘れてた。康熙は魏千翔。あんまり見たことない…と思ったら、蘭陵王の韓暁冬の中の人でした。どう見ても、韋小宝より年下に見えるんですが・・・それに、この二人だいたい同じくらいの位置にいる俳優がやるものだと思うんですが、ちょっとそういうところでも見劣りがします。梁朝偉に対する劉徳華とまではいいませんけどねえ。

 衣装は張P版に比べるとだいぶ安上がりのようです。それに女優のメイク・・・今ああいうのが流行なんでしょうか?目じりを跳ね上げたきついアイラインが、いやらしい。

 と、外枠ばかり記事にしてるのは、肝心の話に乗り切れないからです。
 とにかくストーリ展開が平板。もともとすごいアップダウンンのある話なのに、なぜかのっぺりした感じが拭えない。

 韓棟の韋小宝も、始終叫んだり、キャッキャとやってますが、それだけ。子役だとそれでもよかったんでしょうけど、あまりに一本調子過ぎないか?

 4集までで、小玄子が実は皇帝だと知ってしまったし、建寧公主に辮髪焼かれたりしています。
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 偽皇太后も登場、女装した愛人の師兄も登場。この気持ち悪さは今回のヒットかもw

 まだ、10分の1も行ってないんで、これから先化けるかもしれませんが・・・現時点では、個人的には次に何をやらかすかわからない于正版神侠侶の方がまだおもしろい。原作通りといえば、こっちの方が外れてはないようではありますが・・・脚本しだいですねえ。

『金庸迷の部屋』年越しチャット告知

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どいちゃんから告知がありましたので、ご紹介します。

『金庸迷の部屋』年越しチャット告知

【公開チャットルーム告知】
今年の春頃からチャットルーム『金庸迷の部屋』を引っ越しました。
ただ今年は私自身もバタついていたので非公開ルームにしておりました。
で、大晦日の夜に公開ルームにします。

『金庸迷の部屋』
http://chat.kanichat.com/chat?roomid=kinyoumei
時間は12月31日(水)午後11時30分~翌1月1日(木)午前0時30分です。

世は既にtwitterやFBやLINEの時代ですが、中には登録が面倒とかいう理由で
それらを利用していない人達もいるようです。
このチャットルームはNETに繋がったPCがあれば登録不要で入れますので
奥手な好漢女侠の皆様も是非お立ち寄りください。

于正版神侠侶 その4

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13~16集(未削減版だと16~20集)

 著作権侵害の裁判で負けちゃった于正ですが、吸毒じゃないんで公開は続くようです。
 
 今度は洪七公と欧陽鋒の若いころのロマンスと楊過と小龍女が英雄大会で再会し、また小龍女が失踪するまで。

 こうもきちんきちんと、毎週毎週原作にありもしない五絶の愛情故事やら原作でほのめかされただけの話をどばっと拡大されるとあきれ返るというより何か義務感でやってんじゃないかと勘繰ってしまう。

 洪七公のかつての恋人というか彼は恋人と思い、行き違いから彼女は夫の敵と思ってる秋意濃というのが、張P版の郭芙だった陳紫函。洪七公は印小天なんで、このために若い俳優が老け役やってるわけです。

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 小龍女を探して、雪の崋山にまでやってきた楊過が出会うのが、洪七公。彼とムカデを食べる場面はちゃんとありましたので、そこは評価。
 食べてる最中に秋意濃が「夫の敵」と現れる。まあ、栄姑と同じパタンです。
 
 おまけに欧陽鋒まで現れて、というのは原作通りなんですが、北丐と西毒がそれぞれの過去の恋愛について楊過に告白するってのは、むりやりな展開。

 結局、洪七公は秋意濃にわざと殺され、真実を知った彼女も後を追うといういまどきそれはないだろ~のあまりにありきたりな展開。

 しかも、この彼女、もともと金輪国師の師妹で洪七公暗殺にやってきたのに、七公が一目ぼれ、彼女も・・・という説明するのも無駄なありきたりさ。

 まあ、印小天は目に力があって結構好みの俳優なんで、見ているだけならいいんですけど。

 欧陽鋒の方も、例の嫂とどうのこうので欧陽克が生まれるという話です。でも、宗峰岩が欧陽鋒やってるんですよなあ。この人、なぜか私には修慶とかぶって見えるんで、欧陽克が出てきたみたいに見えたのに苦笑。

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 それやこれやで、楊過は洪七公の打狗棒法も身につけ、山を下りてきました。張P版だとここに楊過が人生について考えるモノローグがありましたが、ここではそういうことはなく、元気いっぱいに姑姑を探し回ってます。何しろ、西毒と七公の二人が大事な人を見つけたら、決して手放すんじゃないと焚き付けたもんでw

 英雄大会のあれこれはほぼ今まで通りですが、全真七子が丘処機一人なんで、大忙しです。

 黒子の金輪国師が弟子二人を連れて登場。今回の霍都はほんとイケメンなんで、楊過との対戦シーンはホント見ているには目の保養。

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 小龍女が登場して、金輪国師と対戦するのに「負けたらどうする」と聞かれて「それだけのことでしょう、それが何か?」と聞き返すのが、今回の小龍女では似合わない。大笑いするは大泣きに泣くは・・・普通以上に感情豊かな小龍女なんでなあ・・・


 
 今回、無駄な場面はともかくとして、老人役にも若手が多いんで、アクションシーンだけはけっこう充実しています。ただ、武功あります系ではなくて、ワイヤ使ったりCG使ったりで派手に見せる系です。

 町の真ん中で、李莫愁vs楊過、耶律兄妹、完顔萍、程英、陸無双に郭芙、大小武が大々的にバトルを繰り広げてるのに、一般市民が遠巻きに見物してたり、危ないどけ~と声をかけたりとか、悪くはないんだけどなんか世話物っぽいんですよね。

 陳暁の楊過は、いたずらっ子が元気いっぱいに暴れまわってる感じで、どっちかというと韋小宝っぽい気がします。小龍女とはどうやっても姉弟にしか見えなくて、恋人同士にってのは苦しいってのは、原作的にはOKなのかもしれませんがねえ。

 まあ、世話好きないい姉さん女房になるんでしょ。

韓棟版鹿鼎記 その2

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5~13集

 
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 前回までの分に比べると「こなれてきた」感じ。
 見てるこっちがなのか、ドラマ自体がなのかは不明。

 韋小宝が宮廷に紛れ込んで、小玄子こと康熙と知り合い、二人して遊びまわってるうちに親友となって・・・という原作の展開を、そのままたどってるんではありますが、みんなが大人の俳優なんでそこに無理があったようです。
 そもそものドラマのスタートから鳌拜を捕えるまでが一年という設定なんですが、そうでしたっけ?

 特に、韋小宝が小玄子と出会ってから、彼が皇帝だと知るまでがまるで二、三日しかたってないような印象なので、ドラマ展開があわただしく、視聴者としては乗り切れないままになってしまいました。そこに、子ども時代だからとやたらテンションの高い韋小宝なんで、ハイテンションで平板なイメージになってしまいました。

 ところが、鳌拜殺しのあたりになると、それなりに登場人物の年齢が上がってきたんで、「早送り」だったドラマが普通の再生速度になったって感じでしょうか。

 13集までで鳌拜を排除し、青木堂の香主になり、雲南から呉応熊が建寧公主をもらいにやってきて、沐府ともめて小郡主が小宝の部屋に運ばれてきました。
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 このドラマ、改編版をもとにしているそうなんで、どこまでが独自展開なのかわかりませんが、なにこれ~~と思ったエピソードがいくつか。ま、神侠侶に比べりゃ、落ち着いて見てられます。

 以下アトランダムに、あれれ~を

・何しに出てきた釈小龍?
 静圓法師という役で、20分ぐらい登場。康熙から鳌拜をやっつけるための依頼を受け、特別な訓練を受けた小坊主を連れて紫禁城にやってくるんですが、これが単にコーチをして、すぐに退場。別に鳌拜とやりあうわけでもなんでもなく、いったいなんで出てきたのかがまったく不明。
 それにここで8人も武芸の達者な10歳ばかりの少年たちを出すなら、子役をだせばよかったんだよなあ。

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・双児がやたらに出てくる。狩りにでた康熙をおそったり、捕まってる鳌拜を毒殺しようと毒入れの食事をもって行ったり、康親王邸に侍女として潜り込んだりしてます。
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・風際中が息子を連れて登場。この息子に青木堂の香主の座を与えようと、鳌拜と手を組んでるちゅうのは、ありなんでしょうか?

・で、その息子と沐剣塀が恋仲、ただし、あっという間にふられた。

・建寧公主もやたらに出しゃばってくる。結婚相手の呉応熊を見に康親王邸に侍女の格好で紛れ込んで大暴れってのは・・・あり?
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・小宝ママの韋春花も青木堂で小宝が香主になる場面に出現、大いに口だし。その後、紫禁城にまでやってきましたが、これもあり?
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・そうそう忘れてはいけない。計春華の海大冨は、武功も高く、不気味度も高く、もうちょっと何かやらかすかと期待したけど、原作通りに退場しました。

 鳌拜に康熙と小宝が飛びかかっていく場面で鳌拜の辮髪がカットごとにほどけてたり三つ編みのままだったりしたとか、皇帝の座る龍椅の周りがほこりだらけだったとかetcは、この際スルーしときますか。
 とにかくも全体的にトーンが少し下がったというか、落ち着いたんで、楽しく突っ込みながら見られるようになりました。

韓棟版鹿鼎記 その3

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14~27集


 あけましておめでとうございます!
 毎年恒例、外には出ない正月休みになったんで、ドラマが一気に進んだ。

 いろいろあったけど、27集段階で、小宝は清凉寺の方丈になって、あっちからもこっちからも狙われてる行痴をどう守るか頭ひねってるところ。
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 遡ると、沐府に娘たちを帰らしたし、柳一舟をいじったし、建寧公主と皇太后から逃げ回ったし、五台山に順治がいるかどうか見に行って、神龍教につかまって、白龍使にしてもらって、大監でなくなって、王屋派につかまって、少林寺に行って、皇帝に無理やり出家させられて・・・とほぼ私の覚えてる話の通りに進みました。
 大改変があった天龍八部と違って、そんなに大きく変わってないそうですが、どこが変わったかわからない。で、とにかくドラマ見てて、思ったこと。

・沐府に呉応熊が誘拐されて、供え物にされそうになるエピソードって、もとからありましたっけ?
・双児は庄家の侍女だったはずですが、祖父と父を鳌拜に殺された庄家の娘に替わってる。だから、実の母が仇を売ってくれたお礼に娘を小宝に差し出したことになりますな。
・衣装は刺繍がきれいだ・・・あの天龍八部の寝巻の群れから比べると格段の進歩。
・曾柔が出てきて、7人の嫁さんとにかく勢ぞろい。
 けど、なんか全体に配置がずれてる感じ。

・一番の美女のはずの阿珂が美女っぽくない。超絶美人のはずなのに、なんかしわ取りクリームとかのテレビ通販にでも出てきそうな気がする。
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・双児も張檬が可愛い武術の達人っていうのはもう少し前ならはまったんだろうけど、ちょっと出遅れた気がする。というか、何琢言の双児がかわいすぎたw
・蘇荃は逆に若すぎる気がする。別に一人だけを見てる分には張馨予ははまってると思うんだけど、7人のうちで一番の年上キャラだったんじゃなかったっけ?阿珂と双児、建寧公主がおねえさんすぎるんで、なんか収まり悪い。
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・建寧公主はとにかく、みっともないとしかいいようがない。わざとこういう人あてたんかなら仕方ないけど。
・方怡はまあこんなもんでしょ。新版天龍の時には、一番美人だと言われた木婉青の中の人です。
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・沐剣塀、今回一番きれいだし、かわいらしい。
・曾柔は元から地味なキャラなんで、今回目立たないからと言って、特に問題はないか。
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・小宝にいじられる柳一舟が老けすぎ、何しろ犀利仁師の孫大山の中の人。新版天龍じゃ全冠清だったんだよ。いくらなんでもなあ~
・だいたい全体に若い男性陣がパッとしない。印象の薄い人が多くて、覚えきれない。
・その分、爺様陣はそれなりにいいです。行痴が劉徳凱だったのは個人的に好ましい。
・再登場も期待された釈小龍はあれきり出てこない・・・
・康熙と韋小宝の関係が、康熙の方が弟キャラに見えてるが、ありですか?
・今回の小宝はけっこう武芸ができる。
・風際中父子と鳌拜の義理の息子鉄虎ってのが手を組んで、小宝を殺し、皇帝二人も殺してやると企んでますが、これってありですか?
・神侠侶もそうなんだけど、アクションシーンはそんなに悪くない。

けど、小籠包版神侠侶は正月は休みでよかった~新春そうそう罵倒したくはないw

ということで、今年もよろしくお願いします。

韓棟版鹿鼎記 その4

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28~40集


 無事に康熙と行痴親子の再会を果たしたところから、九難師太の弟子になって、阿珂にまとわりついて、宮廷に戻って、一等子爵になって、雲南に建寧公主を連れて行って、戻ってきて、一等伯爵になって、神龍島を攻撃してます。
 
 正月休みということもあって、ほぼリアルタイムで毎日2集のドラマが見られたのがうれしい。

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 ・清凉寺での行痴と康熙の再会の場になぜか建寧公主も偽皇太后もやってくる。
 ・偽皇太后が行痴を殺そうとしたところに、小宝がやってきてそれを止める。白龍使なので逆らえない偽太后。その様子を背中で聞いていた行痴が「頭も切れるし、悪辣な皇太后まで抑え込んでいる。こういう有能な人間がそばにいれば、息子は大丈夫だ」と安心してますが、どうもこのドラマでは、韋小宝の評価がいつも以上に高い気がします。

 ・九難がめちゃくちゃ若い。官女に化けてると、だれだかわからん。
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 ・どうも年齢にふさわしい配役というのを女優についてはあんまり考えてないんじゃないか?偽皇太后も正体を現せば、めっちゃ若い。建寧は実の娘のはずなのに、娘より若いで・・・
 ・陳圓圓と阿珂は賈青が二役やってますが、これもなんかなあ・・・

 ・小宝が双児にまっとうに求婚する場面が出てきました。でも、康熙を殺せと母親から命じられている双児は・・・というわけで、この話はまとまらず、小宝、韓ドラなみの失恋泣き場面。

 ・阿珂に一目ぼれするが、完全に器量好みで、一番大事なのは双児ということらしい。

 ・建寧公主に婿になれと迫られた小宝がとうとう~~こっちも泣き場面で「泣くのは女の方でしょ~」と建寧につっこまれる。
 ・で、紫禁城を出発した花嫁行列は、パタンと画面が変わったら、もう雲南についていた。最速記録だね~
 ・それにしても、ずっと建寧公主のわがままに付き合ってる侍女の喜鵲ってキャラが気の毒。

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 ・雲南まで来ると、もう多隆やらなんやらの前で、沐府の連中やら青木堂やら九難やらが右往左往してますが、毎度のことです。
 そして、紫禁城に戻ってきたら、今度は神龍島を攻めろと命じられて、出発。通吃島を命名。

というところで、夕べの分までです。

 けっこう脇の話が出てきてるんですが、大元離れたエピソード集にはなってないんで、楽しく見られてます。

 頼水清という人は、最近だと天涯名月刀、鐘漢良の天龍八部とか少し前の蘇有朋版の倚天屠龍記、林志穎の絶世双驕なんかを見てるんですが、なんといっても任賢斎版の神侠侶と笑傲江湖の導演の人でもあります。
手堅いのか、びっくりなのか・・・この先あと10集なんで、どうもロシア話がなくなりそうな予感がしてます。

王者清風 その1

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1~12集

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 神侠侶と鹿鼎記の間にぼつぼつ見ていたら、CSで放送が始まってしまった。

 このドラマ、探案ものだという情報だけで見始めたんですが、まあ半分くらいはそんな感じです。

 最近どういうわけか日本で急激に増えた辮髪宮廷ドラマという整理もできますが、ネバネバ恋愛ものではなさそうなんで、まあ気軽にみられる感じです。

 主人公の四爺は今度は将来乾隆帝の弘暦。つうことは、見もふたもない言い方をすれば、兄と弟を追い落として、帝位を手に入れる話なわけですな。

 最初は、朝廷の高官が殺された事件を雍正帝が弘時、弘暦、弘昼の三,四,五阿哥に調べさせるという話。
 これに続いて、皇帝の病気を治すために少林寺から失われた洗随経を探しに、出ていくという話。

 清朝廷を親の敵と狙う娘宋田田とその義父、彼女を保護する葉大侠、怪しげな明月閣とかいうグループのリーダーとそれに従う兄妹なんかが出てきています。

 早速、この田田に一目ぼれして、わーわーやってたり、お忍びで出かけて役人にとっつかまったり、賑やかにやってます。宋田田の中の人は、蒋夢婕で、紅楼夢の林黛玉をけだるそうにやってましたが、ここでは元気に跳ね回ってます。

 こういう背景ですがから、一世代上の四vs八の争いも跡を引きずっています。弘暦の願いで、北京に戻った八が早速弘時を操って、弘暦を殺そうとしています。操る甥たちが無能なんでいらついていますがw

 この四と八、雍正帝と簾親王を実の兄妹の湯鎮業と湯鎮宗がやってるのは目を引きます。

 10集までで弘時は早々に排除されてしまいました。

 次は、次期皇帝の第1候補になった弘暦に「実は雍正帝の子どもではない」といううわさが出てきて・・・という話が始まりました。

 書剣恩仇録をどこら辺までトレースするのかわかりませんが、この話は順治帝出家と並んで民間伝承としてしっかり根付いているみたいですねえ。ホントのところはどうでもいいけど、そうだったらいいな~という庶民のおもしろがり根性が好ましいです。

 この話じゃ、今度は弘昼が排除されるんでしょうな。で、ラスボスが簾親王?

 雰囲気的には、黄宗澤の少年狄仁杰に似た感じです。調子こいてる貴公子が身分を隠してひらひらとあっちこっちに行って、厄介ごとに巻き込まれたり、恋をしたり・・・でも、いざとなったら鮮やかに事件を解決。ただ、こういう水戸黄門的ドラマってのは、自分の身にかかわることを解決しているだけでは、庶民のヒーローにはなれないと思うんですよねえ。今のところ、朝廷にかかわって事件が起こってるだけなんで、結局これは宮廷ドラマなんでしょう。

韓棟版鹿鼎記 その5

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41~50集

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 50集見終わりました。

 神龍島攻撃から始まって、極寒のロシアに行って、戻ってきて、麗春院で6人と~で、蒙古の王子たちと義兄弟になって~と調子こいてたら、皇帝に天地会のことがばれてしまって、通吃島に逃げて、戻ってきて~~大結局。

 ロシア部分と台湾部分は全く存在しませんでした。
 神龍教に引っ張られていった部分はさすがに一瞬出てきましたが、寒い~とか言ってるうちにすぐに助け出されてしまって、ここが龍脈と財宝のあるところか~でおしまい。ものすごくリアルに寒いところでロケしたのに正味5分あったかなあw

 通吃島も、逃げ込んで陳近南が鄭克爽に殺された話のあと、いきなり場面は変わって子どもが3人生まれていて、名前を付ける話になった。康熙からの迎えが聖詞を持ってくる場面はさすがに飛ばせなかったようだけど、たった一回。それで、ドラマ内時間も1年ぐらいのものですが、所要時間は15分くらいのもんでしょうか。どうもこのドラマ、移動には時間をかけない方針のようです。
 それになんだか、海岸と海の場面がCGもロケもセットも使っているようなんですが、つなぎがうまくないのか、人が浮き上がって見えてるのはいただけない。

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 この後、康熙が韋小宝に自分の忠臣としてだけ生きていくように迫っていく話が続きます。ところが、ロシア遠征も台湾攻めもないもんで、ある日韋小宝一家が消えるという話のきっかけがなくなってしまったんでしょう。
 オリジナルストーリーで、その分を埋めるしかなかったわけですな。
 正直、これが心配だったんですが、案外破綻せずにまとめてました。

 双児が皇太后に護衛として、身近に仕えることになったというのが天地会と皇帝の二股をかけてきた小宝の人生の終焉の始まり。
 皇帝や清朝廷は親の敵と双児が皇帝に襲い掛かり、小宝ともども天牢に押し込められる。
 小宝と双児の二人が首を切られるという話まで、しっかり突っ込んでました。
 今回のこの部分は、今まで見た中でも康熙が小宝に厳しく迫っているように思います。

 それだけに、最後の牧歌的な終り方はちょっと無理な気もしましたが、韋小宝の首を康熙が切ってしまうわけにはいかなかったんでしょう。でも、今回の終わり方だと、小宝は結局康熙の手の中にいることになってしまいますが、いいんでしょうか?

 最後には、二人が決定的に決裂して終わるのではないかと思いましたが、そういうわけでもなかったです。
 決裂の仕方では一番仲良く分かれたのが梁朝偉版、張衛健版が最悪の別れ方と思ってるんですが、それを越すかと思ったんですけどねえ

 最後まで見終わったわけなんですが、最初に思ったよりはずっと面白かったし、登場人物のキャラがどっかのドラマのように根本から変わってしまってるということもなく、安心して見られました。
 最初の何集かは子役を使った方がよかった。いい年をした男性の無理なハイテンションがきつかった。

 女優のキャスティングにはやっぱり首をひねるところもあるけど、韋小宝のキャラは韓棟に向いてました。
 七个老婆は今回はヒロイン1が双児、2が建寧公主、3が阿珂、小郡主で4が方怡、5が曾柔で、蘇荃はゲストてな感じでした。
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 そして、康熙は影薄めでしたなあ。もともと韋小宝がうろつきまわって、康熙は五台山以外には動かないキャラなんで、影薄くなりがちなんですよねえ。

 それにしても、何で出てきた釈小龍?

演員表

角色         演員
韋小宝     韓棟
康熙         魏千翔
阿珂         賈青
双儿         張檬
建寧公主     娄艺潇
蘇荃         張馨予
沐剣屏     呉倩
方怡         趙圓瑗
曾柔         王雅慧
鄭克爽       林江国
陳近南      何中華
韋春花      王琳
太后          米雪
鳌拜          頼水清
海大富      計春華
風際中      閔政
索額图      李慶祥
劉一舟         呉華新
顺治          劉徳凯
呉三桂      馮進高
馮錫范      孟飛
茅十八      晋松
九難師太     王婉娟
職員表
導演: 頼水清 衍成 龍紹基 
編劇: 劉殿潤

王者清風 その2

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13~38集

 
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 なんだか知らんけど、気が付いたら終わってましたわ。

 探案物というわくじゃなかったし、それでいいのかというくらいあっさりと宮廷部分が切り捨てられていたり、主人公チャライし、脚本は相当なご都合展開だったんですが、緩急のテンポが良かったんで一気にクリアしてしまいました。なんだかラノベの歴史もの見てるような気分でした。

 弘暦が即位して、皇帝になっても、彼が漢人の陳世倌の息子ではないのかという疑惑が・・・という話と先祖が隠した財宝はどこだという話と、清王朝は親の仇と弘暦との関係を進展させられない宋田田とのメイン恋愛故事、それと明月閣の手先として弘暦に近づいた李聡児とのサブ恋愛故事が続きます。嫁さん何人でもOKな皇帝だしねえ・・・

 廉親王の策略で雍正が死ぬと、彼らの企みにもかかわらず、あっさりと弘暦が即位。乾隆帝誕生なわけです。

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 この乾隆帝、父皇の跡をしっかり継いでいきますとか言って、絶対権力をもつ支配者の顔も見せながら、一方では自分はこれから玉座に座って、皇帝の演技をしていかなければならないとかもいって、これまで通りに江湖もうろちょろ。

 皇帝とはいえ、内と外で見せる顔が違うのはともかく、この人あまりに分裂しすぎだわ。

 ともかく、反神復明というだけで何を目指しているのかイマイチよくわからなかった明月閣が、閣主の蘇鴻馳ってのが自分は明皇帝の子孫だと言い出したあたりで、話は裏「書剣恩仇録」に。さすがに兄弟とはならんかったがw
 漢人の皇帝になれといわれた弘暦は、何が何でも自分が雍正の息子だという証拠を探してくると朝廷を放り出して天津へ。そこから皇帝がが外をうろちょろしている間に、廉親王が弘昼を操ってあれやこれやの策略をめぐらす。
 武芸の達人葉蒼雲や宋田田たちの力を借りて、これを次々クリアしていくわけです。

 朝廷を何日も何日も空けてていいわけはなく、その間に廉親王たちに玉璽をとられかけたりするのを母の太后が必死になって防いでます。この太后が韓棟版鹿鼎記の小宝母と中の人が同じ。で、あてがいぶちでまったく顧みられていない皇后が于正版笑傲江湖の蘭鳳凰の中の人・・・変な組み合わせw

 追いつめられて弘暦を殺そうとした弘昼が廉親王に殺され、話はいったん一括り。3年後にワープ。

 その間に、李聡児は宮中に入って乾隆の后になっている。
 
 相変わらず、皇位を狙っている廉親王対策に葉蒼雲がスパイとなって懐に潜り込む。けど、毎晩のように皇帝が情報を受け取りに出張ってきていいもんだろうかw

 最終的には、やはり廉親王がラスボス。財宝も見つかって、こっちは大団円。

 うまくいかないのは、どうしても親の仇を忘れられない宋田田との恋愛ですが、こっちもあっという安易な解決がされてました。崖落ちと同じくらい安易だったw

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 何晟銘の弘暦は最近流行のチャライ主人公なんですが、朝廷部分になると結構キレる皇帝ぶりも見せなくもない。だいたい楊過でも小龍女でもないんでチャラくても気にならんw
 でも、皇帝になることが自分の命運だとか言いながら、自覚がなさすぎる。何日も朝廷放り出して、あっちこちうろちょろ。いったい何度飛び道具にさされたり、毒にあたったり、敵につかまったりしたことやらw
 
 それに、君だけが僕の運命の人とかいいながら、ちゃっかり李聡児を后にしているんですよなあ。もちろん、皇帝にはちゃんと皇后と側室たちもいるわけなんで、どうにも恋愛場面が嘘っぽい。

 なんといっても、口のうまさであわやという場面を切り抜ける人なんです。康熙は恩人、雍正は仇、雍正の息子のお前も仇という殺手を「ぼくは康熙が一番かわいがっていた孫」というだけで、寝返らせてしまうとはなんとも爆笑もの。

 けど、このドラマ、雍正・乾隆サイドに対して、悪事を仕掛けてくるのはすべて廉親王の息がかかってる。弘昼なんか、彼がいなかったら、なんもできなかった。
 ということは、最初に「もう許してやったらどうですか?」と雍正に彼を北京に戻らせた弘暦に一連の事件の責任があるんではないでしょうか。
 わかっててやったなら、すごい策士ということになりますねえ。

 このドラマ、やっぱり金庸ネタとかをいくつか知ってたんで楽しさ倍増でした。

 まずは、書剣恩仇録。漢人の皇帝になれと迫られる話ですが、こちらは乾隆サイドから描かれています。結末は当然違うけどw

 次は鹿鼎記。切り分けられた地図を集めて、財宝を探すというのは別に珍しくはないですが。明月閣の青木堂の韋香主ってのが出てきて爆笑。ただし、韋青花って女だったw

 碧血剣からは、阿九のネタもらってました。  

 どうせ他のドラマや小説からネタを借りてくるんなら、下手に「原作」を持ち出すより、独自のドラマを考えたほうがずっといい。大侠でも皇帝でもなんでも好きなようにキャスティングして、好きなように動かせばいいんだ。」そりゃいろいろ言いたいこともあるけど、誰かさんの昼ドラ版神侠侶よりはずっとまとまりもよかったし、気軽に楽しめました。


演員表

何晟銘:愛新覚羅弘暦    乾隆帝,宝親王
蒋夢婕:宋田田      
高 洋:李聡儿      
呂佳容:皇 后      
王 琳:皇太后      
馬文龍:葉蒼雲         大侠
湯鎮業:愛新覚羅胤    雍正帝
李 泰:愛新覚羅弘時     三阿哥
王柏倫:愛新覚羅弘昼    和親王,五阿哥
呉岱融:宋知庸         鹽幇幇主,宋田田之父
湯鎮宗:愛新覚羅允禩     廉親王,康熙帝第八子
曲 波:李尊明          李聡儿の兄
趙楚侖:高 五          大内高手
汪亜朝:高慶喜          弘暦身辺的御前侍衛
洪 悦:慧 珠      
任学海:蘇培盛      
張子晨:蘇鴻馳
劉佳媛:韋青花      

職員表

出品人王大方、陳向容
制作人陳向栄、周超
監制魯旭、許振、武剣、姚偉、栄祖成
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